水川健人

思考がもっとも大事だという考え方を軸に、日々考え思うことをつらつらと書いてます。

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固定された記事

思考が大事という自分の理念を改めて考え直し形にしてみる

はじめにお話しておきますがこの記事は僕の理念、 情報発信とか人と関わるうえでもっとも大事にしているものを、 一度じっくり考え直してみようと思い書いた記事です。 公…

水川健人
1年前
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人はなぜミスをするのか

生きてきて一度もミスをしたことがない人などおそらくいないでしょう、 大小、実際の影響などに差はあれど人為的なミスは必ず起こるもの。 ですから人はなぜミスをするの…

水川健人
20時間前

結論ありきで現実を捻じ曲げる傾向はなぜなくならないのか

人には客観、論理など理性的な認識によりじっくり遅く思考する意識と、 過去や今目の前にある認識を元に素早く思考する無意識が同時にあり、 後に両者の意志を統合すること…

水川健人
1日前

考えることと感じることは別という性質が問題を複雑にする

大抵の人は自分のことを理性的で合理的だと考えていると思う、 実際それは間違いではないと思う。 きちんと考える余裕があって冷静に物事を認識することができれば、 大抵…

水川健人
2日前

否定も肯定もある基準に縛られていることには変わらない

現代はとにかく主観、自分を大事にするという価値観が根強い。 自分の感覚、経験、実感こそ絶対としそれ以外を軽視する、 時にないものとして扱うような傾向もあるように…

水川健人
3日前

性別という基準が曖昧化したことによる混乱の一端【トランスジェンダーになりたい少女たち】本紹介.6

この記事で紹介する本タイトル:トランスジェンダーになりたい少女たち 初版発行:2024年4月11日 著者(監修者):アビゲイル・シュライアー 発行所:産経新聞出版 …

水川健人
4日前
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比較基準の問題点

人が思考し意思決定する、選択する基準には大きく2種類あると考える。 1つは現時点ですでに社会に定着した規範や価値観、 例えば文化や伝統、宗教、倫理道徳観や思想な…

水川健人
5日前

やる気は根本的に人に備わっていない

やる気がでない、でたらやるみたいなこと、 考えたことがある人は多いでしょう。 あるいはどうして何にもやる気がでないのだろう、無気力なのだろうと、 自らを責めたりし…

水川健人
6日前
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当たり前は当たり前ではないと自覚することの大切さ

以下のツイートが賛否両論巻き起こしていた。 見ただけで議論や批判や攻撃を生み出すものだなとわかりますが、 個人的にひっかかったのは最後の方。 社会的生活をしてい…

水川健人
7日前

物事に適切に対処するためのコツ

要領や効率のいい人とそうでない人ってやっぱりいると思うんですね。 とは言え人それぞれ向き不向きとか生来的な性質の差などもあり、 あることには力を発揮できても別の…

水川健人
8日前

自分の感覚(感情)にだけ集中すると逆に自己が失われる

個人的な所感ですが最近、自分の感覚や感情に素直になるのが大事、 他人の意見に縛れるな的な主張等が増えてきたように見える。 第二次世界大戦敗北後、西洋から輸入され…

水川健人
9日前
1

平等や自由であることこそ善という思想が際限のない差別を生んだ

現代ほど平等とか差別の撤廃などの思想が支配的な時代はないでしょう、 または自由など個であることこそもっとも重要だという思想も根強い。 そして同時にそれらの思想が…

水川健人
10日前
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余暇ができたら何もしないをやってみるのも良い

長期休暇など余暇ができるとこれまでにないことをする人は多いと思う。 これまで行ったことない場所へ行って経験を得たり、 やったことないことへの挑戦、持ってない知識…

水川健人
11日前

自信は求める限り決して手に入らない

自信とはありのままの自分を肯定できること、信じられることを言う。 故に自信は何かを求めると決して手に入らないものとなる、 何かを得なければならない、条件がなけれ…

水川健人
12日前

何かを得ることで幸せであり続けるのが難しいのはなぜか

人間社会は物質的な豊かさを追い求める歴史を歩んできたと思う。 普通に生きるということが難しい時代には物質的に満たされ、 誰もが文明的な生活を送れるようになれば人…

