水川健人

思考が大事だという考え方を軸に、日々考え思うことをつらつらと書いてます。

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記事一覧

人は意識的に意志決定しないという前提を受け入れたうえで思考することの大切さ

セールスにおいて人は感情で行動し後からそれを正当化する、 だから何かを買ってもらうにはまず感情を刺激するのが大事。 そんな教訓があるのですがこれはセールスに限ら…

水川健人
1日前

きっかけとなる共感、実際に前に進めていく方向性

物事、特に個人では成し得ない集団の力が必要な物事を前に進めるのに、 必要となるものは何だろうか? 理想や志のような多くの人の共感を呼ぶものだろうか、 それとも論理…

水川健人
1日前

理想の社会や人生は求めるほどに遠ざかるのかもしれない

どうすれば理想の社会になるかと考えできることをやろうとする人達がいる、 社会みたいな大きな枠組みでなくとも個人として充実した人生、 理想の人生を送るにはと大抵の人…

水川健人
3日前

人間は常に困難に挑戦しないと虚無感に囚われやすいという話

何かを得れば今よりもっと幸せになれる、満足感や充実感を得られる、 そう考える人って多いと思うんですよ。 特に現代社会は資本主義によってほとんどの価値がお金に変換…

水川健人
3日前

概念的包括が成立するのに最低限必要な要素

前の記事で概念に包括されて生きるのが人間社会だというお話をした。 それを知ったうえで自分に都合が良い概念に包括されて生きていくか、 自分が概念を扱う側に回り小規…

水川健人
4日前

これからの人間社会は概念のぶつけ合いが加速するという話

人間社会を生きていくうえで概念の扱い方をわきまえているかどうか、 少なくともそれを理解できているかどうかは自分の人生を自分で、 能動的に形作っていきたいのであれば…

水川健人
5日前

求める完璧、求めざるを得ない完璧

多くの要素を高いレベルで備え完璧でろうとすることと、 1つの物事を極限まで高め尖らせていこうとする職人気質。 どちらが良いのかというのは度々議論されることである…

水川健人
7日前

国に対して誇りを持つことと優越感は違う

日本のことが好きと素直には言えないのですが、 少なくとも大きな恩があると考えてる。 これまで人生、少なからず後悔や過ちと思えることがあれど、 大きく道を踏み外さず…

水川健人
8日前
1

個人と共同体のバランスを取る意識を持ちたいという話

当然ですが個人の権利と共同体の利益は必ずしも共存するわけではない、 共同体としての利益を守るうえで個人の権利を侵害することはあり得る。 逆に個人の権利をまったく…

水川健人
9日前
1

amazarashi『アンチノミー』から学ぶ選択の本質

前の記事で『アンチノミー』という曲を軸に人間とは何か、 人間と非人間の境界線はというテーマでいろいろお話した。 この曲は人間の意志決定について考えさせられる表現…

水川健人
9日前

amazarashi『アンチノミー』から見て取る人間とAIの境界線

普段、そこまで熱心に音楽を聞くことはない、 歌詞とかにも興味はなくリズムが良いとか、 何となく感覚的に刺さる曲をダラっと聞くぐらいなんですけど。 たまにいいなと思…

水川健人
10日前
1

個人として小さくても未来のためにできること

正直なところ、そこまで未来を心配していない。 問題も多いけれどそれを乗り越えるだけの力を人間は持ってると思う、 これまで積み重ねてきた歴史や知、これから積み重ね…

水川健人
11日前
18

どこで判断するかを判断する力を身につけることの大切さ

根本的に無能な人間ってほとんどいないと思っています。 向き不向き、時代や環境に求められるものなどの差があるだけで、 誰もが何かしらの場面で必要となる能力の土台を…

水川健人
12日前

自分という価値観から抜け出すことが多彩な関係構築につながる

成功哲学の有名な著書『7つの習慣』などでよく知られるようになりましたが、 人とより良くつながるコツとして自分がしてほしいことを相手にする。 逆に自分がされたら嫌…

水川健人
13日前

情報過多の時代を乗り越える基礎となる3つの考え方

情報が多すぎる状態では活用するのではなく、 情報に振り回されることも多くなったように思う。 何かを目指すため、成すためではなく情報集めや分析、 それ自体が目的とな…

