【自己紹介】テンプレ通りに書けと言われて逆に書けなくなっている話。

こんにちは、深月です。
私がnoteを始めた理由について、自己紹介代わりに書いてみたいと思います。


深月　恵（みづき　めぐみ）
50代のシングルマザー。会社員。
娘の育ちの事をきっかけに、コーチング、占い、カウンセリングなどを学んできて、ふと、思ったんですよね。
５０代、人生の折り返しも過ぎたところで、私も、私の経験を使って誰かの役に立ってみたいと。会社員としてではなく。

というわけで、ひっそりと週末起業を始めてみようと思い立ち、
まずは宣伝。お客さんに知ってもらわなければ始まらない。

今まで何となく日々の気持ちを書いていたアメブロを、
営業ツールとして使って行こうとなりました。
が、ここでつまづいたんです。

楽しくなければ続かない。それは何だってそうじゃない？

セッション力を上げたい、ついでにSNS発信も学びたいと思い、ある長期講座を申し込みました。そこで言われたのが「テンプレ通りに書けば良いのよ♪」という言葉。そして「長い文章は誰も読まない」「今はブログは眺める時代」と。「どうせ全部は読んでもらえないんだから」。


その他もろもろ……講座で教わった事をざっくりまとめれば、

・ネタは〇〇で探せばいくらでも転がっている
・テンプレ通りに。１記事１テーマで
・読んだ人に感じて欲しい気持ちを決めて
・でも難しい事や面倒な事は省いてシンプル＆短く
・自分語りは短くお客さんのベネフィットを前面に

まあこの辺りは、どの起業支援サイトでも書いてありますよね。

頭では確かに理にかなっていると思うんです。

だけど。
だけど、

書いていて全然楽しくない……！

出来上がった文章を自分で読んでも全然面白くない…！
……というわけで、テンションがダダ下がりになりました。



この辺りのモヤモヤを相談すれば、きっと言われるんでしょう。
「どんなに素晴らしいモノでも、相手に気づいてもらえなければ買ってはもらえない」
だからまずは書けと。セールスしろと。それが相手への愛だと。
届かなければ、それは何も売っていないのと同じだと。

分かってます。そこは重々分かっています。
そして、教えを請いに行った生徒に対し、最大限の成果を出す方法を教えてくれようとしている先生の愛情も熱意もすごい感じて、申し訳なく思うんだけど。

だけど、私が楽しくない。

……だけど私が楽しくない。
※大事な事なので何回でも言います。


同じようにテンプレに沿って書かれたんだろうなと思われる、他の方のブログを読んでもぜんっぜん楽しくない。その方に会いに行って、お話を聞いてみたいと思わない……！

よっぽど安くて面白そうな占いなら、お遊びで受けてみたいとは思うけどさ。人生を変えるほどの悩み事を、その人の所へ持っていきたいとは思わない。………少なくとも、私は。

私はその人の「ものがたり」を知りたい。その人の「まなざし」を知って、世界を深めたい。

私が読みたいのは、
その人が紆余曲折して自分を苦悩から救い上げた軌跡。
こうやれば解決しますよ～なんて答えじゃない。

”頭では分かっているけど納得できない”そのぐるぐるした状態への共感。
そこから、気づきを得て、自分を許していく過程への同調。共鳴。

ああ私も同じ気持ちで引っかかってた。
そうか、そんな風に見方を変えれば気持ちが軽くなるんだ、
そんな、ぱっと視界が開けるような経験。


そこがあるから、会いたいと思うんじゃないのか。この人になら、自分の内側をそっと見せても良いと思えるんじゃないのか。少なくとも私は、HowToだけ書いてる人のブログから申し込みをした事は一回もないよ。


と、ここまで書いて。ああやっぱり私は、人の「ものがたり」が好きなんだな、とつくづく思う。
そういう誰かの「ものがたり」に触れていたい。
心の不思議とか、世界の不思議に感動していたい。

だから、そうじゃないものを読むのも、書くのも、しんどいんだな。

と、こうやって書いてみる事で、自分でもどうしてあんなにテンプレ通りに書くことが苦しかったのかがよく分かりました。

じゃあどうやって書けばいいの？　うん、noteで練習をしてみよう。

という訳で。
宣伝のためのアメブロを見るのも触るのも何だか嫌になり、でも何も書かずにいるのもまたしんどくて、突然ですがnote始めました。

こちらのnoteは、私の自己表現の練習の場です。
副業の事はひとまず横に置き、自分の内側にある言葉を、インターネットの海にひっそり放つ、そんな場です。

何だかわからない散文が出たり、詩が飛び出します。書き手である私自身が、全く方向性が見つけられていません。

が、制約から解き放たれた場で書くことが出来て、私の心は息を吹き返しつつあります。どうぞお時間のある方は、お付き合いください。

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2021.4.15追記
私の想いを文章で伝えたい……！の想いが募りすぎて、さわらぎ寛子さんの文章構築アカデミーに申し込みをしました。
清水の舞台から飛び降りた！

講座スタートから、自分の言語化が全然足りていなかったことに衝撃を受けていますが、「自分の想いを言葉にする」行為自体が、癒しであり自己受容のステップだよなぁと改めて感じています。

半年間でどこまで言葉の純度を高める事ができるのか。
初回講座を終えて脳みそが煮え煮えの現時点では、全く想像もつきませんが、でも、楽しみながら苦しんでみたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。