水川健人

思考が大事だという考え方を軸に、日々考え思うことをつらつらと書いてます。

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  • 本紹介マガジン

    個人的に面白い、学びが深いと思えるような本を紹介していきます。

  • 価値観の整理

    自身が情報発信や人と関わる際にどのような価値観を持ち、 どのような姿勢であるかを整理したきじをまとめたもの。

  • 思考に関する基礎知識

    うまく思考するために最低限押さえておきたいポイント。

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    映画、ゲーム、漫画、小説など創作物から現実に役立つ考え方を学ぶ記事まとめ。

  • 習慣化するための方法まとめ

    何かしら良い習慣を形作るために大事なことをまとめています。

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人間とはそうあるものではなく、そうなるものであるという理念

この記事は僕がこのnoteを書いていく、 引いては人生を歩むうえで軸とする。 1つの絶対理念とでも呼ぶ価値観についてまとめたものです。 なので、このnoteで書いてる記事などに興味がないのであれば、 せっかく開いてくれたのに申し訳ないですが、 閉じてもらって別のことに時間を割いてもらえればと思います。 読んでみようという奇特な方であれば誤字脱字や構成などは整えたものの、 基本的には考えついたことをつらつらと書いていったままを残したもので、 説明不足で内容が飛躍してるとこ

    • 苦境、余裕、分断のサイクルで人は動く

      個人にしろコミュニティにしろもっと広く社会や国にしろ、 人が関わるものは基本的に苦境と余裕と分断のサイクルで回ると考える。 と言うのも、まず前提として人には意識と無意識、2つの思考傾向があり、 両者はそれぞれ違う基準や流れで思考しある1つの意志となるまで、 自身の中で同時に存在しているという性質を持ってます。 意識は主に想像力を駆使した自覚的な思考であり、 無意識は様々な影響、刺激を受けて反射的、反応的に思考する。 性質の違う両者の思考がその時々、環境や自身のコンディシ

      • 知識と思考の過程をわけて考えることの大切さ

        個人的に何かを学ぶ時、知識や情報を仕入れたり思考を展開したい時、 本など文字媒体の方が動画などよりやりやすいと思っている。 文字、文章のみであるために他の余分な情報に左右されることなく、 知識や情報、そこに至るまでの思考の過程を鮮明に見られるからです。 動画だと発信者やテロップでの強調などで意識しないようにしても、 無意識的に影響を受けて判断等、誤る可能性も高まることも多いと考える。 なので、はじめての著者の本なども事前にどういう人なのかとか調べず、 とりあえず最初から

        • 意識的な思考の役割は情報の圧縮にあるという話

          このnoteでは思考が大事とずっとお話していて今でもそう考えている。 ですが実生活、実際に行動等する場面で特に意識的な思考は、 そこまで役に立つものじゃないとも矛盾してるようですが考えてます。 単純な話、実際の場面でそこまで思考に割ける時間等、 余裕が十分にあることの方が珍しいからです。 あらゆる要素が関係し作用し合い流れるように変化し続ける現実において、 その時々に深くそれを考察し答えを出し最善、最適な意思決定をする。 普段、深く思考するような人でもそれは難しいこと

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          自己否定、嫌悪は悪いものではなく一歩踏み出すためのきっかけ

          自分の中にある性向などに満足できない、ともすれば否定したい、 自分を嫌いになることってあるでしょう。 それによって苦しい思いをすることもあると思う、 だけど自分を否定するというのは人間であるために、 絶対に欠かせない要素であり大事にするものだとも思う。 人が今を超克しより良い何かを見出し続けるためには、 今の自分を否定できることが最低条件だからです。 よくお話することですが人には意識と無意識、2つの思考傾向があって、 両者が自身の中で関係を築き、作用し合うことによって最

          自己否定、嫌悪は悪いものではなく一歩踏み出すためのきっかけ

          比較や自分らしさに極端になりがちだからこそバランスを意識したいという話

          よく競争する、他者と比較する人生から抜け出すべき、 自分らしい人生を送ることが最善みたいな意見を見る。 個人主義的な価値観や思想が強化されてきた昨今、 このような考え方に惹かれる人も多いでしょう。 ですが、他人とまったく競わない、比較しないという状態も、 それはそれで他者にまったく影響されないという点で、 競争や比較とそう変わらないように思う。 他者との基準で自らを測り自分の立ち位置を見出すのが比較、 そのうえで自らの地位を高めようとするのが競争なら。 その逆、他者と

          比較や自分らしさに極端になりがちだからこそバランスを意識したいという話

          維持と飛躍、2つの思考の使いどころ

          人って意識的に考えずにいると基本的には過去の延長線上で思考する。 意識的でない、無意識の思考は過去の延長線上でしか思考できないから。 知っていること、経験したこと、現時点で認知、認識できること、 過去の積み重ねや思考、今、見えていることが無意識の世界観の軸。 未知の物事を想定したり仮説を立てたりする能力は無意識にはない、 そのかわりに過去から今につながる問題であれば。 意識とは比較にならないほどの早さや精度で情報を処理し、 意思決定し言動に反映させることができる。

          維持と飛躍、2つの思考の使いどころ

          理想と行動と現実観

          現実はあらゆる要素の相互関係、作用によって成り立つものであり、 故に結果だけを見るならそれは相対的なものである。 ある人が求める結果を得るために必要な要素を十分備えていたとしても、 それ以上の何かを備えた人がいるなら結果はついてこない。 スポーツはそれが顕著でわかりやすい、どれだけ努力等しようと、 天性の要素を持つ人がさらに努力を重ねていれば手が届かない。 順位や勝敗が明確になるだけより明確にそれを理解できてしまうでしょう。 現実に結果を得るにはこの現実の相対性、現実

