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つま先立ちの恋(詩)

こんなにきれいな君が僕と付き合うと言ったとき
まわりの人たちはみんな驚いていたね
僕は背も低いし、顔だっていいわけじゃない
高学歴でも、お金持ちでもない
それなのに君は僕と付き合ってくれた
僕の人生でこれほど幸せを感じたことはなかった

それなのに僕は君に別れを告げた。
君に悪いところなんてまったくなかったのに
まわりからは批判されたよ
お前は身の程知らずだと
でも、僕は疲れてしまったんだ
背伸びを続けるのはもう無理だと思ったんだ
いつか転んで、君に迷惑をかけるんじゃないかって
いつも心配していたんだ
君の前では普段の僕にはなれなかったんだ
だから君は悪くない
悪いのはすべて僕のほうだ

君には君にふさわしい人がいる
それが僕ではないことが悔しくて仕方ないけど
僕は身の程をわきまえたんだ

さよなら
そして、ありがとう

僕は君のことを忘れることはないけど
君には僕を忘れて
それこそ身の丈にあった人を探してほしい
僕の願いはそれだけなんだ

ごめんね
そして、ありがとう


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