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#201 子育ての正解なんていつになってもわからないのです


私には3人の子どもが居ますが、一番上の娘がこの秋には30歳を迎えるという事実がありまして、ちょっと意識が朦朧となりそうです。

なんか嫌なやつに聞こえたらごめんなさい。誤解を恐れずに言えば、子育てを苦労と感じたことはなかったです。
「自分育て」や「わたし時間」などといわれる、自分のためのゆとりがない不安はあったと思います。周りの人がやたらキラキラして見え、自分だけ冴えないと感じていました。

裕福だったことがないので、いつでも「貧乏な家族」と思ってもらえてよかったと思います。だって割と社会的ステータスのある家だと、周りを印象付けるのが当たり前になるかもしれないじゃないですか。
ほかの基準に合わせるとか無理をするプレッシャーのない家族生活でした。
今日は主題でないので書きませんが、思い起こせば周囲がお金持ちだらけの環境で、子ども達に経験させてしまったエピソードはいろいろあります。別記事で書くかもしれません。

子育てを苦労と感じなかったのは、子どもたちの聞き分けがよかったとか、夫の理解があったとか、実家や義家族の協力のおかげとか、挙げるとキリがないほどの条件が揃ったからであり、私の「母」としての力量ゆえではないです。言い切れます(笑)

でもね、こうあっさりと「自分の手柄じゃない」と言い切れるのは50歳を超えたくらいからなんです。
お恥ずかしながら、自分がまあまあ「いい母」のつもりだった時代がありました。
そんな錯覚が泡になって飛んでったのは、50手前で特別支援学校で働いた時です。肢体不自由の子ども達をケアし、自閉症の子ども達から信頼を得たいと模索した、あの葛藤と格闘の中で、自分の無力さ、もっといえば無能さを悟りました。
自身も自閉症のお子さんを持つ同僚たちが複数居たのですが、彼女たちは貫禄が違いました。判断に迷いがないところがほんとうに素晴らしかったのです。

私は物事を真剣に受け止めるところがあります。
自分が母親として培った経験が、マニュアル(想定?)通りのことをしない子ども達のまえで何の意味も持たなかった‥‥
それは、私が唯一持っていた『母の誇り』さえ木っ端微塵こっぱみじんに砕け散った衝撃でした。

私がうちの子をいい子に育てたんじゃない‥‥ たまたま楽しく育てやすい良い子たちを与えられただけのことだった‥‥


もしもSNS発信できる今の時代に子育てをしていたら、私は育児で工夫していることや、こういう信条で育ててます~なんて偉そうなことまで書いていたかもしれない‥‥なにしろ楽しい子育てがデフォルトであり、その先の想像力がなかったのですから‥‥

50を過ぎてからの私は、世の中のお母さんたちは本当に偉い!と心からの敬意を抱いています。
正直、なんて素敵なお母さんが多いのだろう‥‥と恐れ入っております。
うちの子どもたち、言いたいことが山ほどあろうと思うし、足りないだらけだったこと「ごめんね」と手を合わせるのです。
やり方間を違ったと思う時もあるし、全部オッケーだったかもと思える時もあります。
子育ての結果は、大きくなった我が子のどの時期を切り取るかで評価が違ってくるかもしれません。つまり、人生は山があり谷があるだけ‥‥ いい時は親の育て方がよかったから、悪い時は親のせいだなんて、もういいんじゃない?と思う。

うちの子どもたちでいえば、彼ら自身が生きる力を発揮するので心配はしていません。彼らの人生が思い通りにいっていない時は愛おしいと思います。
でもきっと大丈夫なのもわかっているので、子どもの人生と自分の人生にはちゃんと境界線を引けたと思うし、それ大事だな、と言えます。


子育て奮闘中のみなさんは、ほんとうに素敵なことをやってるんです。そのまんま今を抱きしめてくださいね、と伝えたいです。

そんなことを強く思わせてくれる現在進行形の親子のお話があります。
最近kindle出版されたゆるりさんの著書『僕、電車でひとり旅すんねん』をご紹介させてください。

noteのゆるりさんはこちら。


私がゆるりさんと出会ったのはコロナ渦に人との繋がりを求めてオンラインサロンのコミュニティに足を踏み入れたからでした。
そこには自分の好きや得意をカタチにしようとするキラキラがいっぱいありました。メンバーさん達が分化してどんどん持ち味を生かしたサロンを主催し始めました。

『餅は餅屋』って言葉あるじゃないですか。
私、その通りだと思います。


ことちゃんという女性がいます。サロンで学びながら彼女らしさを追求した結果が、Kindle出版のサポートをするということでした。


私のほうが歳が上というだけで、ことちゃんと呼んでいますが、どちらがしっかりした大人かといえば、絶対ことちゃんです。

この出版伴走のレポートに登場する一期生のコノエダミズカは私です。お恥ずかしながら、次々と本の輩出に伴走してきたことちゃんの歴史にひとりだけ本を出せなかった人間、それが私なのです、ごめんなさい。
37,000文字の下書きはできていたんですが‥‥(詳細は上の記事内にあります)
でも、今のnoteに投稿する楽しみに出会えたのは間違いなく、あの時何かを描いて残そう、としたのが始まりでした。


自分のKindle本を出版する際に「実はことちゃんのおかげだった」と言いたくて彼女のことを出し惜しみしていました~。
めちゃくちゃ有言不実行(all talk and no action)な私の懺悔とともに、ことちゃんのことを今書きました。
ゆるりさんの本もことちゃんが伴走されています。

私、絶対本にして出してほしいと思うnoterさんが多いんですが、ことちゃん、とっても有能なコーチですよ、みなさ~ん!






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コノエミズ
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