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浅見風さんについて

浅見風さんは、ハタメキで個展を2回。
雑貨を売っている棚を2つ作ってくれた作家さんです。

前に書いたのりきむさんが
ある日、ハタメキに連れてきて紹介してくれました。

当時、彼は高校を卒業したばかりで
本当は、卒業したら世界中に旅に行きたかったのに
コロナで、海外には行けず・・・という時期だったのかなと思います。

高校で作ったと言う、大きくて自由な本棚の写真を見て
ハタメキの棚を作ってもらえないか?と聞いてみました。

私の抽象的でわがままな
「成長する棚。自由な棚を作って欲しい。
でも、これとこれは置けるようにして欲しい!」と言う注文に、
悩みつつ、自由に棚を作ってくれました。

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今は、さらに進化し
雑貨も置かれて賑やかな棚になりました。

彼が初めての個展をハタメキで開いたのは
その何ヶ月後だったか・・・

旅に行っては、パステル画をすごい勢いで描いてるなと言うのは、
彼のインスタグラムを見て知っていたので、
「個展やってみますか?」と声をかけたら

すぐに、「やります!」と返事が来て
これは・・密かにやりたいと思ってくれていたな。と
少しニヤリとしたものです。

彼の作品は、すごい勢いで変化しています。

1回目の個展の時は、
どの作品も風が吹いているのを感じる作品で
なるほど名は体を現すなぁ。と思っていたのですが

次の個展の時には、
何かが、全然違う、進化している作品になっていて
何が違うのか、色々と考えてみました。

風は、相変わらず吹いてるし・・・
単純に絵が上手くなった・・ってすごく失礼な言い方ですけど、本当にそう思ってしまった。のは、そうなんだけど・・・

と考えて、これかなと思ったのは、

風景画だけど、人の気配がするようになったことかなと。

私は、密かに彼のコミュニケーション能力には
尊敬を抱いていて、あまり、言葉数は多くないけど
何か喋った時は、すごく大事なことをさらりと言う。
みたいな印象があるのです。

旅に行く度にそうやって、大事な仲間を増やしているんだろうな。
と想像しながら彼の絵を見ると、
そうやって、スイスイと旅をしながら生きていく彼が羨ましくもあり

あぁ、日本の未来は明るいな。となんだか急に
歳をとったような気持ちになって頼もしいなぁと思ったりするのです。

実は、浅見風さんについての
この記事は、なぜかなかなか書き進められませんでした。

単純に私が仕事や遊びや遊び・・が立て込んでいて
忙しかったのもありますが
私の中で、浅見風という人が
未知数だったのは大きいかなと思います。

ともかく私は彼には可能性を感じていて、
このままどんどん表現活動を突き進めていくようでもあり、
ふっと方向を変えて、ある日表現はやめました。というかも知れないなという気もして・・

それはそれで、全力で応援したくなる人というか。

とにかくそれはもう、まだ何も決まっていないよ!!という良さで溢れているのです。

彼の作品もやはり、
軽やかさ、素直な目線、好奇心に溢れた作品だと思います。

誰かの家にあるのが、想像しやすい作品でもあります。
彼の作品の最初のお客様は、
ハタメキの隣の不動産さん屋さんご夫妻でした。

ご夫妻が一枚ずつ絵を選んで、この絵のここが好きというのを
お話ししながら買ってくださったのが印象的です。

彼は、顔には出さなかったけど
内心すごく嬉しいんじゃないかな〜と私は、見ていました。

実は、ハタメキにとっても私にとっても
作家にとって初めて作品が売れる瞬間に立ち会うのは初めてでした。

こんなことが、沢山起きる場所でありたいなと強く思った瞬間をくれた大切な作家さんです。


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