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組み合わせ力を鍛えよう

こんにちは,HARuです。今日は「知識の獲得は広く浅く,一点だけ深くを目指そう」というお話し。

以前にもこんな話をした気もするのですが,別の視点も絡めつつ,改めてお話しさせてください。

少し話がそれますが,最近たくさんの「スキ」をいただけるようになりました。本当にありがとうございます🙇‍♂️
「スキ」をいただけると,やはりモチベーションが上がりますね!
個人の発信ではありますが,皆様のお役に立てるようこれからも引き続き情報発信を続けていきます。
今後もよろしくお願いします。

さて,それでは,今日の話題にいってみましょう!

ゼネラリストとスペシャリスト

さて,いきなりですが,「ゼネラリスト」と「スペシャリスト」という言葉をご存知ですか?
Google先生によると
ゼネラリスト「広い範囲の知識や能力を持つ人」
スペシャリスト「特定分野の専門家」
という意味だそうです。
なんでもできる人か一点突破の人かというイメージですね。
今までの日本で求められた人材は間違いなく「ゼネラリスト」です。
学校教育も,ある一定以上の能力の育成,全員が均一にできるように
というねらいのもとで行われてきました。
しかし,その学校教育も変革の時を迎えています。
もちろん,今までの学習スタイルをガラッと変える教師ばかりではありませんが,それでも,このままではマズいと感じ,自ら学び授業改善に取り組んでいる教師も多くおります。
私自身も今後の社会においては,スペシャリストが求められるのだと考えていました。
しかし,実はゼネラリストでもスペシャリストでも,今後の社会を生き抜く上ではまだ甘いのです。

VUCA(ブーカ)という時代

VUCAという言葉を聞いたことがありますか?
VUCAとは


Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)

それぞれの頭文字をとった言葉で,社会やビジネスにおいて未来予測が難しくなる状況のことを意味しています。
簡単にいうと,今後未来はありとあらゆるものが複雑に絡み合い,将来の予測が困難になるのです。


今までの常識や正解がそうではなくなる時代に突入したということです。
教育界でも少しずつ今までの常識の変化は起きてきています。
例えば,
「運動中は水を飲んではいけない」などは代表格でしょう。
今では運動中に水分補給をしないことなど絶対にあり得ません。
しかし,教育界の変化は時間がかかり,ゆっくり穏やかなものです。
そのスピードの変化では時代に取り残されてしまします。(現在も時代に取り残されている感は大いにありますが😅)

これから育成すべき人材

では,これから私たちが育てる人材はどのような人材なのでしょうか。
今までの教育で行ってきたような
画一的で均一的な人材?
専門分野に特化したスペシャリスト?
どんなことでもある一定以上の成果を出せるゼネラリスト?

どれも違います!

これから育成すべき人材は

組み合わせ力を持った人材

です

組み合わせ力って何?とお思いですよね。すみません,私が勝手に言っているだけです💦

少しだけ,組み合わせ力についてお話しさせてください。
今,急速にテクノロジーが発展しています。もう私たちの信じられないスピードで。例えば,10年前。誰がこんなにスマホを持ち歩く未来を予想できたでしょうか。4Gが5Gになるのにかかった時間も約10年。次の10年では6Gになると言われています。さらに,ネットショッピングの流通。誰しも購入する商品を手に取り自ら確かめて購入していた時代から,他社のレビューをもとに商品を購入する時代に大きく変化しています。
たった10年。10年間で社会はこんなにも大きな変化をしているのです。
時代や社会の流れに生きていると気づかないことですが,少し離れた視点で見てみると大きな変化の10年だったと私は感じています。
この速度は間違いなく今後,加速度的に伸びていくことでしょう。

そんな中で,教育に携わる私たちが出来ることは,時代や社会の変化に対応できる人材の育成です。
今後広がりを見せるであろう,AIやビッグデータを有効に活用するための人材を育成していく必要があります。
今までの人材育成では,時代の変化に間に合わないのです。

教育も私たち教師や大人が

教え導くから子どもが自ら学ぶことへ変化

しなければなりません。そこで,私が考えているのが,「組み合わせ力の高い人材の育成」なのです。

AIと共存しより良い社会を築くために

社会に生きる上で,
それぞれが得意なことを活かす
これは欠かせません。それは人間同士にだけ当てはまることではなく,AIとの共存においても同じことが言えると私は考えます。
AIが得意なことは大量のデータの扱いや検索です。しかし,一方で新しく何かを生み出すことは苦手です。
そこで登場するのがヒトです。


既存の知識と知識を組み合わせて新しい何かを創造する

これがこれからの社会を生きていく子どもたちに求められる能力だと信じています。今までのイノベーションと言われるものも,この力を持った人たちによって生み出されてきたはずです。これだけ広まったスマホも電話とPCを組み合わせて作りあげられました。何と何を組み合わせれば,どんなものが作れるか,そしてそれが社会にどんな影響を与えるか,そんなことを自分で考え,行動できる子どもたちを育てたいと思っています。

そのためには

知識は広く浅く,一分野だけすごく深く

が求められると思っています。だからこその義務教育で,だからこその9教科を学ぶのではないかと。
私自身,学生時代,
なぜ社会に出て使わない教科を学ばなければいけないのか
と考えてばかりでした。その答えにやっと辿り着いた気がします。


今,自分が想像する未来では活用しない知識も,これから訪れる人生において活用する場面がくるかもしれない。さらに言えば,基礎的基本的な知識を知らなかったが故にチャンスを逃すことが大いにあるかもしれない。

その千載一遇のチャンスを掴むために,現在の学校における義務教育はあるのではないかと考えています。

学問は自由度を広げるためにすると言われることもありますが,やっと最近になって,自分自身の学んだことを組み合わせられるようになってきました💧
といっても,まだまだ未熟者なので,もっともっと多くを学び,少しでも子どもたちに還元していきたいと思っています。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。

それではまた😊

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