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子どもの体調不良時、母の勘は鋭くなる。その③

 前回と前々回、子どもの調子が悪い時「なんだかおかしいな?」と思ったときの母の勘は当たるんだという私の事例を紹介してきました。

今回は3度目の正直といいますか、やっぱり母の勘は当たるんだと確信した出来事があったので書き留めておきます。

4月末の出来事です。次女を保育園に迎えに行くと先生に抱っこされながら泣いていました。
先生に尋ねると、園庭のすべり台の階段を登っているときにバランスを崩して階段から落ちてしまったのだそう。

「痛かったね。」と先生と抱っこを変わります。いつもならすぐに泣き止むのに
なかなか泣き止みません。右の脇腹辺りを打ったと先生から聞き、一応その場で全身を確認してみますが目立った外傷はなく、全身を軽く手でぎゅっぎゅっと触りましたが目立ってこの部分を痛がるというところは見つかりませんでした。

このときはちょうど4月で新しいお友達が入園してきたり、先生たちもそちらに気を取られがちになる時期で、次女は環境の変化について行けずうちに帰ってからもよく泣いていました。

だから私は環境が変わったことによるものと滑り台から転落したショックで泣き止まないのかなあとこの時は思いました。

でもうちに帰ってかもなかなか泣き止みません。
抱っこをせがんで私から離れないのです。

やっぱりどこかおかしい。
私は次女の服を全部脱がせてもう一度全身を確認しました。

傷はないし皮膚の色が変わっているところもない。
腫れているところもないし…

次女の様子をよく見てみると右腕をかばうように動いていることがわかりました。
右腕をつかもうとすると嫌がりさらに泣き出す次女。

左腕と見比べてみると若干右の手首が腫れているような…。
分かりづらかったのは次女はこの時1歳7ヶ月の幼児体型で、体の育ちもよくむちむちボデイだったからです。
試しにスプーンを持たせて見ようとしますが持てません。

私は「あ、これは折れてるな。」と確信しました。

というのも私も小学校〜中学校のときよく手の指を骨折していたのでなんとなくこれは骨折している、これな捻挫だなと言うことがわかるようになっていました。

すぐに近所の外科のクリニックに連れていきました。
先生に保育園の滑り台から落ちたこと、家に帰ってからの次女の様子、手首の痛がり方や腫れ具合から骨折しているのではないかと思うということを伝えました。

が、先生はすべり台から落ちたことから脱臼した可能性を一番に考えられたようです。
次女が診察中ずっと泣いていたため(病院が嫌、先生が知らない人&男性だったこと)右手首を痛がっていると先生に言いましたが、「ずっと泣いているしなあ」とあまり伝わっていない様子。

泣き止むまで様子をみて、もう一度診てみましょうと言われ待合に戻されました。
「絶対に折れてるから早くレントゲン撮ってくれたらいいのに」と内心思いながら次女が落ち着くのを待ちます。

そのあともう一度診察してもらい、やっぱり手首を触ると痛がると再度伝えやっとレントゲンを撮ってもらうことになりました。

結果はやっぱり骨折。
しかもここではギプスが作れないから今から大きな病院に行ってくださいと言われました。紹介先の病院の受付が19時半までだからそれまでにとも。

そう言われたのは19時ちょっと前。
めちゃくちゃ遠いわけでもないけど、近いわけでもない次の病院。
普段からワンオペ育児の私はこの日もワンオペ。
3歳の長女と1歳の次女をひとりで次の病院に連れて行かなければならない…。
診察までどれだけ時間がかかるかも分からず、家に帰ってからもごはんにお風呂に寝かしつけが待っていると考えるとめまいがしそうでした。

「あの時すぐにレントゲン撮ってくれたらこんな時間にはならなかったのにー!」と内心めっちゃ毒づいて紹介状をもらい、紹介先の大きな病院に向かうこと。

結局その日はひとりで全てやりきる気ができず、夫に状況を話して泣きつき仕事を中断して帰ってきてもらいました。

次の病院に行き、無事にギプスをつけてもらって帰ってきたのは21時を少し回った頃。
子どもたちはいつもと違う日常でなんだか興奮気味。
これからごはんを食べさせてお風呂に入れて寝かしつけか…と思うと今日は本当に一人じゃなくて良かったと思ったのでした。

その①のときもその②のときも私の伝え方が悪かったのならそこは改善すべきところですが、娘の状態を総合的にみて「アレルギーじゃないか」「骨折じゃないか」と伝えているのにその意見を聞いてもらえないのは悔しいです。

先生(医師)にはもっと親の意見を聞く耳を持ってもらいたいなと思いました。
(そんな先生ばかりではないのは重々承知ですが)

この先生と合わないなと思ったらすぐにかかりつけ病院を変えると良いと思います。
自分に合った先生を探すのは一苦労ですが、それでも合わない先生をかかりつけにしているストレスのほうがはるかに勝りますので…。

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