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森沢明夫『水曜日の手紙』読了

著者の本は『虹の岬の喫茶店』に次いで2作品目。

相変わらず心暖まる物語。著者の顔を見たが、こんな物語を書く人そのものの人柄が滲み溢れている。

夢は見るものではなく叶えるものだというけれど、私は夢は叶えるために行動することだと思っている。夢を叶えた途端にプロとしてのプレッシャーがかかるのは、そのとおりなのだろう。私も小説家になりたいと思ったのは50歳過ぎてからだが、そんなプレッシャーを感じてみたくなった。会社員としてのプレッシャーよりもキツいと思うが、きっとやりがいのあるプレッシャーだろう。

第4章『井村直美の食パン』を読んで、『虹の岬の喫茶店』を読み返したくなったが、とっくにブックオフに売ってしまった。残念。機会があれば再読したい。

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