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自然と豊かさと

裏庭(というか山)の伸び切った竹の整備をした。

父が亡くなってから13年間、ずっと仕事をしながら作業をしてくれた兄母には本当に感謝。約100本以上もの竹を運ぶのは本当に体力がいる。

豊かさとはなにか。高校生の頃からずっと考えていた。母子家庭になってからも、私学に通わせてもらって、周りの裕福な家庭の子たちと変わらぬ生活をさせてもらえていた。

けど、ふと立ち止まると心のどこかにぽっかり穴があいていて。それは周りのみんなに合わせて流行っている洋服を買っても、海外旅行に行ったりしても埋まらなかった。経済的にも、物質的にも豊かなはずなのに。

豊かさってなんだろう。高校時代、ふとそんなことを考えることが何度もあった。

10年経った今日。家族4人が3人になって、兄が結婚して子どもが産まれて。新しい家族が増えて。3人が6人になった。

竹を切っては運ぶという単調な作業を繰り返していく中で感じるイマという時間。

自然の生命力の強さ。(竹は本当にすごい。切っても切っても生えてくる。笑)

そして自分。

いろんな変わるもの、変わらないように見えるものや自分自身の感情をありのまま感じる中で『あぁ、豊かだなぁ』とじんわりと思った。

学生時代の私は、何者かになりたくて。ならないと自分に価値がないような気がしていて、必死で兄と母が作業してくれている時間にもバイトしたり、インターンしたり、勉強したり。自分のことしか考えていなかった。

今も自分は誰に貢献できるのか、何をできるのか明確に答えられない自分にフラストレーションを感じることもある。

けれど、自然に触れることが出来て、愛する家族が居て、支え合って生きていることそのものが素晴らしく価値のある豊かなこと。
何処にいても、何をしていても、このじんわりと感じた豊かさを大事にしていきたい。

なんだかマインドフルな2021年1月31日の備忘録。

#マインドフルネス #豊かさ #自然と生きる







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