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夢の世界はシネマティック

私がいつも見る夢といえば、
非現実的な、まるで映画の中の世界みたいなものばかり。
夢ってみんな、そういうものだと思っていたけれど
周りの人は結構現実的な夢の方が多いらしくて
シネマティックな夢を見る人は少数派だった。(私の周りでは)

多分、映画ばかり見ているから
それが眠っている時の夢の世界に大きな影響を与えているのだと思う。
ゾンビや巨大な悪と武器を使って戦ったり、空を飛んでスーパーヒーローのように人々を助けたり
何か恐ろしいものに遭遇したり、、、
こうして文字にして見ると、私って夢の中で休むことなく多忙を極めるタイプなのかもしれない。
だから、朝起きた時もぐっすり眠ったという気がしないことが多い。

何かと戦う夢は、楽しいからいい。
でも、怖い夢はいくら年を取っても怖い。
私は怖い夢を見たとき、
これ以上その夢を見続けたら取り返しのつかないくらい恐ろしい恐怖が待っているとわかると
夢の中でその先に進まないように
「これは夢だから目を醒まそう」
という風に自らその夢から脱却することができるようになった。
これができるようになったのはいつからだったろう・・・
でも時たま、夢から覚めたと思って過ごしていたら
それもまた夢だった
みたいなことがあって
それをぐるぐると5、6回くらいやって
ようやく本当に現実の世界に戻ってこれた。
流石にそんな経験はその1回きりだったけど
やっぱりそれも、映画の影響なのかしら。
夢から覚めたと思った世界も、よく考えてみれば全くの非現実的な場所なのに
そこではそれが現実だと思ってるからそれが夢だとなかなか気づけない。
そんな夢を見てしまうと
今いるこの世界も全部夢の世界、
ということだって、ありえなくはないのかもしれない。
もしくは、誰かによって全て操作され観察されているのかも・・・
なんていう妄想が、時々私の脳内で繰り広げられる。

小さい頃、繰り返し見ていた夢がある。
今でも不思議となんとなく覚えている。
時間帯は夜、場所はよくわからないけれど自宅(という設定)の前。
あたりには誰もいない。
玄関からはとても大きくて長い階段が伸びていて
そこに黒いマントを被った何者かがいて
私はその人に攫われそうになる。
最初は怖かったけど
もう何度も見ているうちに慣れてきて
「あぁ、この後はこういう展開が待っているから
私はこういう行動をすれば安全なんだ」
と夢の中で認知できるようになってから
どんどんそのマントの人と仲良くなれるようになって
恐怖感はどんどん薄れていった。
そしていつしかその夢は見なくなった。

私が見る夢は
その日あった出来事や見たもの、会った人などが
強く反映されることが多い。(大体の人が、そうなのかもしれないけど)
でも、現実と同じ場所が出てくることはほぼ無いのは
常にどこか知らない場所へ行きたいという冒険心が
無意識のうちに夢に現れているのかもしれない。

どうせ見るなら、楽しい夢の方がいいに決まってる。
怖い夢を見て真夜中に目が覚めたときは
なんだか無性に怖くてその後なかなか眠れなくなるし
今また眠ったらさっきの怖い夢の続きを見てしまいそうなので
あえて部屋の明かりをつけて楽しいことを考えたりして気を紛らわす。

楽しい夢に限って、
目が覚めた直後はとても幸せな気分なのに
少し時間が経つと内容をすっかり忘れてしまって
「ああ、今の夢を再生できたらいいのにな。」
と思うことがしばしば。
夢を録画して映像として見れたら、面白そうなのだけど
そういう技術はこの世の中にまだ生まれていないのだろうか・・・



今日は、映画館で新作の映画
「エクソシスト 信じる者」
を観てきました。
はい、ホラー映画です。
今日の夢に、出てきそうなやつです。
・・・絶対に嫌です。拒絶します。
お願いですから、何か楽しい夢を見させてください。
何か楽しいことを考えながら眠りにつきましょう。

今作は、1973年に公開された「エクソシスト」の続編。
今回は少女二人に最強の悪魔が取り憑いてしまうというもので
なかなかに残酷でした。
しかしながら、感動もあり、少女役ふたりの悪魔演技が凄まじく
圧巻でした。
ホラーとはいえ、普通のホラーに比べて
大きな音で驚かしてきたり、急に背後からワーとかは無いので
ホラーが苦手な人も楽しめそうです。
あぁ、こうやって映画の内容を振り返っていたら
映像が頭の中に蘇ってきました。
これは大変危険です。
今夜の夢に悪魔は要らないので
ラブロマンスか爽快アクションでも見て
記憶をアップデートした方が良さそう。


というわけで
今回は私のシネマティックな夢のお話でした。


みなさま、いい夢を。





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