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-映画紹介-「知らなくていいコト」 バチが当たっても時々私と一緒に居て。

《乱れ撃ちシネnote vol.200》

「知らなくていいコト」全10話 狩山俊輔、塚本連平、久保田充、内田秀実監督
2020年 日本

鑑賞日:2024年5月23日 Tver

【Introduction】
《乱れ撃ちシネnote》の200本目が期せずしてお気に入りの吉高由里子の作品になったのは嬉しい。

24.05.23(12) -☆☆☆- 「知らなくていいコト」 狩山俊輔、塚本連平、久保田充、内田秀実監督 2020年 日本 Tver
前半絶好調、中盤すぎまで楽しめたけれど物語の着地がちょっと中途半端だったのが残念。
とにかくキャステイングが素晴らしい。
ヒロインの吉高由里子は役にハマっていて素敵だ。

深夜枠で放映されたコントのような数分のミニ・ドラマ「紺野さんと遊ぼう」(2008)で初めて吉高由里子を知った。
こんなに可愛らしくて可笑しくて凄いタレントがいるんだ・・・。
当時20歳で女子高生紺野さんを演じた吉高由里子は衝撃だった。

「紺野さんと遊ぼう」第9話

作詞家の銀色夏生の有名なエピソードをひとつ。
彼女が娘の小学校に用事があって行った時の話。
新入生を優しくてきぱき上手に誘導している6年生の女の子が目についた。
美人でとても可愛らしいその子にぜひ作品のために写真を撮らせてくれと申し入れた。
その時に撮った写真がこれ。

小学校6年生の吉高由里子

銀色夏生の詩集「バイバイまたね」には小学校6年生の吉高由里子の写真が数点掲載されている。
その時に受け取ったモデル代が予想を上回る金額だったので、
当時吉高由里子は「こ~いう仕事はおいしいな」と思ったそうだ。

閑話休題

吉高の同僚で元カレのカメラマン役柄本佑もすんなり役に溶け込んでいる。
小声で「うん」と打つ相づちがニクイ。
吉高も柄本も大河ドラマ「光る君へ」よりこちらの方が好きだな~。

編集長役の佐々木蔵之介塚地武雄と兄弟を演じた森田芳光監督の『間宮兄弟』(2006)で一気にお気に入りの役者さんの仲間入りをした。
大泉洋、堺雅人と同級生役で共演した『アフタースクール』(2008)もかなり面白かった。

ことあるごとに編集部員を叱咤激励する根は優しい編集長役は佐々木蔵之介にピッタリだ。

特集班のデスクのコテコテ関西弁のツッコミにも大笑いした。
ものすっごくいい。
誰なのこのひと→山内圭哉(たかや)→故・中島らも主宰の劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」出身。
他の作品を観たい。
「ミセン-未生-」のリメイク・ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』を観たいけれど現在は配信されていない。

Amazonで観られる『引っ越し大名』でも観ようか。

「知らなくていいコト」はドラマとして面白いしキャスティングのハーモニーも優れているけれど、
何と言っても美しくて色っぽくて活き活きしている吉高由里子が絶品だ。
ただし最終回の着地の仕方はちょっと、だったけど。

【物語の概要】
政治家の不正から芸能人のスキャンダルまで、
数々のスクープを世間に送り出す週刊誌“週刊イースト”。
壮絶な職場で日々スクープを狙う女記者・真壁ケイト(吉高由里子)は自信家ながらも母譲りの人ウケのよさと人懐っこさで仕事も恋も絶好調の毎日を送っていた。

そんなある日……。
シングルマザーとしてケイトを育て上げた母が急死。
母は最期に言い残した。
「あなたのお父さん、キアヌ・リーブスなの……」
……パパがあのハリウッドスター?
んなワケないじゃん?
でも、それっぽい証拠も出てきて……?

しかし、母が残したある遺品から事態は急変!
なんとケイトの父親は、かつて世間を騒がせた殺人犯だった……。
ケイトが出生の謎と父の秘密に迫る時、
そこには人生最大の『知らなくていいコト』が隠されていた……!
社会の真実を暴いてきた週刊誌記者が自分の真実を知ってしまった時、果たして彼女は——?
~日本テレビのサイトより~

【Trivia & Topics】
✥吉高由里子を想定して書かれたドラマ。
脚本家の大石静が吉高を主人公に想定して書いたドラマなのでみごとに吉高の魅力が引き出されている。
吉高由里子は左の横顔が一番美しいことを発見。

✥味わいぶかい脇役。
連載班デスクの本多力も気になる役者の一人だ。

本多力

今どきありなの?なマッシュルームカットがたまらない。
ヨーロッパ企画のタイムマシーン・ドラマを映画化した『サマータイムマシン・ブルース』で未来からやってきたとはとても思えない鈍臭いSF研究会部員として登場して大笑いさせてくれる。

✥吉高由里子
父親が経営するコンビニのレジにいる凄い美女として近所から噂されていた吉高由里子は原宿に遊びに行くたびにスカウトマンから声をかけられ、
トランプが出来るほどの枚数の名刺を貰っていたが、
15歳の時正式にスカウトされて芸能界入りした。

ある日、吉高の父親がミニストップに貼られているポスターを見て腰を抜かした。
娘がミニストップの宣伝ポスターになっていたことだ。
吉高の実家が経営するのはセブン・イレブンだというのに。

いくら飲んでも酔わない芸能界きっての酒豪で知られるほどお酒大好きな吉高由里子だが、
大河ドラマの撮影日には撮影後も一切お酒を飲まないと誓いをたてて守っている。
大河にかける意気込みが半端じゃない!

【5 star rating】
☆☆☆

(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めです。
☆☆☆:楽しめます。
☆☆:駄目でした。
☆:途中下車しました。

【reputation】
Filmarks:☆☆☆★(3.9)

Hulu




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