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美容室はいつから髪を切りに行く場所になったのか?

先日の取材時に、ライターさんが「悩みを解消しにいくために美容室に行くって、面白い発想ですね。美容室って、美しくなる場所というイメージが強くて、行くのがハードル高いです。」と発した言葉から、母のことを思い出した。

以前、私の母に、おススメの美容室を紹介したとき、母は「私みたいな年齢の人が、行ける場所ではない」と言って、私の紹介を断った。
私の母にはその美容室がキラキラしている人が行く場所に見えたのかもしれない。

あの時母は50歳後半。地元でずっと同じ美容室に通っていた。
母は年々白髪が増え、生まれつきの癖に加えて、エイジングによるうねりも強くなっていた。
私から見ても、お世辞にもとても美しい髪とはいえなかったし、何より本人が一番悩んでいた。

こんなに髪に悩んでいるなら、美容室に行けば良いのに、行くことが自体が恥ずかしい。とても違和感を感じた。

今はSNSを中心に、カットのビフォー・アフター動画がたくさんUPされている。確かに、ロングだった人が似合った美しいショートになることも、素晴らしい。素敵な劇的ビフォー・アフターで、見ている方も、髪を切りたい衝動に駆られる。
でも私はもっと、髪の悩みが解消される場所になれば良いと思う。
髪に悩んんだら「美容室行こう!」そう思える場所になれば良い。


母は悩んだ挙げ句、1年越しに重い腰を上げ、私のオススメの美容室に行った。行った目的は、エイジングでうねりが強くなった髪質を解消したかったから。

その結果、60歳とは思えない程の美しい髪に生まれ変わった。
写真は母から送られてきた。
髪が美しくなって、何より心が晴れて、母の活力になった。
美容にさほど興味がなかった母が、最近では美への欲求が開花している。

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2030年には日本人口の55%以上が50歳以上になる。

年齢を重ねると、白髪やうねり・ボリュームなど髪の悩みは増える。
だからこそ、その悩みを解消する目的のために、もっと美容室が身近な存在になれれば、もっと髪が美しくなる人が増えると思う。
だからこそ、私はMEZONを通じて、髪の悩みを解消する目的で美容室に通うことをスタンダートにしたい。

美しさは心の活力。
人生100年時代。
100歳になっても、美しい髪でありたい。

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