自尊心はカネ次第?

心鏡の湖です。
個人的解釈シリーズ、第一弾(続くの?)は自尊心です。
※です、だ、はごちゃごちゃなのはいつものこと。

「自尊心はカネ次第。それどころか、うつ病も幸福感もカネ次第では?」という疑問。「結局はカネかよ」という、ある意味残念な話です。

自尊心は高いほうがいい、そう思いますよね。

〘名〙 自尊気持自分を尊び他からの干渉をうけないで、品位を保とうとする心理態度プライド

https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E5%B0%8A%E5%BF%83-520232

「自分には価値がない」と思えば自尊心は低く、「自分には価値がある」と思えば自尊心は高い。「じゃあ自分には価値があると思えばいいじゃないか」と思っても、そう上手くはいかない。

自尊心に関する本はたくさんありますが、結局のところ、自尊心は上がりましたか? そもそも、何を基準にして自尊心が上がったと証明できますか? 自尊心ってすごく抽象的で曖昧なんですよ。確かに存在していますが、すごくぼんやりとしています。

例えば、自尊心を高める方法は以下の通り。

  • 自分をほめて伸ばす

  • 短所を長所として捉えなおす

  • 他人といちいち比べない

  • 自分の長所に目を向ける

  • 小さな目標を立てて成功体験を積み重ねる

  • 自分が心地よいと思う時間や場所を増やす

  • 努力したことや苦労したことなどの経験談を書き起こす

  • 嫌われてもいいと割り切る

  • 毎日を前向きに過ごすための具体的なアクションをとる

まあ、いろいろとありますが、これらで自尊心が上がれば儲けものですわ。でも、いまいち分かりづらいですよね。何よりこれを実践するのは骨が折れます。少なくとも筆者は。そのため、少し自尊心について深掘りしてみましょう。

自尊心を考えてみる

例えばこんな場面があったとしましょう。ゲームショップで親にゲームを買ってもらえなくて駄々をこねる子ども。親に置いていかれそうになってギャン泣きする子どもの姿を。

そういう子どもは「買って! 買って! 欲しい!」とねだります。防衛機制でいうところの「退行」にあたります。

これが大人になると変わります。買えれば自尊心が上がることでしょう。それが理想です。もし、お目当てのゲームが買えなかったとしても、我慢したり諦めたり、他のものを買ったりと、あらゆる理性的な行動が取れるようになるのです。防衛機制でいうところの「抑圧、置換」など。

社会的に見たら大人のほうが正しい行動を取れていますが、お目当てのゲームが買えなかった場合は、子どもであっても大人であっても感情に反する結果となります。

感情では「こうしたい」と思いながらも、理性でそれを阻害します。これが自尊心を低下させる原因となります。

理解しやすいように、マトリクス図をご用意しました。別に筆者は心理学者でもないため、個人的解釈として載せておきます。

感情と理性の関係

自尊心が上がるパターンはAのみ、それ以外は自尊心が下がります。そして自尊心が下がるほど、脳に炎症が起こり、うつ病になりやすくなるということですね。言うなれば、ストレスが発生すればその時点で自尊心は下がっているのです。

また、世の中は不条理なもので、皆が同じ頻度でパターンAを引き当てることができません。

その最大の要因が「お金」です。子どもであっても大人であっても、お金があればゲームが買えます。つまり、パターンCをパターンAに移せるわけです。つまり、お金持ちであるほど、パターンAを引き寄せられる頻度が多くなるということです。さらには、「お金持ちであるほど、自尊心が高くなる」ということにもなります。

こうなると、最初に書いたように、「自尊心はカネ次第」となるのです。

そして、これが「お金があればうつ病が治りやすい」と言われる所以です。お金で自尊心が上がるから。

もし、お金があっても自尊心が上がらないとしたら、以下の原因が考えられます。

  • 明確なストレス因子がある。ストレスを取り除く必要がある。例えば、お金を稼いでいても仕事のストレスが強すぎて自尊心が上がっていない。いわばパターンBが慢性化した状態。

