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夜中のなんでもない時間

タイトルで察していただければそれでいいです。いつもの詩ですわ。

静かなはずの夜中に
一際、存在感を放つ部屋

ジーと音を出す蛍光灯
熱風を吹き出すのは電気ストーブ
ミストを吹き出すのはペットボトルの加湿器

よくもまあそんな、夜中に演奏会ですか

風呂上がり
私は頭にタオルを巻いて
さながらアラブの石油王

無職で財布がすっからかんな私にとっては
何とも皮肉な話でありますが

パソコンと睨めっこして
キーボードと触れ合い
仕上がるは、この詩だと

下らないと言うなら下らない
それでも、私は今このときに、このときだからこその『ときめき』を欲する

社会からみれば、それはそれは、私は劣っているけれども
ときめきでみれば、寝静まっている夜中で、何気ない日常風景で、
ここまで胸を躍らせている人間はそういない

ちょっとくらいは格好つけちゃっていいじゃない?


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