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キャリア的視点257 -採用視点の応募の在り方:採用視点1/2-

毎日ブログ 257日目(2020/11/11)

先日、労働者側からの視点で転職に関する記事を、3連続で書かさて頂きました。(3記事あるので最初の1回にリンクを貼ります(^^))

今回は逆に、採用者側の視点で考えてみることで、転職活動のヒントになればと思います。
また、採用側になる企業の経営者、人事担当者さんも、「なるほど、他社はそんな視点なのか!」と思ってもらえると嬉しいと思います。

自社の現状を確認する

まず企業側は、採用の前にそもそもなぜ、「従業員が辞めていくのか」を考えると良いと思います。

企業の業績が鰻登りで、「これからの成長戦略に新しいマンパワーが必要だから!」であれば問題はありません。新進気鋭で可能性に満ち、まだどこの色にも染まっていない新卒を探すもよし、様々な企業の中で揉まれ磨かれた、経験豊富な転職者を雇うもよし、の状態ですね。

「誰かが退職するから交代で」は、その退職者が定年退職者以外であれば、確認したいことがあります。
その退職者は「本当に円満退職」なのでしょうか?

転職情報誌などを見ると、転職の際のコツとして、「円満退社を心がけましょう」と異口同音で出てきます。退職金の支給や、離職届などの残った事務処理を円滑に行なってもらい、場合によっては「いざ」と言う時の保険と言う側面もあるようです。

心にネガティブな要因を持ち、不満を抱きながら辞めていく。でも表面上は笑顔。と言う方は決して少なくありません。
これはなかなか統計が取りにくいテーマでもあるので数字としては明確に出ていないのですが、程度の差こそあれ退職者のおよそ9割が不本意な退職となっていると言う話も聞きます。

常に、一年中求人を出して人を募集している会社は、少し会社組織のあり方を考えた方が良いかもしれません。入っては辞め入っては辞めの状態に聞こえます。
これは求職者側からも要チェックされるポイントです。私もとてもお勧めできません。楽しく、気持ちよく働ける環境かどうか、正直不安しかありません。
もし自分の会社が「!」と言うことでしたら、是非ご連絡くださいね^^;

求職者に対する採用側の視点

採用側が求める人材を端的に書けば、それは、

①協調性
既存のチームに入ってうまくやって行けるか
②即戦力になれるかどうか
社員教育にどれくらいの時間と費用がかかるか。
③将来性があるか
会社の人材としてどんな期待ができるのか。

他にも担当者によっては、「私はこんなところをチェックしている」と言う物は多くあると思います。
「社会人としての最低限のマナー」「ビジネスマンとしてのマナー」なんてあたりは大前提です。
よく「やりがいを持って働けるか」という話もでますが、やりがいなんて個人個人過ぎて、政治家が漁に出ても何もできない様に、全ての人が全ての会社の仕事に合う訳ではありません。それにむしろ個人のやりがいをつぶすのは決まって働く環境に問題がある場合が多いのです。

話を戻しますが、会社というのは組織です。組織における採用を考えてみると、組織である以上、様々な人が集まって何かをやっている訳です。
その中で①みんなと仲良く仕事をして、②業績アップに貢献して、③将来的に幹部になる事を期待できるかどうか。
という事です。
これらは応募から面接、内定、入社、入社後と、一貫してずっと続けて見られている事です。

順番が前後した様な印象もありますが、この観点から次に応募の仕方を考えてみましょう。

応募時のチェック

求職者がまず気をつける事は採用担当者の機嫌を損ねない事です^^; 要はマナーを守れているか否か、です。

「履歴書と職務経歴書を送ってくださいね」と言ってあるのに、封筒には履歴書だけを入れて送ってくるとか、
写真をスナップ写真にするとか、
履歴書が汚れているとか。
全部実例ですが、さすがにこれらは面接に進められません。会った事すらない人(採用担当者)に対して礼儀を失するのは、この先企業内で仕事をしても、どこかで礼儀を失する事が想像できてしまうのです。

中には「履歴書だけで良いですよ」と言っておいて、職務経歴書が入ってないと「常識がない」と不採用にする担当者もいるくらいです。私にはどちらが常識がないか分からなくなる瞬間でしたが…^^;

第0印象としてそんな受け取られ方をしない為に、応募者はではどうしたら良いのでしょうか?
まず、自分の常識は他人の常識ではない、と理解するところから始めましょう。多様性とは少し違う気がしますが…

応募の際のマナーらしき物があるらしいんです。誰が作ったいつの時代のものかは分かりませんが、盲信している人もいますので、敢えてそれを守るのが「失敗しにくい方法」なのです。

曰く、
①「履歴書、職務経歴書はA3横使い」
②「封筒はA4の白限定」
③「履歴書は二つ折り(A4サイズ)」
④「履歴書は手書き」
⑤「履歴書・職務経歴書の誤字・脱字NG」
⑥「返信用封筒・切手を同封」
etc…etc…

⑤⑥以外は正直どうでも良いと思うのですが、それも私の常識は世間の正直と異なると言うことなのでしょうね^^;

そして面接へ…

最終的には採用担当者の匙加減です。また、採用担当者の手前にもふるいにかける人が存在します。
応募者が「どうしてもその会社で働きたい!」と思うのであれば、第0印象として、応募の電話の際も履歴書を送る際も気を抜かず、誰が見ても失礼のない120%の常識で当たる事、それが採用する側としてはそれが大前提なのです。逆にそれが当たり前にできる事で、働き方を視るのです。

企業も〇百万円という費用をかけています。これは当然に真剣です。
応募者も時間と労力をかける以上はどうでも良い企業には応募しないでしょう。
採用は真剣な者同士の真剣な掛け合いです。であればこそ思いつく事は可能な限りチェックしているのです。その上で初めて面接が始まるのです。

続きは次回に改めて^^
キャリア的視点258 -採用側視点の面接:採用視点2/2- をお楽しみに^^

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