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1月~3月期のWeb指標:ビジネス・マネージャンルのサイトが好調に推移

日本ABC協会からWeb指標一覧(2023年1月~3月期)が公開されました。

雑誌が紙媒体だけでなくWebでどんな動きをしているのかを見る重要な指標ですが、PV広告単価の減少など課題も報じられ大きな話題になっています。

各メディアは、有料デジタルへと必死で進もうとしている。成功例は、ダイヤモンドオンライン、みんかぶマガジンなど、ごく少数だ。文春もジワジワと有料会員が増えてきてはいるものの、まだ収益の柱となるまでには至っていない。東洋経済、プレジデントが、このままのペースで有料デジタル単体で黒字化するのに、20年はかかるだろう。内容はしっかりしているが集客ができていない。

下記記事より

そんな各雑誌のWebの実態はどうなっているのでしょうか?今回の調査サイトは104サイト。『デイリー新潮』『集英社オンライン』など10サイトが調査から外れています。また、前回調査がなかった『アサ芸プラス』『アサジョ』が復活しました。サイト名変更や、ブランド整理なども行われていることが見えます。

今回調査でもこれまでと変わらずUU、PVとも文春オンラインがトップを飾りました。上位サイトについては、PVの増減はあったもののUUを大きく伸ばしているところが多かったのが印象的です。

ジャンル的には女性誌サイトで顕著なUUの伸びを見せたところが多かった事。ビジネス・マネージャンルのサイトが軒並み好調でした。

それでは個別に見ていきましょう。

●自社UUトップ10 

文春オンラインがトップに。2位には大きく伸ばした現代ビジネスが入りました。

自社UUトップ10

1位 文春オンライン 37,005,572 (95.7%)
2位 東洋経済オンライン 24,420,583 (103.2%)
3位 ダイヤモンド・オンライン 21,479,599 (90.4%)
4位 NEWSポストセブン 20,819,507 (78.7%)
5位 週刊女性PRIME 19,695,593 (102.1%)

前回調査より

●合計PVトップ10 

合計PVもトップ2はUUと変わらぬ順位になりました。東洋経済オンラインは少し下げて5位に、UUで4位に入ったダイヤモンドオンラインは11位になっています。コミックウォーカーの強さも変わらぬところ。他のマンガ媒体がどうなっているのか、調査外のサイトの動きも気になるところです。
また、今回調査外になったデイリー新潮もPVは大きいサイトでした、今はどのような動きになっているのでしょうか。

合計PVトップ10

1位 文春オンライン  613,222,075(81.6%)
2位 現代ビジネス  390,159,678(69.3%)
3位 週刊女性PRIME  347,158,140(118.8%)
4位 NEWSポストセブン  320,610,493(74.0%)
5位 東洋経済オンライン  279,422,677(97.9%)

前回調査より

その他、各サイトの伸長率や実数などの比較は下記よりどうぞ。

<参考:前回記事>


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