水川健人
13日前

なぜ人間は二元論にハマりやすいのか

どんな人でも少なからず二元論にハマってしまうことがあるでしょう。 現実とは流れであり相互関係によってその輪郭を表すが故に、 人間社会を動かすための暫定的な基準を…

水川健人
2週間前
思考が大事という自分の理念を改めて考え直し形にしてみる

思考が大事という自分の理念を改めて考え直し形にしてみる

はじめにお話しておきますがこの記事は僕の理念、
情報発信とか人と関わるうえでもっとも大事にしているものを、
一度じっくり考え直してみようと思い書いた記事です。

公開することで改めてそれを大事にしていくという、
決意表明のような側面もあります。

なので、興味がないならせっかく開いてくれたのに申し訳ないですが、
閉じてもらって別のことに時間を割いてください。

読んでみようという奇特な方であれば誤

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人はなぜミスをするのか

生きてきて一度もミスをしたことがない人などおそらくいないでしょう、
大小、実際の影響などに差はあれど人為的なミスは必ず起こるもの。

ですから人はなぜミスをするのか知っておけば無くすことはできずとも、
ミスによる負の影響を軽減できるでしょう。

とは言え、ミスはその時々様々な要因で起こるものですから、
これだという原因をあげることは難しい。

ですが人が起こすミスである以上、人だから共通する要因が

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結論ありきで現実を捻じ曲げる傾向はなぜなくならないのか

人には客観、論理など理性的な認識によりじっくり遅く思考する意識と、
過去や今目の前にある認識を元に素早く思考する無意識が同時にあり、
後に両者の意志を統合することで1つの意志となる。

意識に関しては実際に思考しているわけではなく、
無意識が思考した結果を受け取り(自覚、認識し)、
それを後に精査することで新しい何かを考えるという説もある。

どちらにせよ言えるのは無意識のほうが意識より早く多く思

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考えることと感じることは別という性質が問題を複雑にする

大抵の人は自分のことを理性的で合理的だと考えていると思う、
実際それは間違いではないと思う。

きちんと考える余裕があって冷静に物事を認識することができれば、
大抵の場合により良く最善な答えを導き出せる。

人間の脳にはそういう機能が備わっていると思います。

ですが、1つだけ勘違いされていることがあるように思う、
確かに人は誰であれ意識的により良く物事を考えられますが、
感じることはできないとい

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否定も肯定もある基準に縛られていることには変わらない

現代はとにかく主観、自分を大事にするという価値観が根強い。

自分の感覚、経験、実感こそ絶対としそれ以外を軽視する、
時にないものとして扱うような傾向もあるように思います。

基準を定めるのは自分でなければならないという考え方もある、
しかしその基準をどうやって定めるかと言えば大抵の場合、
ゼロから何かを考えているわけではないでしょう。

自覚的かはともかく何かしら前提となる基準がまずあって、

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性別という基準が曖昧化したことによる混乱の一端【トランスジェンダーになりたい少女たち】本紹介.6


この記事で紹介する本タイトル:トランスジェンダーになりたい少女たち

初版発行:2024年4月11日

著者(監修者):アビゲイル・シュライアー

発行所:産経新聞出版

【トランスジェンダーになりたい少女たち】の概略

この本は西洋を中心に大きな流行となり激増している主に思春期の少女が、
自らを男性だとするトランスジェンダーについて、
アメリカの実情を例にその問題点を提起しているもの。

