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学級経営自己評価と今からできること(続々)

こんにちは,HARuです。今日は「学級経営が終わりそうな今からできることについて」のお話。

いや,もう本当にただただ申し訳ありません。
こんなに続くとは,というか長くなるとは思ってもみませんでした😅
最近キーボードを変えて,使い慣れて来たので,多分,打つのが楽しいのでしょうね。
学期末にめちゃくちゃ苦労していた所見ですら,あっという間に書き終えることができました。
※購入したキーボードと所見の書き方についてはまた別記事で💦

さて,話は戻りますが,今回は「学級経営自己評価と今からできること」の第3回です。
前回までの記事はこちら↓

1回目は客観的な自己評価について,Hyper Q-Uテストのご紹介が主に。
2回目は私個人の教員経験から,こんな学級が作れたら嬉しいよねというお話。

というわけで,前置きが長くなりましたが,第3回は
「もう年度末だけど,今からできることってあるの?!」
「少しでも子どもたちが私が担任で良かったと思って,次のステージに進んでほしい」
「今年度は何とか頑張るけど,来年度以降担任をやっていく自信がない」

という方向けのお話となります。一応,今回で完結です😭
私が考える「今からでもこれをやれば少しは子どもたちが気持ちよく次のステージにいってくれるのでは?」と思う手法を5つご紹介します。
学級経営がうまくいっていない方向けに書いておりますが,そうでない方にも十分参考にしていただけると思います。お時間がありましたら,お読みいただけると幸いです。

では,いってみましょう!


学級改善のために今から出来ること① 
常に笑顔でいること

では,まず一番大切だと思うことからお伝えします。
それは

常に笑顔でいること

この一点に尽きます。教師も人間ですから,日々の生活中で色々なことが起こります。朝,夫婦喧嘩をした,通勤中渋滞にハマってイライラした,管理職からミスを強く叱責されたなどなど。生活をしていれば,楽しいことばかりではないでしょう。(一応,念の為。私個人の例ではありません笑。今のところ教職という仕事は楽しくやらせていただいております😊)
しかし,それでも子どもたちの前に立ったら笑顔を絶やしてはいけません。

想像してみてください。あなたの上司が明らかにイライラしている雰囲気をただよわせています。あなたは,話しかけたいですか?
私ならごめんです。正直,怒りが収まるまでそっとしておこうと思うか,彼方から話しかけられるまで待とうと思います。
子どもたちは大人以上にそういう教師の雰囲気を敏感に感じとります。
常に笑顔でいることは並大抵のことではありませんが,必ず心がけるべきことです。少なくともあなたが,残りの学級生活を少しでも子どもたちにとって良いものにしようという気があるのならば(ここまで読んでくださっている時点で,間違いなく強い思いをお持ちだとお察ししますが)笑顔を心がけてください。

ちなみに,楽しくもないのに笑顔なんて無理だよ!という方へ
人は笑顔でいるから幸せになれるのだそうです。人間の脳は意外と簡単に騙せるようで,楽しい=笑顔,笑顔=楽しいの式が成り立つため,笑顔になるだけでポジティブな気分になれるという研究もあるようです。

騙されたと思って,ものは試し。
ぜひ明日から「常に笑顔」を心がけて過ごしてみてください😄

学級改善のために今から出来ること②
些細なことでも「ありがとう」を伝えること

続いて2つ目です。それは「感謝の思いを伝えること」
あなたは,学級の子どもたちに「ありがとう」を伝えていますか?

もし,ドキッとしたのならば,今すぐにでもやってください。
どんな小さなことでも構いません。
先生が頼んだことをやってくれた,換気のために窓を開けてくれた,係の仕事をしてくれたなど些細なことを見つけて,感謝の意を表すのです!

これは言霊的発想でもあり,よく占い師さんたちもおっしゃいますが,
「ありがとう」という言葉にはプラスの強い力があるとのことです。
私自身もそれは,感じています。常に「ありがとう」を伝えることを意識しています。
正直,最初は自分で言うぞ!と決めて常に言っていなければ,なかなか言い始めることができません。「ありがとう」を習慣にできるようにどんな時でも,「言う」と決めて,子どもたちに感謝の思いを伝えてください。

学級改善のために今から出来ること③
間違えたことを素直に認めること

3つ目は,「ごめんなさい」です。
先ほどのありがとうは子どもの行為に対してですが,今回は先生の行為に対してです。
もちろん,自分の全てを謝りましょうということではありません。
担任になってごめんなさい,うまく学級経営できなくてごめんなさいと言った類のことを言う必要は全くありません。
あなたはあなたなりの全身全霊で,あなたの今の力で学級経営をしたのです。
そして,任命したのは校長です。任命権者にも大きな責任があります。

