銭湯の話
私の住んでいる町にはいくつか銭湯がある。
いわゆる町の銭湯は年々減ってきている。
最盛期で2000軒以上あった都内の銭湯は、今では450軒ほど。
そんな中、また閉店する知らせを聞いた。
しかもそれは、私の行きつけの銭湯だった。
つい先日もいつものようにお風呂に入った。
小さくてニコニコしたおばさんがいつも番台にいて、ちょっとした世間話をする。
仕事が立て込んで体が悲鳴をあげていても、
大きい風呂に浸かればスーッと気持ちが落ち着くものだ。
何があったんだろう。
おばさんが体調を崩したのか。
設備の故障か。
何にしても、このままではいられない。
ご挨拶に伺おう。
長い間、この町の人々ために
熱い気持ちの良い湯を沸かし続けてくださったのだから。
ありがとう。
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