まず

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比較基準の問題点

人が思考し意思決定する、選択する基準には大きく2種類あると考える。

1つは現時点ですでに社会に定着した規範や価値観、
例えば文化や伝統、宗教、倫理道徳観や思想などです。

幼少期の頃より親や社会から受ける影響によって、
無条件で信じられる基準がいくつか形作られ、
その後の人生の思考等に影響を与える。

しかし当然ながら社会や環境、人間関係は変化するものであり、
無条件の基準への信頼が何らかの要因

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やる気は根本的に人に備わっていない

やる気がでない、でたらやるみたいなこと、
考えたことがある人は多いでしょう。

あるいはどうして何にもやる気がでないのだろう、無気力なのだろうと、
自らを責めたりした経験もあるかもしれません。

古今東西、やる気をだすためのあらゆる教えや方法論が生まれ、
だけど今だに万人に効果のあるようなものは生まれていない。

で、思ったのがそもそもやる気なんてものは最初から人には備わってない、
あるのは反応と

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当たり前は当たり前ではないと自覚することの大切さ

以下のツイートが賛否両論巻き起こしていた。

見ただけで議論や批判や攻撃を生み出すものだなとわかりますが、
個人的にひっかかったのは最後の方。

社会的生活をしていたら『当たり前』に身につく優しさという箇所に、
分断を助長する思想がつまっているように感じる。

自分の当たり前が他人の当たり前だと感じられる想像力の欠如です。

よくお話しますがまず日本という国自体が世界的に見ても極めてまれ、
少数派

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物事に適切に対処するためのコツ

要領や効率のいい人とそうでない人ってやっぱりいると思うんですね。

とは言え人それぞれ向き不向きとか生来的な性質の差などもあり、
あることには力を発揮できても別の何かがダメということもある。

要領や効率を単純に考えることはできないのですが1つだけ、
どんな人でもある物事に直面した時、適切に対処するコツがある。

考えるべきこととそうでないことを最初に明確化し、
ざっくりと割り切ることです。

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自分の感覚(感情)にだけ集中すると逆に自己が失われる

個人的な所感ですが最近、自分の感覚や感情に素直になるのが大事、
他人の意見に縛れるな的な主張等が増えてきたように見える。

第二次世界大戦敗北後、西洋から輸入された自由主義や個人主義は、
現代に至ってその影響力を盤石にし誰もが自由、個人であることを、
意識的には善とし社会に帰属することを時に忌避するようになった。

中には国や社会は個人を満たすための道具だと、
どこまでも傲慢になるような人もいる。

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平等や自由であることこそ善という思想が際限のない差別を生んだ

現代ほど平等とか差別の撤廃などの思想が支配的な時代はないでしょう、
または自由など個であることこそもっとも重要だという思想も根強い。

そして同時にそれらの思想がただのまやかしであることに自覚的なことも。

平等を推進したり差別を許さないと言ったり自由こそ尊ぶべきと言いながら、
自分達の言動を善としそれ以外を抑圧しようとする人はいくらでも見つかる。

そういう人の姿を見て所詮は自分達の意見を正当化

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余暇ができたら何もしないをやってみるのも良い

長期休暇など余暇ができるとこれまでにないことをする人は多いと思う。

これまで行ったことない場所へ行って経験を得たり、
やったことないことへの挑戦、持ってない知識やスキルの獲得。

あるいは日頃のストレスの解消や忘れたい何かを上書きしたり。

そういった新しい刺激を取り入れ自分の思考の幅を広げていく、
必要ないと思われる何かを表面的とは言え自分の中から押し出す、
これらは確かに有意義で大切なことで

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自信は求める限り決して手に入らない

自信とはありのままの自分を肯定できること、信じられることを言う。

故に自信は何かを求めると決して手に入らないものとなる、
何かを得なければならない、条件がなければ信じられない。

それ自体が自信がないことの何よりの証だからです。

本当の意味で自信がある人は主観的に自信のあるなしを自覚できない、
より正確に言えば自信の有無など考えずとも自分が進むべき道、
その道を歩き続けるという意志を持ち信じや

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何かを得ることで幸せであり続けるのが難しいのはなぜか

人間社会は物質的な豊かさを追い求める歴史を歩んできたと思う。

普通に生きるということが難しい時代には物質的に満たされ、
誰もが文明的な生活を送れるようになれば人間は幸せになれると考えた。

それは現代社会の多くにおいて実現したように思う、
特に日本は世界でも稀に見る物質的な豊かさによる余裕と、
それによって大きく解放された精神的活動を可能とするようになる。

では、日本は世界でも稀に見る精神的に

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なぜ人間は二元論にハマりやすいのか

どんな人でも少なからず二元論にハマってしまうことがあるでしょう。

現実とは流れであり相互関係によってその輪郭を表すが故に、
人間社会を動かすための暫定的な基準を定める必要はあれど、
世界に絶対的な基準というものはないと個人的には思う。

正しいことも間違っていることも世界全体で見れば存在しない、
全ては関係性の中であるがままに存在するものです。

ですが、自分は正義で相手が悪のような極端な考え方

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