見出し画像

病気ではなく人を診る医師は苦痛を終わらせてくれと患者に言われ💗「医師ヨハン」

《乱れ撃ちシネnote vol.212》

「医師ヨハン」 チョ・スウォン、キム・ヨンファン監督 2019年 韓国

鑑賞日:2024年7月15日 Netflix

【Introduction】
前回の「全裸監督」の内田英治監督の他の作品が観たくて選んだのがこの作品。
内田監督作品は第44回日本アカデミー賞を総なめした『ミッドナイトスワン』(2020)は楽しめた(☆☆☆)が次に観た『異動辞令は音楽隊』(2022)は27分で途中下車。
当時の忘備録には「あまりにも類型的な演出で退屈」とメモしてあった。

さて本作はどうだろう。
24.07.03(24) -☆- 「雨に叫べば」 内田英治監督 2021年  Amazon Prime Video
ダメだ。
全然物語に入り込めずに15分で途中下車。

次になんとなく観たい作品リストから当てずっぽうでえらんだのがこの作品。
24.07.03(25) -☆- 「いつか読書する日」 緒方明監督 2021年  Amazon Prime Video
まるで学生映画のような雰囲気に耐えられなくなって15分で途中下車。

観たい作品リストにお気に入りの遠藤憲一が出演しているLCBTQものがあった。
24.07.03(26) -☆- 「ひみつのなっちゃん」 田中和次朗監督 2021年  Amazon Prime Video
12分で途中下車。
下手な芝居、だれた演出、先行きに期待の持てない物語ってひどい言い方だけど。

朝ドラ「虎に翼」のナレーションの素敵な尾野真千子が出演していることと
オーディションで選ばれた印象的な顔つきの大沢一菜にひかれて選んだ。
24.07.03(27) -☆☆- 「こちらあみ子」 森井勇佑監督 2022年 日本  Amazon Prime Video
・第27回新藤兼人賞:金賞(2022年)
・第32回日本映画プロフェッショナル大賞:作品賞、新人監督賞(2023年)
・第14回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞(森井勇佑)
・第77回毎日映画コンクール 音楽賞(青葉市子)
・第36回高崎映画祭 新進監督グランプリ(森井勇佑) 最優秀新人俳優賞(大沢一菜)

こんなに評価が高い作品だけど、
分かんないな~と言うか感じないな~、サッパリ。
こちらの体調が悪いのかな、いずれ再挑戦。

ということでまたまた尾野真千子さんの評価が高い「シティハンター」。24.07.04(28 ) -☆- 「シティーハンター」 佐藤祐市監督 2024年  Netflix
冒頭の10分でこの映画のセンスが苦手なことに気がついたのでパス。

やっぱり尾野真千子さんは圧倒的にこの作品が凄い!

観たい作品リストから選んだのがこの作品。
24.07.06(29) -☆☆- 「罠の戦争」 後藤法子監督 2023年  Netflix
韓国ドラマを見慣れているからか役者も演出も脚本も薄味で物足りない。
つまらなくはないけれど驚くほどが展開が物足りなかった。

お気に入りのパク・ソダムのドラマを見つけた。

パク・ソダム

嬉しい。
24.07.06() -☆- 「もうすぐ死にます」 ハ・ビョンフン監督 2023年  Amazon Prime Video
ところがソダムの役柄も彼女の魅力が生かされていないし、
物語にも主役にも魅力を感じないので3話で途中下車。

ヤフーニュース・コラム「医療ドラマおすすめ10選」に選ばれていた作品
24.07.15(30) -☆☆☆☆☆- 「医師ヨハン」 チョ・スウォン、キム・ヨンファン監督 2019年 韓国 Netflix

これは面白い。
ミステリアスな痛みの原因を探していくハンセ病院ペインクリニック所属の医師たちの物語。

ペインクリニックとは、病名がわかっているのに長く続く痛みやしびれ、または原因がわからず突然の痛みや神経の失調が起こる。このような症状を総合的に診断・治療する診療科のこと。
頭痛、肩こり、五十肩、膝痛、腰痛、坐骨神経痛、顔面神経麻庫、帯状庖疹、三叉神経痛等さまざまな病気の治療をする。

回を重ねるごとに物語は深く面白くなっていく。
第23話で話が収束して次回が最終回かと思ったらからその後10話も続いた。この粘りをしつこいと感じるか面白すぎると感じるかが韓国ドラマにのめり込むか嫌うかの分岐点になるんじゃないかな。

尊厳死、安楽死、延命治療、派閥に縛られる医師、病院経営、
院内では患者の生死をめぐってさまざまな問題が次々と巻き起こる。

いったい何が正しいのか?誰が正しいのか?何が患者のためになるのか。
それらが複雑にからみながら物語は佳境に入る。
とても見事な医療ドラマだ。

【物語の概要】
事故に遭った父を救えなかったことで医師としての自信を失ったカン・シヨン(イ・セヨン)は、韓国を離れようとしていた。
そんな時、知人の頼みで矯正医官としてバイトすることになったシヨンは、そこで囚人服を着たチャ・ヨハン(チソン)と出会う。
医師だったヨハンは3年前に患者を安楽死させた罪で服役していたのだった。
医師として天才的な腕を持つヨハンの指示によって患者を救ったシヨンは、再び医師の道を歩むことを決意する。
ハンセ病院のペインクリニック科のレジデントとして復帰したシヨンは、出所後に教授として白衣をまとったヨハンとの再会を果たす。
2人がさまざまな難病に立ち向かう中、ヨハンの前に検事のソン・ソッキ(イ・ギュヒョン)が現れる。

~公式サイトより~

【Trivia & Topics】
✥原作。
現役医師で作家の久坂部羊(くさかべよう)の小説でWOWOWの「連続ドラマW」で放送されている。
そちらも気になるので近々観よう。

✥チソン。
ハンセ病院ペインクリニック科の教授で10秒以内に患者の症状を把握する天才医師ヨハンを演じたチソンの無表情がとてもいい。ヨハンは急を要するときには必ず走るんだね。

✥第25話のセリフより。
「死にたくなっても、呼吸が止まる瞬間まで生き物には生存本能がある。その本質は変わらない。だから生命というのはいとおしい」

【鑑賞ガイド】
😁😁😁😁😁
~~~~~~~~~~~~~
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。

【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.9)

u-next :☆☆☆☆

Netflix



電子書籍「きっかけ屋アナーキー伝」を販売しています。

昭和から平成にかけての企画屋ならぬきっかけ屋の仕事史です。
映画、本、音楽に興味のある方はぜひご一読ください
Kindle Unlimitedでもお読み頂けます👇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?