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学校現場はギリギリ…アウト

こんにちは,HARuです。今日はコロナ禍における学校現場について。

※今回の内容は個人の意見です。私はコロナに関して専門家でも何でもありません。お読みいただく際は,一個人としてこんな風に考える人がいるんだなぁ程度でお読みくださいませ🙇‍♂️


学校の現状

これは恐らく,どの学校現場でも同じでしょうが,学校はマンパワーが足りません。どれくらい足りないかというと,有給休暇の消化率は毎年20%程度。それも長期休業中に少し多めに取れるくらいで,子どもたちが学校に来ている間はほとんど休みを取得できない状況です。なぜなら,個人一人当たりの負担が大きいから。皆さんも担任の先生がいたと思います。小学校では担任が休むと授業が進みません。さらに,担任の代わりとして学級に入る教師ですら足りないことがあります。(教務主任や教頭など普段子どもたちとあまり関わることのない人たちが担任業務を代わることもあります)中学校でも教科の専門なので,授業は進まず,状況によっては小学校と同じように担任に入れる教師の数がギリギリということもザラです。そんな状況の中,起きた「コロナウィルス感染症拡大」学校現場は大混乱でした。全国一斉休校や子どもたちが触れる可能性のある場所の消毒,清掃,換気の方法など様々な可能性を考慮しながら,現状ベストと思われる対策を打ってきました。

消毒作業

子どもたちが触れると思われる場所は全て消毒です。休校明け,分散登校というものが始まりました。学級の子どもたちを1/2や1/3に分けて時間差で登校させるというものです。最初の子どもたちが帰宅し,次の子どもたちが登校する前の間に,子どもたちが触れたであろう場所,触れるであろう場所は全て教員が消毒を行います。さらに全生徒が帰宅してからまた消毒です。現在は通常登校ですが,朝や清掃の時間の消毒作業は当然のように続けられています。中学校ならば子どもたちの手を借りることもできますが,小学校では厳しいところもあり,先生方の手によって消毒作業が続けられています。

真冬の換気

当然,換気も必要になります。コロナ禍以前も,休み時間には窓を開け換気をしていました。しかし,今は常に窓が開いている状況です。ただでさえ,空気がよく循環する学校という空間で,廊下も教室も窓が開いています。私の自治体は雪の多い地域でも無いですし,窓を開けていられないほど寒い地域でもありません。しかし,真冬に窓が開いているというのはそれだけで寒い。寒いので教室はエアコンをかけながら,子どもたちは防寒着を着ながら授業を受けています。確かに,30人以上が狭い空間で過ごしているため,換気は大切ですし,必要不可欠だと思います。しかし,もう少しどうにかできないのかなとは思っています。換気システムを導入するでもなく,エアコンを併用しながらの窓を開けての換気は,環境にも悪いですし,何より,この環境で子どもたちに学びを強いるということはかなり負担をかけているのではないでしょうか。

陰性証明が必要な大会

ある大会では,参加生徒,引率教員全員が簡易検査キットを活用し,陰性証明をしてから大会に参加するようにとの通達がありました。実際に私もやってみました。大丈夫だろうと思いつつやっては見るのですが,やはりドキドキ感は拭えず。結果は,無事,陰性でした。

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※見辛いのですが,Cのところに薄く黒い(グレー?)線が入っています。この線のみ表示されれば陰性とのことでした。

実際にこの検査をした後で思ったのが,「ここまでしてやる意義のある大会なのだろうか」ということです。もし陽性反応が出た場合,大会を中止にするのか,その学校のみ不参加とするのか…。今まで子どもたちが努力し,その大会に向けて注力してきたことはよく理解しています。それでも,ここまでの労力をかけてまで実施すべき大会は無いと私は思います。結果として,大会は無事に開催され,子どもたちも今までの練習の成果を存分に発揮してくれました。子どもたちはこのような大変な状況で,かつ情勢の変わりやすい中,本当によく頑張ってくれていると思います。

感染拡大の状況

現在(2022-1-25)学校ではクラスターが発生しているところが多くあります。個人的な感想としては,「今までよくクラスターが発生しなかったな」と思います。子どもたち,保護者,地域の方,先生方の努力の賜物です。これは本当にそう思います。特に子どもたちは真冬の寒くて冷たい水で毎日手を洗い,マスクをし,自分たちが感染を広げないようにと必死でした。この状況では誰も責めることはできません。もちろん,感染した方々も感染拡大防止に努めていらっしゃったはずです。誰も病気にかかりたくてかかる人はいないでしょう。現在,学級閉鎖が相次いでいます。結果,教員の人数も不足しています。一人の先生が2クラスの担任をするしかない状況もあるのです。

最前線の現場

さらに,学級閉鎖ではないけれど,欠席の多いクラスもあります。欠席しているこの中には,家族が感染し,濃厚接触者と認定された子や家族が濃厚接触者か不明なため欠席しているという子もいます。(ここでは欠席と表記していますが,多くの学校では「出席停止」扱いで欠席日数にはカウントされない場合が多いと思います)そんな中,担任や子どもたちは一つの閉鎖された教室で(もちろん換気はしていますが)生活せざるを得ない状況なのです。子どもたちも,先生方もコロナに罹患する危険性と隣り合わせの状況で学校が運営されているのです。学校が休校になることで,保護者の方の負担が増えてしまうことも理解できます。子どもたちだけで家に置いておくわけにはいかないという場合も多くあることでしょう。しかし,それでも現状の学校現場は子どもたちが生活するには,あまりにも危険ではないでしょうか。もちろん,先生方は最大限に感染症予防を行います。いわゆる保健室の先生(養護教諭)等が中心となり各校で対策が練られ,実行されているはずです。しかし,マンパワーも不足し,手段も限られている学校現場でやれることは限られていることが現状です。

学校現場の見直しを

だからこそ,子どもたちが安心安全に生活できるように,保護者の方が子どもを預けられるような場に変えていかなければいけないと強く思っています。もちろん,コロナ禍に限った話ではありませんが。

現在の学校現場の現状を知っていただきたく,本記事を作成しました。おそらく全国の学校で似たような状況に陥っているのではないでしょうか。個人的には,感染症予防のために,中学校における部活動の休止や学校の休校も視野に入れて動き始める段階であると思っています。とはいえ,私自身に決定権はありません。私は私が出来ることを精一杯しながら子どもたちが安心安全に過ごせる場を作っていこうと思います。


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