          理想と行動と現実観

          自分なりの定義や言葉を見出していく段階

          前提として人には意識と無意識、2つの思考傾向がある、 無意識は反応的、これまで受けてきた様々な影響から、 何らかの基準や価値観を形作るもの。 過去、知っていること、現時点で認知、認識できることを用いて思考する。 対して意識は現在を軸に想像力を駆使して様様な仮定を構築する、 想定することで未知の領域に思考を巡らせることが可能となります。 例えば未来やファンタジー的な架空の世界を想定すること、 これらは想像力を持つ意識があるからこそできることでしょう。 この前提を踏まえて

          自分なりの定義や言葉を見出していく段階

          戦略と戦闘の違いを意識することは大切だという話

          戦争について様々な視点を残したイギリスの国際政治学者、 コリン・グレイ博士は戦争と戦闘は明確に違うと考えていた。 戦闘とは軍事力を用いて相手を屈服させることが目的であるが、 戦争とは政治や文化等、様々なコンテキスト(背景)を考慮し、 自国にとって有益な結果を引き出すためのものだと。 故に、戦争において必ずしも戦闘で勝利するのが、 長期的に正解であるわけではない。 そもそも戦闘に突入し関わった国々は少なからず利益を毀損する、 ましてや戦争後の安定した統治や平和の維持はなお

          戦略と戦闘の違いを意識することは大切だという話

          『言動』と『人格』と『意志』と『選択』

          アドラー心理学では行為と人格を別けて考えることが大事だとされている。 ある行為、ある一側面が人格そのものであるわけではない、 これは実際その通りであろうと個人的にも思う。 人は意識と無意識、2つの思考傾向を持っていて、 両者の間を揺らぐことで人は言動を発露する。 言い換えればある意味、人は2つの異なる人格を自身の中に持っていて、 両者の思考基準、影響力等によってその時々で言動は揺らぐのです。 平時では博愛の心を説いている人が危機的状況に陥ると、 自分の利益を最優先に自

          『言動』と『人格』と『意志』と『選択』

          複雑な現実の中で自身の心を保つことの大切さ

          言葉やそれで表現される人の心ってほんとに難しいもの。 例えば皮肉、肯定的に見える表現だけど実際は否定的であったりとか、 お世辞、場の空気や立場の違いなどで表面は整った表現があったり。 意図と言葉の曖昧な境界線の中で他者の心を覗くことができないが故に、 悪い方向に想像力を働かせて自ら心に負の情念を溜めてしまうこともある。 しかし、これは逆を言えばどんな表現であれ自分が何を信じるかにより、 心をより良い状態へと持っていくことができることも意味します。 極論言えば人の心の状

          複雑な現実の中で自身の心を保つことの大切さ

          勘という思考法と人としての深み

          第六感、直感など自分でもよくわかってないけど、 何となく正解がわかって実際にやってみると成果が出る。 こういう感覚を勘(カン)と呼びますが実際に効果はあるのだろうか? あったとして意識的な思考以上に何かに直結するものだろうか? 個人的に勘には効果があるし、ともすると下手に意識的に思考するより、 遥かに多くのことを成すきっかけになると考える。 と言うのも勘とは無意識の思考の発露なのだと思うのですね。 よくお話することですが人には意識と無意識、2つの思考傾向があり、 無意

          勘という思考法と人としての深み

          能動性は単純さによって支えられるもの

          能動的になるって大抵の人が考えてるより難しいものだと考える。 現実とはあらゆる要素の相互関係、作用によって形作られるもの、 そのパターンは人の意識的な認識力から見れば無限に存在し、 その全てを把握したうえで意思決定することはできない。 故に人はある段階で暫定的にであれざっくりとした基準を定め、 それを元に意思決定し引いては言動に反映される。 しかし、それは当然ながら現実の全てを考慮できてないため、 少なからず現実との間に齟齬や軋轢が生まれる。 自分の望んだ結果にならな

          能動性は単純さによって支えられるもの

          我慢の役割

          我を慢(おこたる・なまける)すると書いて我慢となる。 我、つまり自身の感情的、衝動的な側面に集中することをおこたる、 ゆるやかにすることを我慢するという。 我慢やそれに類する教えは世界中に少なからず存在するものでありますが、 なぜわざわざ教えとして我を緩やかにすることを説いたのか? 我というものがしばしば自分と現実の関係のバランスを崩すからでしょう。 よくお話することですが人には意識と無意識、2つの思考傾向がある。 このうち我、感情的なものを生み出すのは無意識の方で

          何かを成し得るには積み重ねしかないという話

          人生で何かを成す、得るために必要なものって根本的に言えば、 何かを積み重ねられることに集約されるのではないかと思う。 結果とは大抵、相対的であるが故に何かを積み重ねたとして、 必ずしも何かを掴めるわけではないことは承知していますが、 それでも積み重ねないことには何も成せず得られない。 自覚しているか否かに関わらず人が主観的、あるいは客観的に、 何かを成した、得たと見なすような結果を出しているのなら、 そこには必ず積み重ねがあるのだと思うのです。 例えば日本ではただ生きて

          何かを成し得るには積み重ねしかないという話