  • 誇張的で非合理的な思考パターン(認知のゆがみ)が著しく発生しているため、理性そのものに問題がある。これは認知行動療法で修正が可能。

  • 単純にお金の使い方が下手。ないとは思いたいが、残念ながらある。でもこういった人は『お金の大学』とか『家の家計の「支出の割合」』とか読めば解決する。ファイナンシャルプランナーに相談してもいい。カネあるんだから。

また、『自尊心は金次第』において、考慮すべき点があります。ひとつは、ここでの金がないというのは、絶対的貧困ではなく相対的貧困のこと(所得格差があること)。もうひとつは、日本人は不安遺伝子を持つ割合が多いことです。これを考慮しないと、アフリカ人は極度の貧困でありながら幸福感が高いことの理屈が通りません。

働けなくても自尊心は上げられる?

働ける人は働けばいい。まだまだ足りないなら、うまいことキャリアアップでも目指せばいい。年収800万円が幸福度の限界というデータがあるから、とりあえずはお金、そういうこと。そこから先は幸福関連の書籍をば。

では働けない人はどうすればいいのか。もとからうつ病が治らない人とか。言うなれば筆者とか。問題はここ。特に生活保護受給者の場合は経済的困窮によってモノの購入に制約がかかるため、パターンCの状況が慢性化する。働けないとなると自尊心を上げる方法はほとんどない。あっても意味を成さないだろう。

そして結局は、なんで精神3級だけ障害年金もらえないんや問題に戻ってくる。

2023年12月15日現在は給付金が貰えるとかどうとかの話になってはいるが、そんなチマチマしたことやってないで、生活扶助と障害年金をそのまま貰えればいいんだよと思う。

それができないなら政権はさっさと変わってもらおうね、という単純な話で済む。とはいっても幸福感の観点から、社会主義に舵を取ることは望ましいとは言い難く、資本主義の形を維持しながらも別の政権に変わってもらったほうが、結果として生活保護受給者によっては有益と考えられる。以前の記事を読んだならわかるが、自民党と生活保護の相性はとんでもなく悪い。

https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/recapture/pdf/062.pdf

例のグロ政策。

今もなお火種になっている生活保護給付水準引き下げの問題(実際に引き下げたことが問題となり、裁判が今も行われているという有り様)や現物給付にしようという策が2012年にはあった。読めば読むほど吐き気を催すレベルの内容だからこれ。害悪にも程がある。(就労あっせんを拒否した場合の給付減額とか問題ありすぎだろと)こんなことを平気でやろうとする自民党に投票をしてはいけないんだというね。特に生活保護受給者はね。自分の首を絞めることになるからやめようね!!

まとめ

自尊心はカネ次第で働いて解決する。また、働けない人は自民党に投票しないほうが結果として自尊心を上げられる機会が増える。

創作者として政権批判はどうなんだと思うかもしれないが、生活保護受給者であることを公言している以上、社会問題を書くことはある意味これも創作者としての努めだと思っている。その、快適に生きるためにできることをやりたいと思うわけね。だからこそ、毒親から離れようマニュアルなんて善意で書いてる。

不条理な状況に置かれて、つらい思いをしてほしくないのね。花粉がつらいとか、毒親がつらいとか、どうしようもない苦痛をどうにかして改善したいわけ。それで学習性無力感でやられたらそれこそうつ病であって、生きることが苦痛になったら筆者も悲しくなる。

苦しくない程度に政治に興味を持ってほしい。そして苦しんでいる人々を救う気持ちでいまの政治を変えてほしい。もちろん生活保護受給者である筆者の生活が少しでも良くなったら、それはそれで嬉しいし。まあ、今は下火の創作を再稼働させる力が手に入るかもしれいし?(誰が望んでいるんだ)

まあ、そんなところです。自尊心なんてそうそう高められることではないよと、サンプルを読んでいて思いましたと。

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