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#68 ファスティング3日目と翌朝のBreakfastまで


ファスティングの3日目の朝は、開口一番が「おはよう」でなく、開けた口に水を入れた。
何を置いてもまずは水と、前日学習していたから・・・

前日は、"明日は、爽やかに起きられるような気しかしない" と言ったものの、その朝の目覚めの悪さは普段通り。そりゃそうなのだ、単に私が朝に弱いだけのことです。ゆうべ用意した水をたくさん飲んで、それから行動を開始した。

頭痛もないし、今日は活動できる気がする…そう思いながら、チコリコーヒーをいつもの半分の薄さで、いつものオート(oat)ミルクなしで飲む。チコリー (chicory) って、葉っぱを一枚ずつお皿のようにして、思いつくままの物を載せたら小洒落た前菜になる、あの野菜。

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この植物の根っこの部分をローストすると、コーヒーの代替品となる飲み物になる。

自分でつくるのかって訊かれると、それはムリです。

一度、たんぽぽの根っこを庭中からかき集めて、きれいに洗って細かく刻んで、天日に干してフライパンで炒って、それをミルで砕き、ようやく出来上がって淹れられたのが、カップ一杯のコーヒーだったことから学んだのだ。

自然の恵みは自分で手作りするべきものと、それは諦めて誰かがやってくれたものを買って時間を節約した方がいいものとに、絶対分かれる。

そんなチコリコーヒーと、タンポポコーヒーはいつも市販のものでお世話になっている。

正統派、というか普通のコーヒーではなく、カフェインが入らないコーヒーを飲むようになった話は次に投稿することにします。今日はファスティングの顛末を話そうと思う。結論を言えば、


3日目は割と普通と変わらない一日を過ごせた

水のみでは無理と判断し、ヒマラヤンブラックソルトを入れたお湯を飲んだ。これはゆで卵のような温泉のような硫黄の臭いがする。いや、その程度の表現ならまだしも実際は下水のような臭さと言っても過言ではない。でもブラックソルトは酸素還元力が強いので、身体に塩を入れたいならこちらが一石二鳥な気がする。自分で決めたんだけど‥‥

お昼にはシャキっとしたかったので、ファスティング中のメインイベントであるジュースも作った。

今回は、庭の家庭菜園から間引きしてきた大根の葉っぱ、酸っぱい葉っぱのソレル (sorrel)、それとうまく株にならなかったサラダ菜みたいな白菜の葉っぱをもいできてセロリ、にんじん、りんご、生姜とレモンを入れた。

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ひゃ~からだシャキ~ン!。何度飲んでも感動する~。

さて息子のほうだが、ジュースだけは私と一緒に飲むことを決めたもよう。彼はいまエンザイム (天然消化酵素) ハマっている。アルコールと対極のこんなヘルシーすぎるものでも一緒に飲めるのは嬉しい。

息子は、二日目の終わりからちょっとささくれ立っているような気がしていたのだが、三日目に入り、食べられないことでイライラしているもよう。小さなことでチクチクする言葉を放つ。もうネガティブ発言をしない志向は吹っ飛んでいる

夫は空腹時には人格が変わる?と感じるほど余裕を失う男だ。空腹がもたらすものは親子で同じというわけだ。

午後、車で5分の coastal path (海岸線を見下ろす散歩道) を夫と歩く。息子は庭で本を読んでいるから行かないと言った。きっと気力がでないのだろう。

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長いウォーキングではなかったが、食べられる草を摘んだりしながら楽しい気分で歩くことができた。

私が前日 (2日目) がつらかったのに対して、息子がいちばん力が出なかったのは3日目だったと言う。

そうして3日目の私のファスティング、水以外では夜に手前味噌をお湯に溶いただけの味噌汁ならぬ味噌湯?を飲んだ。

普通に過ごせてホッとした。あとは翌朝の Break(破る) fast(ファスティング) の時を楽しみに眠るだけだ。


そして明けた4日目、3日間のファスティングの終了の晴れ晴れしさが待っているはずだったが、そうではなかった。

今まで一度もこんなことはなかったのだが、起きがけの手足が変なのだ。インスピレーションを書き留めるべくペンを握ろうとするが、どうしたわけか文字にならない。

ベッドサイドの水を十分に飲んだが、トイレに立った時にもその状態は変わらない。どうも低血糖状態のようだ。

こんな時には急いで飴をなめたりするのかな‥と、階下に唯一あるはずのキャラメルを思ったが、せっかくのファスティング明けなのだ、自然の味を舌が堪能しつくせるこの時に、キャラメルは寂しいと思った。

そこで思いついたのが、冷蔵庫でたまたま解凍してあったグリーンゲージという西洋スモモのピューレ。去年完熟の状態でいただいたものを保存してあったのだ。信じられないような完璧な味の糖分の高い実には砂糖など一切必要なく、その滋養あふれるピューレが運よく待っていたのだ。

ひとくち口に入れ、その濃厚な甘さと爽やかな酸っぱさに唸る~。

初めはフワフワしていた自分の体に、その甘さが広がるたびに少しずつ力が戻っていった。

その後は血糖値の回復のために横になって休んだが、ようやく起き上がって回復食としてお粥を作った。数日前の天日干しのしいたけを戻したものと大根葉を細かく細かく刻んだ、ちょっと具のあるお粥に味噌を入れた。

普段はあった方がおいしい市販のつゆの素を入れなくても、それは十分すぎるほど味わいのある食べ物だった。

ファスティング後の繊細な舌に、市販のおいしさは全く無粋だと感じる


以上が私の今回のファスティングの顛末。3日目なんて頭がスッキリ冴えていたから、「note投稿のペースを上げたかったらファスティングがお勧めよ~」なんて発表したいくらいだった‥‥わけだが、調子に乗っていろいろやっていたので本当はやらないほうがよかった夜更かしをしてしまった。今朝の不調はそれが関係しているように思う。

"ファスティング中は早く寝て、10時から2時までの体を休めるべき時間は眠りましょう" ‥‥2時に寝た私の自覚のなさを猛反省します。

三日後の体重は1.1kg減っていた。食べていない分だけのレベルだ。昨日は父の日だったのに、夫にご馳走を作ってあげられなかったのは申し訳なかった。

夕方、卓球クラブで汗だくになり心拍数が上がる運動をするので、今日は少しずつ消化が良くて素材の味を楽しめるものを食べていこう。それから、せっかく胃が小さくなったのだから、『腹八分目』は難しくても『腹九分目』で食べ終えられる自分でいたい

それがせっかく頑張った3日間を無駄にしないための、これからの私の目標だ。

ファスティングで大切なことは、その後の食習慣をどのくらい変えられるかにかかっていると思う。いくら3日間食べないことに成功しても、これが今後の生活習慣に活かせなければ逆効果にもなり得るのだ。

今日は私たちの結婚記念日。ご馳走とワインは明日までお預けにしようと思う。



*ファスティングのやり方はインターネットでいくらでも検索できます。あくまでも私の場合の気づきであり、どなたにでもお勧めする意図の記事ではありません。


コーヒーに関する考察を書きました。よかったらご覧ください。







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