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散り際の色

週末になると天気が荒れてましたが、その春の嵐も少しずつ力を落としていくように1週間おきだったのが1日多く間が空いたり、勢力が弱くなっているかのように思えてきました。

"時間が1番の薬です"

あれから10年、そのときに近づくと持病が大きく悪化することが続いています。仕事も休まざるを得ないくらいです。意識では少しずつ整理できていっているのに身体は正直なのか…これを「記念日反応」と云うのだと教えてくれました。それは特別な日として過ごすためにあるのだと。

決して10年前のことでなくとも、意思に反し忘れることができないのは理想的なものでなく、生き地獄のようなものだと感じています。忘れることができるのは救いだとさえ思ったこともあります。

つまり時間薬の効能は忘れられることができる、なのか。

私は忘れるどうこうでなく、その出来事、そのとき感じて記憶した私との距離を上手に取れるようになることだと、今の私は実感しています。生活の中で人と接することにある距離と同じように。


今日も南風が強く吹いています。散り始めたサクラに、どうか来年も強く咲いてほしいと願わずにはいられません。

・・・私の場合。

#それぞれの10年