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自己肯定感について考える

自己肯定感という言葉は
高垣忠一郎さんという臨床心理学者さんが
1994年発行の本の中で使われたのが最初のようだ。

高垣さんの本をこれから読むのだが
読み始める前に今の自分が考える
自己肯定感について書き残しておきたい。



自己肯定感とは
自己を肯定する感情と理解している。

顔かたち、体型、声、髪質など静的なものと
感じたこと、考えたこと、
言ったこと、行動したことなど動的なものに対し
自分が「よし」と思える
または「悪くない」と思える感覚、感情。



自己肯定感は「感情」だから上がったり下がったりする。
一定のものではない。
それが自然な動きだ。

自己肯定感が高い低いというのは
動きがある程度安定している状態を指す。

自己肯定感が上がっていることが比較的多い場合
「自己肯定感が高い」となる。
自己肯定感が下がっていることが比較的多い場合
「自己肯定感が低い」となる。

上がったり下がったり忙しく
高いとも低いとも言えない場合はどうだろう。
「自己肯定感の動きが忙しい」とでも言うのかな。

自己肯定感は感情だから
嬉しい、楽しい、悲しい、腹が立つと同じ仲間。
だがそこまで瞬間でクルクル変わらない。
スパンが長い感情。



自己肯定感が上がる、下がると書くと
自然に勝手に動く印象だが
そこには個人個人の考え方、個性が大きく影響するはず。

自己肯定感を自分で上げる力、下げない力、
下げる力、上げない力が実際にはある。
自己肯定「力」というもの。

自己肯定感が低い人(私含む)は
この自己肯定「力」が低い。
自己肯定感が低い状態にフォーカスしがち、
自己肯定感が低い状態の方が妙に落ち着いてしまう、など。



一方で自己肯定力が高い人たちもいる。

自分は正しいと思っている。(自分が悪くても絶対に謝らない)
自分は間違ってないと思っている。(物事を確認しない)

私はそういう人たちがとても苦手だ。
なぜそんなに攻撃的?と思う。

誰かが言っていた。
「他人を攻撃する自己肯定は自己肯定感の低さの裏返し」だと。
自己肯定感の低さを隠すために攻撃的になるそうだ。

本当に自己肯定感の高い人は他人を攻撃しないと聞く。
その通りだと思う。



こうやって文字にすると
なんだかスルスルと紐解けていく。

私は「自己肯定感が低い」と思ってきたが
苦手な人たちが「自己肯定感が高い」から
私はそうはなりたくない
低くてよいと思った節がある。

もうすぐ高垣忠一郎さんの本が届く。
自己肯定感の本来の意味と
使い出された目的に出会えるだろう。
楽しみだ。



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