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短歌 エッセイ  上弦の月


     先生に 診ていただいて 幾歳月

      上弦の月が 吾を照らしてる

   せんせいに みていただいて いくとしつき

    じょうげんのつきが あをてらしてる


私の主治医 月丘先生に診て頂いて 五年になろうか

絶望 苦悩 混乱 不信 憎悪 追憶 郷愁 慕情 再起

惻隠の情に満ち溢れ 時には叱責して下さる

月丘先生だからこそ 私は信頼できるのだ

私の夢を 応援して下さり

また 私の苦労(セクハラ等 異性から粘着され続けている)をも

充分 理解してくださり

貴女は 決して 悪くない と

自責になりそうになると 先生に問う

私から 異性に 近づいてないです

私の 何を 糺せば いいのかわからない

貴女は 何も悪くない

月丘先生は 今日も肯定 してくれた

帰り道 空を 見上げた

そこには 上弦の月が 

冷気の中で 私を照らす

先生は 太陽であり 

夜には月となって

照らしてくれる

不安な 私を

生きる






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