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「健康にいい」「体にいい」本物の塩の選び方とは?

塩の選び方は、本当に難しいですよね。

 近年、スーパーでは、たくさんの種類の塩が陳列されるようになりました。ネットショップを見ても、たくさんの種類の塩が販売されています。

 これだけたくさんの塩があると・・・

 「一体、どの塩を選んだらよいのだろう?」

 と悩まれる方も多いでしょう。

 実は、ひとことで「塩」と言っても中身は千差万別で、身体にいい塩がある一方で、身体に悪い塩もあるので注意が必要です。

 塩は毎日摂取するものだからこそ「どうせなら身体にいい塩を選びたい!」と思う人が多いはずです。身体にいい塩を摂取することで、身体が整い、肉体波動を上げていくことができます。

 そこで今回は、

 ・身体にいい塩

・健康にいい塩

・安心安全な本物の塩

 という条件における“塩の選び方”を7つのポイントで詳しく解説します。さらに、その条件に合う塩を厳選してご紹介します。

食品表示ラベル「原材料」「工程」を見て判断すること

 塩を含め、食品のパッケージの裏面には「食品表示ラベル」が添付されています。

 食品表示ラベルとは、名前の通り「食品を販売する際に、表示が義務付けられているラベル」のこと。消費者が正しい判断ができることを目的に掲載されています。

 塩の食品表示ラベルにもたくさんの情報が記載されていますが、見て欲しいポイントは製造方法の「原材料名」「工程」の2点です。

 「原材料名」「工程」には次のようなことが書かれており、これを見れば、どんな原材料でどのように作られたのかを知ることができるのです。

 原材料名

海水、海塩、岩塩、湖塩、天日塩など

 工程

イオン膜、逆浸透膜、溶解、天日、平釜、立釜、乾燥、粉砕、焼成、混合、洗浄、採掘など

 例えば、オススメしている塩の一つ、天日海塩750(5章で詳しく説明)であれば、オーストラリアの天日塩を原材料とし、細かく粉砕し、乾燥させて仕上げたことが分かります。

 ラベルだけではザックリした情報なので、あとはメーカーのホームページ等の情報で補完しながら精査していきます。

 このように食品表示ラベルの「原材料」「工程」をチェックすることが、塩選びの基本中の基本となります。「原材料」「工程」から分かる塩の種類や特徴について、次ページでより詳しく解説しています。

「海水」「天日塩」が一番にオススメできる塩

 先に結論を言ってしまうと、

 ・身体にいい塩

・健康にいい塩

・安心安全な本物の塩

 という条件であれば「海水」を原材料とする「天日塩」がベストな選択だと考えています。

 天日海塩の製造工程は、太陽や風といった自然エネルギーを利用し、海水の水分を蒸発させることで濃縮し結晶化する方法です。

 なぜ、「海水」を原材料とする「天日塩」が良いのか?

 4つのトピックで具体的に解説していきます。

 ①海は生命の母~海水と体液・血液の組成はとても似ている

海は「生命の母」と呼ばれています。初めて海で生まれた生命は、単細胞生物から多細胞生物、脊椎動物、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類へと進化を遂げてきました。

 私たちの祖先は海で生まれたのです。海は生命の母であり、私たちの母とも言えます。

 そして、生命が進化の過程において海から陸に上がるとき、海水と同じ成分を体内に持ち込みました。それが血液や体液です。血液と海水の成分はほぼ一緒であり、体液のミネラル組成も海水とほとんど同じといわれています。

 このような事実から、私たちの健康維持のために、「海水」を原材料とした塩を摂取することは、とても自然で理にかなったことだと言えるでしょう。

 ②天日塩には海水の成分がたくさん含まれている!

海水にはどのような成分が含まれているかご存じでしょうか?

 海水の塩分濃度は約3.4%なので、96.6%の水に3.4%の「塩」が溶けていることになります。

 この場合の「塩」は塩化ナトリウムだけではありません。様々な成分が含まれています。

 それらはすべて無機質(=ミネラル)で、その内訳は、塩化ナトリウムが全体のおよそ4分の3。

 残り4分の1の中に「塩化マグネシウム」「硫酸マグネシウム」「硫酸カルシウム」「塩化カリウム」、そして「その他0.3%」にも数十種類ものミネラルが含まれています。

 実に、海水全体で100種類近くものミネラルが溶け込んでいるのです。

 自然エネルギーのパワーで生み出された天日塩には、さすがに100種類とまではいきませんが、70種類くらいのミネラルを含むことが各社の成分分析で示されています。

 海のミネラル成分が、より数多く含まれるのが天日(海)塩なのです。

 ③非加熱の生の塩だからいい

お塩ちゃんこと笹谷達朗氏いわく、自然のパワーで長い時間をかけて結晶化した塩は、水に戻したときにふわっと離れていくそうです。

 ナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)が優しく結びついているので、離れるのもスムーズなのだそうです。つまり、身体に優しいのです。

 一方、熱を加えて結晶化した塩は、火の力で強く結びつきます。岩塩は強い圧力でガチガチに結びつきます。つまり、身体に入れたときに負担がかかるということ。

また、加熱することに関して・・・

 海水を一度沸騰させたらどうなるか?

 「生きている海水」が、「死んだ海水」になってしまうのです。味も一変しています。「死んだ海水」から出来た塩は、「死んだ塩」になってしまっています。大海のパワーも、同然、なくなってしまうのです。参考:50goen.com

 だからこそ、笹谷達朗氏は「いかに火を使わないかが大切」と述べています。

 “天日塩=非加熱の生の塩”は身体に優しい生きた塩なのです。

 ④ゆっくり熟成→不要なニガリ成分が抜けている

他の製法と違い、天日塩はとても長い時間をかけて作られています。自然の力で塩が結晶化した後も、しばらく野ざらしにされます。

 すると、自然の力で風化していく。

塩化ナトリウムの周りにあるニガリ成分が落ちていくのです。

 海の水は美味しくありませんよね?

 薄めて塩分濃度を下げても、とても飲めたものではありません。それは、マグネシウムやカリウムなどのいわゆる「ニガリ成分」を多く含んでいるからです。

 ニガリ成分は味覚的には「苦味やえぐみ」です。身体にも良くないことが指摘されています。ニガリがほどよく抜けることで、カドが取れたまろやかで美味しいお塩、さらには健康的なお塩になるのです。

 塩の収穫後、そのニガリを落とすことを、日本では昔から「枯らす(枯らし)」と称していました。昔の日本人は、ニガリの害を知っていたのです。ニガリを抜くことはとても大切な工程であり、天日塩では自然とその工程を行えるのですね。

 このような理由から、健康的で身体に良いという条件ならば「海水」を原材料とする「天日塩」がベストな選択だと考えています。

内容については、あくまでもわたしの見解ですので、あなたの見解と異なる内容があった場合は、そういう見解もあるのだな。とスルーいただけましたら幸いです。
 
また、今回の内容は、いまの見解ですので、新たな知識習得や体験などで変わることもあるかと思います。その点を考慮の上、ご参考ください。

詳しくは書籍販売しています。よければ、こちらでもどうぞ。

本書では、「健康にいい」「安全で安心」「体にいい」という条件を満たしつつ、口コミや評判の良い塩をおすすめランキングとしてまとめました。
 
わたしが専門家の声を参考にリサーチにリサーチを重ね、自信をもって紹介できる塩のみを厳選しています。お体の健康のために、ぜひご使用いただけたら幸いです。


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