水川健人

思考がもっとも大事だという考え方を軸に、日々考え思うことをつらつらと書いてます。

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マガジン

  • 思考に関する基礎知識

    うまく思考するために最低限押さえておきたいポイント。

  • 創作から学ぶ

    映画、ゲーム、漫画、小説など創作物から現実に役立つ考え方を学ぶ記事まとめ。

  • 本紹介マガジン

    個人的に面白い、学びが深いと思えるような本を紹介していきます。

  • 価値観の整理

    自身が情報発信や人と関わる際にどのような価値観を持ち、 どのような姿勢であるかを整理したきじをまとめたもの。

  • 習慣化するための方法まとめ

    何かしら良い習慣を形作るために大事なことをまとめています。

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思考が大事という自分の理念を改めて考え直し形にしてみる

はじめにお話しておきますがこの記事は僕の理念、 情報発信とか人と関わるうえでもっとも大事にしているものを、 一度じっくり考え直してみようと思い書いた記事です。 公開することで改めてそれを大事にしていくという、 決意表明のような側面もあります。 なので、興味がないならせっかく開いてくれたのに申し訳ないですが、 閉じてもらって別のことに時間を割いてください。 読んでみようという奇特な方であれば誤字脱字や構成などは整えたものの、 基本的には考えついたことをつらつらと書いていっ

    • 平等や自由であることこそ善という思想が際限のない差別を生んだ

      現代ほど平等とか差別の撤廃などの思想が支配的な時代はないでしょう、 または自由など個であることこそもっとも重要だという思想も根強い。 そして同時にそれらの思想がただのまやかしであることに自覚的なことも。 平等を推進したり差別を許さないと言ったり自由こそ尊ぶべきと言いながら、 自分達の言動を善としそれ以外を抑圧しようとする人はいくらでも見つかる。 そういう人の姿を見て所詮は自分達の意見を正当化するためのお題目、 表面的な見せかけに過ぎないと感じることもあるかもしれません。

      • 余暇ができたら何もしないをやってみるのも良い

        長期休暇など余暇ができるとこれまでにないことをする人は多いと思う。 これまで行ったことない場所へ行って経験を得たり、 やったことないことへの挑戦、持ってない知識やスキルの獲得。 あるいは日頃のストレスの解消や忘れたい何かを上書きしたり。 そういった新しい刺激を取り入れ自分の思考の幅を広げていく、 必要ないと思われる何かを表面的とは言え自分の中から押し出す、 これらは確かに有意義で大切なことであると思う。 ただ欠点がもあると思う、それは新しい刺激を取り入れたとしても、

        • 自信は求める限り決して手に入らない

          自信とはありのままの自分を肯定できること、信じられることを言う。 故に自信は何かを求めると決して手に入らないものとなる、 何かを得なければならない、条件がなければ信じられない。 それ自体が自信がないことの何よりの証だからです。 本当の意味で自信がある人は主観的に自信のあるなしを自覚できない、 より正確に言えば自信の有無など考えずとも自分が進むべき道、 その道を歩き続けるという意志を持ち信じやるべきと思える。 それが自信があるという状態を言う。 逆に自信がないと考える

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        記事

          何かを得ることで幸せであり続けるのが難しいのはなぜか

          人間社会は物質的な豊かさを追い求める歴史を歩んできたと思う。 普通に生きるということが難しい時代には物質的に満たされ、 誰もが文明的な生活を送れるようになれば人間は幸せになれると考えた。 それは現代社会の多くにおいて実現したように思う、 特に日本は世界でも稀に見る物質的な豊かさによる余裕と、 それによって大きく解放された精神的活動を可能とするようになる。 では、日本は世界でも稀に見る精神的に幸せな国となったのであろうか? どうもそうではないらしい。 例えばギャラップ

          何かを得ることで幸せであり続けるのが難しいのはなぜか

          なぜ人間は二元論にハマりやすいのか

          どんな人でも少なからず二元論にハマってしまうことがあるでしょう。 現実とは流れであり相互関係によってその輪郭を表すが故に、 人間社会を動かすための暫定的な基準を定める必要はあれど、 世界に絶対的な基準というものはないと個人的には思う。 正しいことも間違っていることも世界全体で見れば存在しない、 全ては関係性の中であるがままに存在するものです。 ですが、自分は正義で相手が悪のような極端な考え方に偏り、 しばしば現実に沿わない思考や意思決定、選択が生まれる。 自由市場主義

          なぜ人間は二元論にハマりやすいのか

          オリジナリティとは選択の連続の先にあるもの

          自由主義や個人主義が支配的な思想になったことが大きく影響して、 自分らしさ、誰にもない自分だけの性質、全く新しい何か。 つまりはオリジナリティに過敏に反応する人がここ数十年、 大きく増えてきたように思われる。 例えば漫画や小説、映画などを見てここは別作品のパクリだとか、 話の流れが全く同じだったなどと言われることが多く、 それは悪いことだと考えられることも少なからずあります。 しかし、そもそもオリジナリティ、これまでの何ものにも影響されない、 全く新しい何かなんてこの世

          オリジナリティとは選択の連続の先にあるもの

          問が見当違いならいくら答えをだしても目的地には近づけない

          アメリカの国防総省総合評価局で40年近くもの間、 局長を務め軍事戦略に大きな影響を与え続けた、 アンドリュー・マーシャルという方がいます。 能力中心、自由主義による実質的な弱肉強食を是とするアメリカで、 それだけ長きにわたり影響を与え続ける存在であったことを知れば、 どれほどアンドリューさんが際立った存在であるかがわかるでしょう。 冒頭の言葉はそんな方がどのようなスタンスで現実に向き合っていたか、 その一端を知るために極めて重要なものであると思う。 アンドリューさんはそ

