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”自分という乗り物”の名操縦士を目指してね。

「我が子に残したい、ライフハックの知恵」シリーズを書いてみたいと思います。(第一弾ですw)

人間には様々な本能が生まれながらに備わっていて、それは生きる道標ともなるけれども、しかし、それらは原始時代の生活に適応したものであったりするので、現代の生活様式や社会の変化スピードに進化が追いついていないこともあります。脳機能の進化は社会の進化よりゆっくりなのです。

だから現代社会では時に、本能に振り回されると「生きづらい」「成功しづらい」という事が起きます。

種族繁栄のために不可欠な性欲は、強すぎると抑制が効かず、セクハラ常習犯になったり、性犯罪者になったりします。生存に不可欠な食欲も、コントロールが効かないと肥満になったり病気になったりします。

例えば、私たち人間は「炭水化物➕脂質」(ポテトチップス、ケーキ、カレーライスなど)が大好きで、目にすると際限なく食べたくなります。それはかつて、人類が飢えとの戦いが日常だった頃、稀にしか手に入らない高カロリーな食物は「手に入る時に沢山摂取する」様に、脳がそんな仕様になっているからです。でも現代では食べ物は溢れているので際限がありません。その本能に従っていると食べ過ぎて病気になります。

また、社会的な生き物である私たちにとって「自己承認欲求」という本能も強烈に作用します。人類共通の欲求で誰にでもありますが、個人の遺伝特性や幼少期の育ち(親との関係や心の傷)によって、その強さや歪み具合はそれぞれ異なります。「自己承認欲求」も扱い方を知らないと、振り回され厄介です。(これについてはいつか別途詳しく書いてみたいと思います)

これ以外にも様々な本能が存在しています。

上手くコントロールするためにはまず、その性質を良く知ること。

  • ヒト科ホモ(ヒト)属サピエンス種という種族(私達のこと)そのものの特性を知る。

  • その上で、ヒト科ホモ(ヒト)属サピエンス種の一人であるあなた自身の個人の特性を知る。

人間の事を知り、自分自身を深く知れば知るほど、この世を生きるために不可欠な自分という乗り物(身体や脳機能)の操縦が上手く出来るようになり、生きやすくなると思うのです。

自分自身の名操縦士を目指してくださいね。

お母さんは今でも日々、操縦の訓練をしています。
時々上手くいかずに事故りますが、めげずに立ち上がって、よりよく操縦する術を研究しています。多分ずっとそれをやり続けるのだと思います。

安心してください。そのプロセスは、なかなか、楽しいです。



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