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片想い(詩)

僕の言葉は君に届く前に
口から出たとたんに地面に落ちてしまった
それらの言葉は行き交う人たちに踏み潰され、破壊され、風に乗って飛んでいった
僕の言葉はいつも迷子になり、破片となって行き場所を失ってしまう

君のいる場所は遠すぎる
心の距離感と実際の距離には大きな差があり、目の前の君に僕の言葉は届かない

君の中に僕は存在しないのか
僕の勇気が足りないだけなのか

僕は今日も君の学校の校門の影で
君が出てくるのを待っている

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