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キャリア的視点248 -第0印象で就職を有利にする方法:就職支援2/3-

毎日ブログ 248日目(2020/11/2)

今日は就職活動、転職活動の立ち回り方に焦点を当てて書いていきますね。
まさにオンタイムで転職をしようとしている方はもちろん、転職なんて考えてないよ、と言う方も役に立つ情報を入れていますよ(^^)
今日は3連続企画の2日目です^^ 良かったら併せてお読みください^^;

第0印象

皆さんは就職・転職活動には第0印象というものがある事はご存じですか?
この言葉自体は既にネット検索などでも出てきますので知っている人もいらっしゃるかもしれませんね。

実際に会った瞬間が第一印象であるなら、その前にあたる部分を第0印象と言います。応募の際の電話受付、履歴書、及び履歴書を送る際の封筒、これが第0印象になります。実際に担当者はそこから色々と推測して評価をします。
(私はこれを「第零印象」と呼んでいたのですが、改めてネットで検索してみたら「第0印象」という表記が大勢を占めていたので、第0印象に統一します^^;)

これは某企業名古屋オフィスで実際にあった話です。ここでは人事部ではなくて各支店に採用担当者(所長)がいます。

①応募の電話を切った後…
「ダメだぁ、暗い! この人とは働きたくないわぁ」
「それはちょっとやだね〜」
と言って、採用担当者に伝えます。そしてその担当者もそれを鵜呑みにして、実際に届いた書類を一瞥して不採用にするのです。

皆さんが本当にその会社に行きたくて、それだけの労力と時間をかけるのであれば、1本目の電話から、相手が採用担当者でなくても油断してはいけなません。

②応募の封書が届いた時…
「うわ、こいつ茶封筒で送ってきてる。はいアウト!」
「白封筒じゃないなんて常識知らず~」
「この間なんか三つ折りで入ってましたよ」
「ありえね~ もう全部、ダメ! なってない」

担当者の宛名が書かれているのに宛名以外の人が明けるのは法律違反ですが、実際の現場はこうです。何度言っても直りませんでした。
なぜ、こんなことになるのでしょうか? それは担当者がメンバーに、
「この人どう思う?」
と見せて回っているからです。守秘義務とかは飾りです。

この様にいつの間にかできている「応募マナー」を信じ切ってしまい、そのマナーが守れていないと採用担当者に辿り着く前に、無責任な社員に不本意なふるいに掛けられてしまいます。

書類選考

無事に受け付けの網を潜り抜けても、次に待っているのは書類選考です。
皆さんは就職活動を行う時、どんな履歴書を用意していますか? ひょっとして、求人情報誌などにおまけで付いている物を使っていませんか?

確かにあれも正式な様式には違いないのですが、正直に言わせていただくと、あれが使えるのは派遣元会社への登録やアルバイトの面接くらいではないでしょうか。
と言うのは、多くの企業の人事担当者は、数多くの履歴書を見て来ています。その履歴書を見て、実際に会う前の第0印象を持つことになるのです。雑誌のオマケではなく、ちゃんとした書類で用意することをお勧めします。

……私の本音を言えば、履歴書の書式なんて法的に決まっているものではないので、自分をアピールするためにもオリジナルで作るのが一番です。
「趣味欄」「特技欄」はもちろん、最近問題になっている「性別欄」「年齢欄」等はしれっと削除しまえば良いのです。
職務経歴書もあるので、あまり崩すことはありません。書きたくない部分だけ消してしまうのです。

中には「(コクヨなどの)メーカーが販売しているものでないとダメ」という企業もいますが、その様に言われたら皆さんから切ってしまいましょう。人事担当者だけが固いのか、会社全体が古いのかはわかりませんが、無理に入社しても良い事にはならない様に思います。

本来、雇用側と被雇用側は対等であることが原則です。それが労働の現場には往々にして組織が上位であると勘違いしている方が、双方共に比較的大人数います。
被雇用側は自分の労働力を、雇用側である企業に売るという売り手と買い手の関係でもあるのです。高く売る為に資格やスキルを身に付けるのです。だからこそ、売り手である被雇用者は高く売れるようにチラシとしての履歴書を、自分を良く見てもらえるように書く必要があるのです。

履歴書と職務経歴書は自己アピールの場なのです。

そして面接へ…

最近の履歴書に関しては性別欄などと同じように写真も貼るべきではない、という議論が起こっています。人を見た目で判断するのは良くない、という事のようですが、そこに関しては私は必要だと思っています。

なぜなら、人はどんな場合でも評価され続けるものだから、です。
就職してどんな職に就くかにもよる訳ですが、営業職であれば表情は特に大切です。身だしなみも含めての第一印象を良くすることは成績にも繋がる訳です。履歴書の写真すら身だしなみを整えることができない人が、毎日の業務に身だしなみを整えることは難しいと感じさせてしまう訳です。その意味では企業としては面接の前に確認したい要素のひとつなのです。

良い写真を撮りたいのであれば、お金はかかりますがプロの写真家に撮ってもらいましょう。そして採用担当者に本気度を見てもらいましょう^^

さて、数々の第0印象を越えて、いよいよ面接です。企業によっては2~3回におよび場合もありますね。準備は大丈夫ですか?

スーツやカバン、髭剃りや整髪、眼鏡に汚れ拭き。身だしなみは大丈夫ですね?
どんな事を聴かれるかを想定した質疑応答はどうでしょうか。
聴かれるだけではありませんよ^^; 会社のホームページなどで調べて、わからない事、確認したいことは数点用意しておくべきです。自分がいかにこの企業で働きたいのかをアピールするチャンスなのですから。

いざ面接を受ける為に企業を訪問する際に、勝負は最寄駅から始まっていると思っていましょう。これは自分の将来を掛ける時間なのですから、やりすぎると言うことはありません。
今年からはコロナの影響もありオンライン面接を行っている企業も多いと思います。

リアル面接とオンライン面接の流れに関しては、明日の記事で書かせていただきます。まず今回は面接の前まで、と言うことで^^;

次回、3連続企画 第3回目

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