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自分をコントロールする力

 『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』森口佑介さんの本を読み返してみました。

 いわゆる“頭のよさ”は「認知スキル」と呼ばれ、IQなどで表されます。
 「非認知スキル」は「社会的情緒スキル」とも呼ばれ【自分をコントロールする力】【忍耐力】【自信】【真面目さ】【社交性】などさまざまなスキルを含みます。森口さんは、この中でも【自分をコントロールする力】に着目しています。
【自分をコントロールする力】は【目標を達成する力】であり《実行機能》と呼ばれています。
ちなみに《実行機能》で検索すると《実行機能 発達障害》とでてきます。発達障害の困りごとも実行機能の力を育てることで変化がありそうです。(実行機能に影響を与える要因に関しては、親の精神衛生、子どもの運動、睡眠時間やメディア視聴などがあげられています。)

 さて、気になるのは《実行機能》を育てる方法。これは、国外でまだ始まったばかりのようでしたが、キーワードは【可逆操作】だと思います。「いったん、外のものを取り入れて、内的矛盾を感じて、切り返す」といったイメージです。
例えば児童期には相手のあるスポーツ、音楽の訓練、幼少期ではおままごとなどのごっこ遊びなどがあります。どれも、主体性を持って楽しめていればこそですね。美術では、あまり効果がなかったそうなので【相手】がいて少しの【負荷】や【ストレス】が必要な発達のようです。

 そこで、オススメなのが家族でボードゲーム!
ボードゲームには
1.楽しむ
2.心の理論
3.記憶力(ワーキングメモリ)
4.プランニング
5.心の柔軟性
6.シュミレーション
7.小さな旅
8.勝ち負けだけじゃない
9.数の力
などいろいろな要素が含まれています。

中でも3.記憶力4.プランニング5.心の柔軟性は実行機能に深く関わるところです。

ぜひ、楽しんでみてください♫

さて、私にできることは何か…です。
それは、やはり土台を整えること。
安心して、自我を育て、他者の自我を感じて関わり合うことのしやすい身体になることのお手伝いができそうです。

必要な方に届きますように。


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