水川健人
2週間前
1

言葉の使い方で思考を変えていくという意識を持つ

現代では個人としての自分を大事にするという風潮があり、 引いては自分の人生に責任を持ちより良い状況を目指すのが、 当たり前という価値観が表面的には一般的となった。…

水川健人
2週間前

人は意識的に意志決定しないという前提を受け入れたうえで思考することの大切さ

セールスにおいて人は感情で行動し後からそれを正当化する、
だから何かを買ってもらうにはまず感情を刺激するのが大事。

そんな教訓があるのですがこれはセールスに限らず、
あらゆる思考や意思決定的において的を射たものだと思う。

心理学者、レオン・フェスティンガー博士が提唱した有名な認知的不協和、
トール・ノーレットランダーシュ氏の著書『ユーザーイリュージョン』の、
脳の仕組みから見て取れる意識する前

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きっかけとなる共感、実際に前に進めていく方向性

物事、特に個人では成し得ない集団の力が必要な物事を前に進めるのに、
必要となるものは何だろうか?

理想や志のような多くの人の共感を呼ぶものだろうか、
それとも論理や目的(目標)設定のような具体的な方向性だろうか。

結論から言えばどちらも必要、というよりどちらにも役割があると考える。

物事が前へと進み始めるには共感を呼ぶものが必要で、
実際に進めていくには具体的な方向性が必要なのです。

ただ

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理想の社会や人生は求めるほどに遠ざかるのかもしれない

どうすれば理想の社会になるかと考えできることをやろうとする人達がいる、
社会みたいな大きな枠組みでなくとも個人として充実した人生、
理想の人生を送るにはと大抵の人は考え行動するでしょう。

後世にまで残る偉大だと呼ばれた人達が多くの視点や思想等を残してもいる、
だけど、それだけのものがありながら今だに幸せとは何か、
理想の状態とはどういうものかについて明確な答えは出ない。

答えらしきものが見出さ

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人間は常に困難に挑戦しないと虚無感に囚われやすいという話

何かを得れば今よりもっと幸せになれる、満足感や充実感を得られる、
そう考える人って多いと思うんですよ。

特に現代社会は資本主義によってほとんどの価値がお金に変換できるので、
お金さえ稼げば大抵のものは手に入れることができる。

だからお金があれば最高の人生を送れると考える。

しかし、実際には必ずしもそうなるわけではないようである、
大金を稼ぎながら虚無感を感じる人もいる。

理由もはっきりせず

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概念的包括が成立するのに最低限必要な要素

前の記事で概念に包括されて生きるのが人間社会だというお話をした。

それを知ったうえで自分に都合が良い概念に包括されて生きていくか、
自分が概念を扱う側に回り小規模なコミュニティなど作って生きていくか。

自分の意志を貫くか選択するのが大事だともお話しました。

ここではその続きとして自分で概念を扱う側に回る場合、
概念的な枠組みが成立する条件などについてお話しようと思う。

一応、最低限は概念に

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これからの人間社会は概念のぶつけ合いが加速するという話

人間社会を生きていくうえで概念の扱い方をわきまえているかどうか、
少なくともそれを理解できているかどうかは自分の人生を自分で、
能動的に形作っていきたいのであれば必須であると思う。

ここで言う概念とは複数の要素の共通点を抜き出したもの、
複数の要素を包括するなど抽象的な枠組みに対し、
名前や価値を付けたものです。

例えば現代の社会でほぼ全ての人間を包括している最も大きな概念は、
資本主義、つま

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求める完璧、求めざるを得ない完璧

多くの要素を高いレベルで備え完璧でろうとすることと、
1つの物事を極限まで高め尖らせていこうとする職人気質。

どちらが良いのかというのは度々議論されることであると思いますし、
どちらにもメリットデメリットがあり一概にどっちが大事とも言えない。

ただ1つ言えることは、職人気質は一部の狂気とも呼べるほど、
それこそ自分の命を失ってでも何かを極めたいみたいな人を除けば、
基本的には多分な物質的余裕を

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国に対して誇りを持つことと優越感は違う

日本のことが好きと素直には言えないのですが、
少なくとも大きな恩があると考えてる。

これまで人生、少なからず後悔や過ちと思えることがあれど、
大きく道を踏み外さず生きてこれたこと。

意味があるのか、何かにつながるのかもわからないけど、
日々考えたこと、思うこと、思想や信念などを言葉にして、
こうしてnoteなどで発信する余裕がある生活ができること。

