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社会

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2020年9月の記事一覧

それ、わかる!という言葉の表と裏

それ、わかる!とそう言いながら、意外に私たちは、何もわかってない。わかる、わかる!あなたの言っているその事に共感する!って口では言っておきながら、心の中では意外に、何の共感もしていない。 私たちの使う言葉って、本当に浅はか。 本当は何もわからないし、何も共感なんてしてないけれど、口から出る言葉はホント適当。自分の思いと、言葉が全く一致していない。本当は何もわかってなどいない。何も共感など出来ない。でも、相手と言葉をすり合わせる様に、そうしないと不安でいられないから、一生懸

牛と同じ運命をたどる私たち(同じものを与えられ、同じものを享受する人間の末路)。

人間によって、支配され、管理されている牛は、早々に子供を産まされて、そして、それによって出始めた乳を出なくなるまで、人間に搾取される。その乳は、子供の為ではなく、人間の為に絞り取られる。 もうこれ以上ないという所まで、乳を搾り取られた後は、もうその母親牛には、何の用もなくなる。そうなると、人間は、その母親の牛を食用にするために殺す。 こうした悲劇を何も知らずに、私たちは、毎日毎日、肉だ!肉だ!といって肉を食べている訳だけれど、別にそれがいけないという訳ではないけれど、こう

有限なる世界のその先に広がるは、永遠で無限なる世界。その世界の中にこそ生きる事の本質がある。

右を見ても、左を見ても、皆自分ってものを作るのに必死だ。 何とかして、私というものを作ろうと必死だ。私を何とかして形作らないと、どうにかなってしまうかのように、皆必死で、私というものを形成する。 人間というのは、私という全体から独立したものが欲しくて仕方がないらしい。全体の中から、抜け出て、独自の存在になりたい。だから、皆必死になって毎日毎日私を形成する事に命を懸けている。 皆、この全体という世界の中から出て、私という独自性を獲得した気になっているけれど、それは言ってみ

子供の脳は疲弊している

小さい子供の脳というのは、まだ未発達。だからこそ、少しの刺激ですぐに子供は疲れてしまう。大人の様に脳がまだ出来ていないから、とにかく色々な刺激に対して、幼い子供の脳というのは、疲弊している。 その疲れが目に見えないものだし、大人の脳と、幼い子供の脳の発達にどれだけの違いがあるのか?も私たちはこの目で見る事は出来ない。だから、子供を大人と同じような刺激に平気で晒したりする。 子供の脳に、大人と同じ刺激を与えれば、子供の脳はそれを私たち大人よりもより強い刺激として、それらを受

皆がしているから自分も!の危うさ(私たちは全体に飲み込まれている)

何の為に、~するのか?どうして自分は~をしようと思うのか?それを私たちは、意外に何も考えずに、その場の空気というものに流されて、ただ何となく周りがしていいるからといった理由でする。 皆がしているからとか、世間一般の考えがそうだからとか、そう言った流れだから、ただそれに従うまでで、私たちは、特に何も考える必要がないと思ったらそれは大きな間違いだ。 自分で何も考えずに、ただ自分の周りにある環境に流されて生きて行ってしまえば、その中で自分が光るという事はまずない。 ただ何とな

何でもかんでも思い通りになる世界がもたらす弊害

ゲームがいけないとは言わないが、私たちがしているゲームは、意外にも私たちに大きな弊害をもたらしていたりする。 ゲームの中では、何でもかんでも自由にその全てをカスタマイズする事が出来る。自分の好きなものが選べる。その時の気分で、自分が嫌だと思えば、その設定の全てをいとも簡単に変更する事が出来る。 私たちは、このゲーム内の在り方にすっかりとなれてしまっている気がする。だから、少しでも、気に入らないものがあり、それを自分で自由に変更できなかったりすると、すぐにそれが気に入らなく