そんなことよりも,もっと単純なことです。
自分が子どもたちに対して失敗したな,やらかしてしまったなと思うことを
きちんと「ごめんなさい」と言ってください。

自分のミスや間違いは認めたく無いものです。誰しも。
ですが,そこで謝れるかどうかで子どもたちからの信頼は全く変わってきます。
もし,あなたが今年度学級経営がうまくいかなかった,その原因が自分の何かだと感じているのなら,それを素直に子どもたちに伝えてみてください。
子どもたちはあなたが思っている以上に優秀です。
大人が本音を言っているのか,そうで無いのかくらい簡単に見抜きます。
ですので,必ずあなたが思っていることを,あなたの言葉で伝えることが大切です。
さらに言えば,そんな学級経営がうまくいかなかった原因のような大それたことでなくても構いません。

・漢字の書き順を間違えて子どもから指摘された
・計算ミスをしていた
・予定の変更を伝え忘れ,直前に伝達することになった

このような内容を素直に謝罪するのです。
繰り返しますが,子どもは優秀です。あなたが誤魔化そうとしたり,ウソをつけばそれを見抜く子どもは必ずいます。
ですので,子どもに対して真摯に向き合うことが大切です。

素直に謝る

これさえできれば,子どもたちはあなたのことを一気に信頼してくれるようになるでしょう。

学級改善のために今から出来ること④
子どもと信頼関係を作ること

4つ目は,3つ目の内容とも関連しますが,一人だけでもいいので,学級内で信頼できる子どもとつながることです。
学級がうまくいっていない時でも,2割程度の子どもは先生に比較的プラスの印象を抱いています。その2割の中から,さらに2割のより先生に対して期待してくれたいたり,信頼してくれている子を見つけ,その子とつながることです。(と言っても,本当に1人いるかいないかかもしれませんが)
まあ,ともすると「エコひいき」とも言われかねないので,諸刃の剣といえば諸刃の剣の方法なのですが😅

なぜ,子どもたちの中で一人でも信頼関係を作ることが大切かというと
子どもたちが所属しているコミュニティ内から現状を打破してくれる人がいないと
現状を変えることができないからです。

簡単に言えば,先生がいくら言っても子どもたちは簡単には変わらないけれど,
仲間の声(子どもたち同士)であれば,変わる可能性が大いにある
ということです。

だから,子どもと強い信頼関係を結ぶことが大切です。
と言っても,前述した①〜③を実践していれば,少しずつ自分(担任)のことを認めてくれる子どもたちも出てきます。
学級納めまであと少しですが,ぜひ挑戦してみてください。

学級改善のために今から出来ること⑤
無理をしないこと

最後に,最も大切なことです。それは

無理をしないこと

当たり前のように聞こえるかもしれませんが,自分のできるキャパを大きく超えるようなことはしてはいけません。
今度はあなたが疲れ果て,壊れてしまいます。
もし,上記4つの実践を通しても改善しないときは仕方がありません。
次年度の担任の先生に子どもたちのことを丁寧に引き継ぎ,お任せしましょう。
多くは,次年度はベテランの先生が担任をされることでしょう。
だから,安心して任せるということも大切なのです。

「教師であるから頑張る」
もちろん,その考えもとても大切ですし,素敵なことです。
しかし,

最も大切なのは『あなた自身』

なのです。教育は一見するとチームプレイには見えづらいところがあります。
しかし,教育もチームで協力して行えばいいのです。
・学級経営の得意な先生
・ミニレクの企画力が高い先生
・授業が得意な先生
・優しい先生

いろいろな大人がいていいではありませんか。子どもたちにとって,多様な価値観や人に触れるというのは,それだけで大きな学びになるのです。
苦手な人との上手な付き合い方(距離の置き方)なども,人と人との
関係の中でしか学ぶことはできません。
今回,学級経営がうまくいかなかったなぁと思うのであれば,その思いを次の子どもたちにさせないように,自分ができることをコツコツ積み重ねていくしかありません。

教員であれば,誰しも後悔をしたことがあります。
あの時の,あのクラス,自分にもっと力量があればなぁと。
しかし,その当時手を抜いていたわけでもいい加減に学級経営をしていたわけでもありません。
まだ少しだけ未熟だったということなのです。

もちろん,私自身にも後悔している学級の子どもたちはいます。

未だに申し訳ないと思い忘れることはできません。それでも,人は前に進まなければなりません。

子どもたちから学んだことを自分の糧として,次の子どもたちへつなげていく。

教師というのはそんな職業でもあると思います。

と,最後しんみりしてしまいましたが,何はともあれ,今の学級の子どもたちと過ごせるのもあと(最長で)3週間。
少しでも,子どもたちが充実した思い出,次のステージに進んでくれるといいですね😊

というわけで,全3回に渡った,今回のお話も以上です。
3回お付き合いいただいた方,本当に感謝の思いでいっぱいです。
ありがとうございます🙏

最初にも記載しましたが,今回は,さも学級経営がうまくいっていない方向けのように書いてしまいましたが,この5つの原則はどんな時でも活用することができます。
次年度,新しい学級を持つことになった際には,4月から意識して生活してみてください。
今までとは全く違った学級経営をしていただけるはずです✨


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。

それではまた😊

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