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在宅受講がめっちゃ快適な話


 コロナウイルスの蔓延に伴い、僕の通う大学でも、4月下旬からStreamなどを用いた、在宅による授業の受講が行われています。
 学生は、大学から配布されているアカウントを用いて、各々が持つパソコンからStreamなどに接続し、授業を受けたりゼミ発表を行ったりします。配布資料は、学内専用サイトに繋いで、そこからダウンロードします。

 今、世の中では、「コロナ疲れ」と言って、ずっと家にいなければならず閉塞感から鬱になったり、友人に会えず孤独感を感じたりする人が増えているようです。そんな中、僕はというと、超ウルトラ快適な生活を送っています。今まで感じていた、集団授業ではどうしてもつきまとう困り感が解消されたのです。
 今回の記事では、在宅受講になってよかった点について、語っていきたいと思います。

 ※免責事項※
本記事は、僕がASDを抱えており、そこからくる「授業内での困り感」のうち、在宅受講にて解消されたものを紹介しております。
当方の学校では、Zoomによる生放送の授業ではなく、Streamによる映像配信を採用しています。また、家庭環境によっては差が出てくるかと思います。何卒ご了承ください。

1. 周囲に人がいない

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 集団授業では、どうしても、人がいっぱいいることからくる刺激やストレスがたくさんあります。例えば……

・授業中・休み時間問わず、周りの人のしゃべり声
・筆記あるいはパソコンでノートテイクをしているときの音
・音量を大きめに設定しているスピーカーの音
・ぎゅうぎゅうに席を詰めたときの閉塞感や、人間がひしめきあっている姿からくる集合物に対する恐怖
・周りの人の香水の匂いや体臭
・(授業時パソコンがほぼ必須だったため)複数人が一斉に繋ぐため不安定になるネット環境
・授業スライドが他人の頭に隠れて見えない

 しかし、在宅受講を行えば、これらのストレスは(ほぼ)解消されます。たとえ、周りから音が聞こえたとしても、同居している家族が出す、家事などで出てきてしまう音だけで、人数にしても教室の50人とかに比べれば微々たるものです。

 常日頃から親やきょうだいが怒鳴り散らす、物を投げる、大きな音が出る楽器を弾いているなどで大きな音が出るわけでなければ、このメリットは非常に大きいのではないでしょうか。


2. 環境を自分に最適なように整えられる

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 ほぼ1.に関連してきます。

 皆さんは、例えば「照明が眩しい」「外から漏れる太陽の光が眩しいが、こちらから要望を出しても先生がカーテンを閉めてくれない」「スピーカーの音が大きく、授業に集中できない」などのような体験をしたことがありませんか?
 これが自室であれば、自分の最適な状態に調節できるわけです。最高。


3. 巻き戻して聞き返せる上、スクリプトがつけられる

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 「ここテストに出るぞ~。しっかり復習しておけよ~」

 この一言でハッと目が覚めること、ありませんか?急いで黒板を見直しても、先生の板書が汚くて読めなかったり、あるいはもうすでに消されていて確認ができないことも……

 しかし、映像による授業であれば、巻き戻して動画を見直すことができます!なんと素晴らしい!

……ここまでは、よくある話です。

 一方で、学生の中には、
・聞いただけで意味がわからない(意味が多数ある/普段話し言葉で使わない)単語が出てきただけで、文脈が理解できなくなる
・聞いた話を脳内で図や絵に変換してインプットするため、図式化などが追い付かないと理解できない(視覚優位性)
・教員の滑舌に問題はないのに、喋っている内容が突然ちゃんと聞こえなくなって、意味がわからなくなる(「おはようございます」→「おは●×▼ご$%ます」のように、文の途中だけなぜかうまく聞き取れない)
・喋っている途中に、カーテンを閉める音など、遮る音が少しでも入ると、喋っている内容が聞こえなくなる
という人もいます。
 はい、僕です。

 このように、聴覚機能に問題はなくとも、聴覚における脳の処理がどうしても追いつかない人は、映像授業では何度も聞き返したり、スクリプトを見直すことで補完したりすることができます。

 もちろん、聴覚障害を抱えている方で、普段からチューターに先生の話をPCで代筆してもらい、それを読んでいる方はいらっしゃいます。ただ、そこまでは必要としていないが、どうにも人の話は聞き取りづらい、という人には、最適なのではないでしょうか。


4. 疲れたら途中で止められる

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 授業中、眠くなってしまうことはありませんか?
 興味の範疇からそれた、長くて退屈な話をされていると、ついつい眠くなってしまうものです。脳が疲れているのでしょう。

 こういうとき、映像授業でしたら途中で止めることができます。そうすると、脳がしっかり覚醒した状態で、しっかり授業を受けられます。


5. 好きな格好・姿勢で受けられる

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 普段、学校では席に座って受けるのが基本です。
 しかし、中には教科書を並べたら隣の席の領域を侵犯していた!なんて人もいるのではないでしょうか。また、学校の椅子の座り心地がどうにも気に入らない、という人もいるでしょう。

 在宅受講なら、自分に馴染んだ椅子に座ってゆっくり受けられます。
 さらに、ベッドの上で授業を聞いている、なんて人もいるでしょう。学校じゃできませんよね。
 リラックスした体勢で授業を受けたい、という人には最適なんじゃないでしょうか。

 ちなみに僕は、学校の椅子がちょっと高くて足が浮いてたので、家の椅子が心地いいです。


まとめ

 今回の記事では、僕が感じた「オンライン受講最高!」な点を挙げさせていただきました。まとめもくそもないですね()
 僕がこうした記事を書けるのは、先生方が不慣れなソフトを使って、必死で講義用動画を作ってくださるからです。ありがとうございます。

 ただ、映像授業が受けられるのは、コロナウイルスが落ち着くまで。また、それまでできなかった実習なども、落ち着いたら始まるわけです。
 リモート授業に慣れてしまったら、学校に行って授業を受けることがちゃんとできる気がしません。集団授業が僕にとって案外ストレスまみれだったことを、今こうして感じてしまったから……

使用した素材:
Unsplash
PAKUTASO
girlydrop

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