          問が見当違いならいくら答えをだしても目的地には近づけない

          物事にメリットとデメリットが必ず存在するのはなぜか

          世の中には甘い誘惑が数多く存在する。 一見するとメリットしかないように偽装し言葉巧みに主張しながら、 何でも手に入るといった方向に誘導していく。 しかし大抵の場合、というか全てのケースにおいてデメリットは必ずある、 メリット、得られるものしかないという状況はありえない。 これを理解するにはそもそもメリットとデメリットの本質について、 まず詳しくお話しておく必要があるでしょう。 結論から言うならメリットとは自分に都合が良いエネルギー形態であり、 デメリットとは自分には都

          物事にメリットとデメリットが必ず存在するのはなぜか

          知識や情報に触れる時はまず基準を明確にする

          現代ではネットを通じて知識や情報が簡単に手に入る。 しかし、いくら簡単に手に入ろうが人間の能力には限界があるため、 その全てを処理して取捨選択することは難しい。 故に情報リテラシーが大事だとよく言われるわけですが、 とは言えどうすれば知識や情報の真偽を見極められるのか? 真偽があるものなら良いですが例えば思想など絶対の正解がない場合、 それが自分、あるいは自分の所属する社会や国にとって、 役立つものであるとどうやって判断すべきなのか? 見極めるのは容易ではない、まして

          知識や情報に触れる時はまず基準を明確にする

          精神的なエネルギーを人生に活用するための基本姿勢

          この記事は以下の記事の続きのようなものです。 読んでみてもらえるとより深く理解し役立てられるようになると思うので、 興味や時間があれば一読してみてほしいと思います。 ここでは関連する内容をざっくりまとめますが、 まず前提としてあらゆるエネルギーは動きであり、 故に何かが動く限りエネルギーは無限である。 ただ、それぞれが持つ器、人間であれば体という器は、 全てのエネルギーを自らを動かす活力として活用できない。 例えば食べ物なら栄養になるものもあれば毒になるものもある、

          精神的なエネルギーを人生に活用するための基本姿勢

          あるものを失ってからしかその大切さに気づかない性質が社会環境を悪化させる

          よく人は失ってはじめてその大切に気づくと言われる、 だから今あるものに目を向けなさいという戒めの言葉でしょうが、 個人的に思うのは人はおそらく失ってからでしかその大切さに気づけない。 失う前に大切を理解するのはおそらく無理だと思う、 それは単純に脳の機能としてそうなのだと考えられます。 と言うのも、まず人間には意識と無意識という2つの思考領域があり、 それぞれが独自の認識法で世界と向き合っている。 意識は理性的に物事に相対し基本現実の流れの一部を切り取って把握する、 無

          あるものを失ってからしかその大切さに気づかない性質が社会環境を悪化させる

          スランプの正体

          どんな分野であれある一定以上の能力とそれによる結果を求めるなら、 大抵の人はどこかの段階でなかなか現状を突破できない壁にぶつかり、 もどかしい思いをすることが少なからずあると思う。 つまりはスランプに陥るということですが精神的に大きな負荷がかかり、 時に自分には才能がないなどと諦めてしまうこともあるかもしれません。 ですが、スランプは向上心がある人なら大抵必ず陥るものであり、 むしろスランプに陥ったということは人間的な成長を示しています。 と言うのも、そもそもスランプと

          スランプの正体

          個であって複数の世界観を衝突させる人間の特殊性が生んだ発展と苦痛

          人間がなぜ地球上で高度な文明を築くことができたのか? それは間違いなく脳の進化が最大の要因であったでしょう。 7万年ほど前にホモ・サピエンスに起きたと考えられる認知革命により、 人間は虚構を扱う能力を得たと言われている。 それは他のホモ属を絶滅させ唯一の人類としての道を開き、 大人数を団結させ大規模な社会の構築を可能にした。 この虚構という力が人間が持っていて他の生き物にはない力だった、 しかしこの虚構という力は一体どれほどすごいものなのだろうか? 何がそこまですご

          個であって複数の世界観を衝突させる人間の特殊性が生んだ発展と苦痛

          自由という名の価値基準破壊

          現代では自由の旗印のもとに多様な価値観を認めること、 解放することこそ最善だという思想が根強い。 ですが多様な価値観を認めるということは逆に言えば、 多様な価値観の重みがなくなることでもある。 極端な言い方をすれば価値は裏で犠牲にされたものの重みで決まるから。 ある価値観が最善だと考えられるのはそれに反する価値観を最悪だと定め、 切り捨てることで重みを持たせているからです。 例えば人に手を差し伸べる行為の最善の度合いは、 人を切り捨てる価値観に対する最悪の度合いで決ま

          自由という名の価値基準破壊

          様々な不満が出てくるのは精神的に余裕な証拠

          現代の日本は全体的に様々な細かいところや価値観を指摘しては、 不満を募らせ時に生きづらい、抑圧だと騒ぐ場合が多い。 ですが、こういう細かな不満、多種多様な価値観の表面化は、 精神的に極めて余裕があることの証であると考える。 本当に余裕がなく現状に大きな不満や抑圧を感じる人間は、 細かな指摘や多種多様さの表面化はできないからです。 例えば現代のアメリカではトランスジェンダーが流行しているようである。 (参考著書:トランスジェンダーになりたい少女たち) 特に思春期前後の少

          様々な不満が出てくるのは精神的に余裕な証拠