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自分の変化成長を心がけるのは追い詰められてからじゃ遅いという話

ここ数年、新型コロナやロシア・ウクライナ戦争など、
世界を大きく変える出来事が連続して起こりました。

日本もその影響から逃れることはできず様々なことが起こり、
生活様式や経済状況が大きく変化した人も少なくないでしょう。

で、こういう時になると増えていくのが変化成長を推奨する人達。

これからは政府は守ってくれないとか自分で稼げないといけないとか、
だからビジネスや投資を学ぼうなどという人を特によく見かけるでしょう。

他にも様々な分野の様々な商品やサービスなんかが、
変化した情勢等に結び付けられて勧められたりします。

ビジネスである以上、売上を上げるために、
そのような話を利用するのは1つの手。

そして、こういった話に一理あるのは確かです。

自分が変化成長しなくとも周囲の人や環境が変化すれば、
否応なく自分の置かれる状況もまた変化する。

前と同じような安定した生活を送りたいというだけでも、
ある程度の変化成長を求められることになるでしょう。

何も変化せず成長せずいつまでも安泰な状況を維持できるのは、
よほど人間関係や環境に恵まれた人だけ。

ですから変化成長した方がいいのは確かなのですがそもそも、
余裕がある時じゃないと難しいと知っておくべきでしょう。

というのも、変化成長って今自分にはできないこと、見えないことを、
試行錯誤しながらできるよう見えるように変えていくことであり、
そのためには想像力を発揮できる意識の力が必要。

人には大きく分けて無意識と意識という2つの思考領域がありますが、
無意識ができるのは過去の積み重ねによる物事の処理が大半であり、
未知の領域について能動的にきちんと思考できるのは意識だけなのです。

ですが、意識はエネルギー消費が激しく持続力がないので、
無駄なことに使用しているとすぐに働かなくなって、
無意識の影響力が強まり過去による物事の処理が優勢になっていきます。

つまり、変化成長には意識がきちんと働ける状況が必須なのです。

では、意識がきちんと働ける状態とはどんな時かというと、
余裕がある時なわけですね。

先に対する不安とか現状を乗り切ることなどに意識が向けられていると、
変化成長しより良い自分になっていこうと考えることにまで、
意識が回らなくなってしまう。

ようは、余裕がなくなった時に変化成長しようと考えても、
手遅れとまでは言わないまでも遅いのは確かなんですよ。

まだ余裕がある時により良い自分になることを考えて、
実際に行動し何かあった時にうまく乗り越えられるようにする。

それが変化成長を最大限効果的に行なう基本的な考え方であり、
追い詰められて意識が散漫になった状態になってからでは、
なかなか難しくなるということは知っておいたほうがいいです。

とは言っても変化成長しないと現状もおぼつかないという時は、
何よりもまずすべきなのは少しでも余裕を取り戻すこと。

とにかく意識がある程度働く状態を作らないと何もはじまらないので、
意識を占める不安等の原因を一部でもいいからきちんと取り除いて、
それなりの期間きちんと変化成長にあてられる時間を作る。

これはぜひ意識してみてもらえると平時から対策する習慣もつきますし、
追い詰められても冷静に対応することができるようになると思いますよ。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。

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