水川健人

思考がもっとも大事だという考え方を軸に、日々考え思うことをつらつらと書いてます。

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    映画、ゲーム、漫画、小説など創作物から現実に役立つ考え方を学ぶ記事まとめ。

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    個人的に面白い、学びが深いと思えるような本を紹介していきます。

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    自身が情報発信や人と関わる際にどのような価値観を持ち、 どのような姿勢であるかを整理したきじをまとめたもの。

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    うまく思考するために最低限押さえておきたいポイント。

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思考が大事という自分の理念を改めて考え直し形にしてみる

はじめにお話しておきますがこの記事は僕の理念、 情報発信とか人と関わるうえでもっとも大事にしているものを、 一度じっくり考え直してみようと思い書いた記事です。 公開することで改めてそれを大事にしていくという、 決意表明のような側面もあります。 なので、興味がないならせっかく開いてくれたのに申し訳ないですが、 閉じてもらって別のことに時間を割いてください。 読んでみようという奇特な方であれば誤字脱字や構成などは整えたものの、 基本的には考えついたことをつらつらと書いていっ

    • 世界の法則は完璧かもしれないが人間にそれを知る術はない

      過去から現在にかけて特に哲学の分野では、 大きく別けて2つの考え方が衝突している。 1つは世界は神などの存在によって完璧な法則の元に成り立っている、 故に世界の全ての出来事は予定調和であり人間に自由はないという考え方。 もう1つは世界に決まった出来事はなく未知の可能性に溢れている、 だから人間は自由意志によって何かを選択する余地があるという考え方。 両者は度々衝突してはその時々で偏った思想等を生み出す、 現代では自由主義や個人主義が優勢であることからわかるように、 人間

      • 思想は包括的でないと広がらないが抽象的になるため必ず争いが起きる

        当然といえば当然なのですが排他的な思想は広がらない、 世の中に広く知られるものはすべからくどこかの段階で、 包括的なあり方を模索し始める。 例えば世界の3大宗教、仏教、キリスト教、イスラム教もそう。 ブッダが開いた仏教という教えは元々排他的と言うか個人的だった。 精神的に世界との因果関係を断ち自分という存在に集中することで、 外からの影響に揺らぐことのない精神を育むという教え。 逆に言えば外の世界に影響を与えることを目的としない、 ブッダは世の苦しみを何とかしたいと出

        • 鬼滅の刃から学ぶ人間性と反人間性の境界

          本当に今更ながら鬼滅の刃、漫画や公開されたアニメや映画見てみたら、 思った以上に面白い。 無限列車編で騒がれている時には何となく見る気がしなかったのですが、 もっと早く見とけば良かったと思います。 人間と鬼の戦いという単純な争いの構図として見ても楽しめましたが、 個人的に人間としてのあり方、鬼としてのあり方の描写が秀逸で、 学ぶところも多いなと感じられる作品でした。 こういう見方をすれば面白いんじゃないか、 こういう解釈をすれば学びが深まるんじゃないか。 ここではそう

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        記事

          人間が持つ基本的な3つの視点

          人間は大きく分けると3つの視点を持っていると考えられる。 1つめは主観視点(無意識的視点)。 目の前にあるものをそのまま観て状況に応じて適切な反応を返す、 あらゆる動物が同じように持つ無意識的、本能的な視点です。 この視点の特徴は目の前にある(認識できる・知っている)もの、 それに対していかに反応するかが全てであるということ。 目の前に食べ物がある、お腹が空いていれば食べる、満腹なら無視する、 目の前に誰かがいる、気に入ったなら近づく、気に入らないなら嫌悪する。 目

          人間が持つ基本的な3つの視点

          裏金寄付と宗教改革の類似点

          政治資金パーティー等による収入を収支報告書に記載せず、 納税額を誤魔化していた疑惑で騒がれている自民党が、 納税額分を能登半島地震の被災支援に充てる案が浮上しているらしい。 案の定、SNS等では大炎上している。 法律を守れ、被災地をダシに幕引きを図るな、問題点がわかってない等、 極めて真っ当だと思える意見が多く見られます。 個人的にも寄付して有耶無耶にしようとする姿勢はいかがなものかと思う、 そして同時に今の傾向は極めてまずいなとも思う。 この流れは西洋で支配的だった

          裏金寄付と宗教改革の類似点

          ルールを破る、守る、変えるの思考傾向

          スポーツってその国がどういう思考傾向を持つかを把握するのに役立つ。 目まぐるしく変わる状況の中、即座に判断を下し行動する必要があるので、 他人や社会から受けて蓄積された無意識の思考傾向が出やすいからです。 特にルールに関することはわかりやすい。 そういう視点で見ると例えばサッカーでの中国や韓国は反則スレスレ、 時に反則とわかっていながらわざとやっていると思われるような、 ラフプレーが目立ち言及されることも多い。 ようは、いざという時にはルールを破るという傾向が強いと思

          ルールを破る、守る、変えるの思考傾向

          移民問題の本質から見えてくる今の日本に足りないもの

          少子高齢化が叫ばれる昨今、日本は移民受け入れによって、 様々な問題を解決する方向へと舵を切っているように見える。 正確には特定技能外国人という呼称ですが徐々に条件等を緩和し、 実質的な移民受け入れになるのではないかと危惧する方も多い。 ちなみに特定技能がどういうものかは以下のページがわかりやすいです。 逆に人口は劇的に増えたりしないから移民受け入れはしょうがない、 移民を受け入れることで生産性が上がり経済も上向くなどの意見もある。 こういうのを見ると移民を受け入れるこ

