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#教育

シンデレラ  私たちは完璧なものに嫉妬する生き物

これがよくない、あれが良くないと言って、私たちは他人を批判してその人を潰そうとする。その人から、その人らしさを奪おうとする。 これが良い。あれが良い!といってその相手を肯定し、その人を潰すのではなく活かそうとする人が本当に少ない。 あれは駄目、これは駄目、直しなさい!形を変えなさい!とそういう人はたくさんいる。でも、何も直す必要なんかない!そのままでいい!とそう言ってくれる人は少ない。 何故、私たちはありのままを否定され、変更を余技なくされるのだろうか?私たちは完璧な姿

親の為に子は笑い、そして自分を失う

親の為に私たちは笑う。特に何もおかしくもない事でも、愛想よく笑顔を振りまく。 何も嬉しくない。何も楽しくもない。でも、一生懸命笑って、面白いという振りをする。何故、そんな事をするのか?と言われれば、親がそうした事を私たちに強要するからだ。 自分のしたことを認めて欲しい親は、いちいち自分のしたことに対して私たちから、ポジティブな反応をもらおうとする。 何も面白くないし、楽しくもない。でも、それが自分の親が計画、発案した事である場合、その全てに私たちはポジティブな反応を求め

無気力の正体

ねえ見て!!という自分に何の反応も示してくれない親。 ねえ聞いて!!という自分に何も耳を傾けてくれない親。 そんな親の元にずっとあると、だんだんと生きているという事がしんどくなっていく。ここに自分は在るけれど、その自分が誰にも認識されない。 これ程に苦しい事はない。ねえ見て!といったときに自分に関心を以って見てくれなければ、子供は当然親に対して、この人は自分に何の興味もないんだ!とそう思う。 ねえ聞いて!といったときに、その話をじっくりと聞いてくれなければやはり、子供

親という安全基地

子供を観察しているととても面白い事がわかる。 子供がまず一番最初に親に対して求める事は、自分という存在を見てもらう事。毎日忙しい親に向かって、子供はこういう。 ねえ、見て!!自分がした事をとにかく見て欲しいのだ。 子供は何があっても自分を一番に見て欲しいし、親の関心を一番に引きたい。自分の親を誰にも渡したくない。 子供はすごくストレート。ねえ、見て!!私を、僕を見て!とそうせがむ。 親が何か他の事をしていようものなら、子供は、全力で親の関心を自分に向けようと色々な事