それは自分の力だけでなく日本という社会を構

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個人と共同体のバランスを取る意識を持ちたいという話

当然ですが個人の権利と共同体の利益は必ずしも共存するわけではない、
共同体としての利益を守るうえで個人の権利を侵害することはあり得る。

逆に個人の権利をまったく侵害されたくないと考えるのであれば、
共同体から抜け出して本当の意味で個人として生きていくか、
あるいは何らかの方法で我を共同体に押し付け押し通し続けるしかない。

どちらも現状、荒唐無稽なことであり個人としての権利と共同体の維持、
ある

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amazarashi『アンチノミー』から学ぶ選択の本質

前の記事で『アンチノミー』という曲を軸に人間とは何か、
人間と非人間の境界線はというテーマでいろいろお話した。

この曲は人間の意志決定について考えさせられる表現が多いので、
この記事でも引き続きアンチノミーの歌詞の表現を借りて、
人間の思考傾向の特徴について考えてみたい。

今回のテーマは選択で、以下の歌詞から学べることは多いと思う。

結論から言えば選択するとは物事を定義し固定化するということ

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amazarashi『アンチノミー』から見て取る人間とAIの境界線

普段、そこまで熱心に音楽を聞くことはない、
歌詞とかにも興味はなくリズムが良いとか、
何となく感覚的に刺さる曲をダラっと聞くぐらいなんですけど。

たまにいいなと思う曲を見つけてしばらくの間、
ずっと聞いていることがあるのですね。

まあ、根が飽き性で熱しやすく冷めやすいところがあり、
しばらくしたら飽きてまたダラっとした感じに戻るのですが、
たまに思い出してはまた再燃することがある。

去年(2

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個人として小さくても未来のためにできること

正直なところ、そこまで未来を心配していない。

問題も多いけれどそれを乗り越えるだけの力を人間は持ってると思う、
これまで積み重ねてきた歴史や知、これから積み重ねていくものも同様に、
未来へ継承されその時々に必要な何かを生み出す力となるはず。

様々な分野のエキスパートがいてこの先もそういう人が生まれ、
成すべきことを成すでしょう。

ただ1つ心配事があるとすれば人間が人間でなくなること。

人間

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どこで判断するかを判断する力を身につけることの大切さ

根本的に無能な人間ってほとんどいないと思っています。

向き不向き、時代や環境に求められるものなどの差があるだけで、
誰もが何かしらの場面で必要となる能力の土台を持ち、
本人の意志次第でそれを伸ばしていくことができる。

向いてないものでもある程度のレベルであれば訓練や経験を積み重ね、
何かを成し得るぐらいのものを身につけられると思います。

思いますが1つ、どんな分野にも共通して能力の高低を決め

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自分という価値観から抜け出すことが多彩な関係構築につながる

成功哲学の有名な著書『7つの習慣』などでよく知られるようになりましたが、
人とより良くつながるコツとして自分がしてほしいことを相手にする。

逆に自分がされたら嫌なことは相手にしないという考え方がある。

これは確かにその通りであるとは思う、特に自分がされて嫌なことは、
大抵は他の誰かにとっても嫌であることの方が多い。

その社会で一般的な倫理道徳観が備わっている人同士の関係であれば、
されて嫌な

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情報過多の時代を乗り越える基礎となる3つの考え方

情報が多すぎる状態では活用するのではなく、
情報に振り回されることも多くなったように思う。

何かを目指すため、成すためではなく情報集めや分析、
それ自体が目的となってそれを何に適用するかまで、
思考が廻らない場合もある。

現代は間違いなく歴史上もっとも多くの人がもっとも多くの情報を、
自らの意志でいくらでも摂取できる時代であるでしょう。

であるにも関わらず人間の脳は数万年、進化していないとい

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言葉の使い方で思考を変えていくという意識を持つ

現代では個人としての自分を大事にするという風潮があり、
引いては自分の人生に責任を持ちより良い状況を目指すのが、
当たり前という価値観が表面的には一般的となった。

表面的というのは実際にそうであるかはまた別の話だからで、
それは言葉の使い方から読み解くこともできる。

現代の人間は思考する際に基本的には言葉を使う、
言葉の影響を大きく受けることとなる。

言葉で生まれた思考が言動につながり現実に

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