          移民問題の本質から見えてくる今の日本に足りないもの

          人は余裕があると開放的に、苦境では内向的になる

          過去の歴史を見ても支配的になるほど大きいものになる宗教や思想は、 大きく開放的なものと内向的なものにわけられる。 開放的なものは西洋で発展することが多く代表格はキリスト教。 キリスト教は創造主たる神を世界の外にあるものとして定義することで、 世界の内に存在する全ての存在は神の元に平等であるとした。 ただし人間は例外的に神の似姿として作られたが故に、 唯一世界の管理者としての地位を与えられたとする考え方もある。 何にせよ言えるのは少なくとも人間は皆、神の元に平等であり、

          人は余裕があると開放的に、苦境では内向的になる

          生きづらさの原因は生きられることが当たり前を前提にしているから

          はじめにお話しておきたいのですがここで言う生きづらさは、 全ての人があまねく感じる生きづらさとは違います。 例えば発達障害などで日常生活に大きな支障があり、 それが生きづらさにつながるといったようなケースは、 専門家ではないし実感も難しく語る術を持ちません。 あくまでも生きづらさという心の動きがある、 その原因の1つとしてこういうものがある。 その程度のニュアンスであることはまず言っておきます。 では本題、現代では生きづらさを感じる人が増えているという。 少し検索し

          生きづらさの原因は生きられることが当たり前を前提にしているから

          自由という名の善と規範という名の善

          過去から現代まで善には大きくわけると2つの考え方がある。 1つは、人間は自らで善とされる道を模索し選び歩んでいく、 つまりは自由であることこそ善という考え方。 自由は誰からも犯されるものではなく、 また他人の自由も犯してはならない。 もう1つは、善とはある基準があってそこに向かっていくという考え方。 ようは規範です。 宗教が支配的だった時代には神が定めたとされる法や教えなど規範があり、 そこから外れるのは自由が損なわれても悪であるとされることが多かった。 とは言え

          自由という名の善と規範という名の善

          盛山文科大臣の一連の騒動は社会を破壊する一歩になるかもしれない

          僕は政治関係について全体的な流れやあり方に触れることはあれど、 個々の出来事や政治家個人に対しての強い批判などはしませんでした。 政治的な活動をしてるわけでも携わっているわけでもなく、 情報も報道だけに依存しているので細かい内容は不正確になるでしょう。 それで細かい批判などをするのは不誠実だと思うからです。 しかし、これに関しては絶対に看過してはいけないと思ったので、 ここではあえて名指しで批判させてもらおうかと思う。 盛山正仁文科大臣と旧統一教会の関係に端を発した一

          盛山文科大臣の一連の騒動は社会を破壊する一歩になるかもしれない

          人間は世界との関係性で定義されるが故に最初から完成しているのではという話

          前に以下のような記事を書いた。 その中で人は何かを否定するごとに自らに鎖を巻き付けていき、 自らで自由を、可能性を奪っていくというお話をした。 逆に何でもとりあえず肯定し受け入れる人は自ら鎖を引きちぎり、 本来の自分に戻りより自由に世界を見つめ可能性を開いていくものだとも。 この否定が自由を奪うということの理由が当時まだ曖昧だった、 何となくそう感じたということを書いたのが上記の記事。 ですが前に以下の記事を書いた時に少し解像度が上がった。 この記事では現代で一般に

          人間は世界との関係性で定義されるが故に最初から完成しているのではという話

          科学は現実と繋ぎ合わさってはじめて大きな力となる

          前に以下の記事を書いた。 ざっくり内容をまとめると科学的な考え方は、 自然的な流れを断ち要素に分解していく性質があるため、 深めるほど流れとしての現実から乖離していくというお話。 現代は科学全盛期と言って過言でなく全体的にこの科学的思考、 分解し現実から切り離し部分だけを見る傾向が根強く、 一般にまで広く浸透しています。 で、このことを知っておくとなぜ科学によって生まれた技術等によって、 革新的な何かを生み出すことが多いのが科学者以外なのか、 一握りの人間だけになるのか

          科学は現実と繋ぎ合わさってはじめて大きな力となる

          科学によって失われたもの

          現代の発展した社会を語るうえで科学の功績は欠かせない。 宗教革命によって神やそれを祀る宗教の存在に否定的になってから、 人々は前に進んでいくための新たな拠り所として科学を発展させた。 世界とは神が作った完全なものであるという固定観念から抜け出し、 きちんと向き合い観察しありのままを知っていこうという意識が生まれ、 世界の探求という大きな目的を見出すに至った。 世界を観察するところから始めるという性質上、 現実に沿ったものを生み出す力をも向上させ、 生活等を便利にする様々

          科学によって失われたもの

          自分とは意識と無意識の曖昧な境界線をいかに固定するかで決まる

          今から7万年ほど昔に認知革命を起こしたホモ・サピエンスは、 虚構を扱う力を得ることで地球上で唯一の人となった。 虚構を扱う力、つまりは見えないものを想像し想定する力であり、 それ故に人間が持つ特質の1つとして自我がある。 自分は自分であり他の存在とは明確に断絶している、 個として自らを確立することができるという自覚は、 例えば俯瞰視点、上から全てを見る考え方。 加えて要素分解、現実とは本来全てが関係性で動くため、 1つの流れとしてあり自然とはつまり流れである。 その流

          自分とは意識と無意識の曖昧な境界線をいかに固定するかで決まる