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やわらかなもの 1才 No5

ジュウちゃん(仮名)と過ごす、やわらかな時間を綴った日記です。
ジュウちゃんは、今(2023年)はもう、だいぶ大きくなってしまったけれど…。

01
朝から降っていた雨が止んだので、3時過ぎに自転車に乗って、図書館・銀行・スーパーへ行く。帰りに、スーパーの近くの公園でゼリーを食べようと思い、立ち寄った。そこには、小学校高学年くらいの子供達がキャッチボールなどをして遊んでいた。「危ないかな?」と思いつつ、ジュウちゃんをベンチに座らせ、クルリと向きを変えて自転車の荷台からゼリーを取り出した。その、ほんの一瞬の間に、子供が壁に投げつけていたボールが、ジュウちゃんの胸に直撃したらしい。その瞬間を、私は見ていなかった。ボコッという鈍い音が聞こえた。向きを変えてジュウちゃんを見てみると、胸に手をあててうつむいていた。駆け寄ってきた男の子に「もしかして、当たった・・・?」と聞いたら、男の子が「すみません」と言った。ジュウちゃんは泣いてなかったので、私も心を落ち着かせ、しばらく様子を見ていた。ゼリーも食べたし、普通に元気だった。胸を見ると、少し赤くなっていた。心臓の辺り。それからの私は、ずっと気持ちが沈んでいた。公園でボール遊びをしていた男の子を責める訳にはいかない、私の不注意だ。家に帰って様子をみていたが、いつも通りで、夕食も食べたので、「まあ、大丈夫かな」と思ったけれど、念の為小児救急電話相談へ電話してみたら、「心臓の辺りですと、心配ですから、小児科に行ったほうが安心ですよね」と言われた。「大丈夫ですよ、そのくらい」と言って欲しかったのだが、そう言われると、いろいろと余計な心配まで沸いてくる。で、夜8時に車で30分くらいの所にある、夜間医療センターへ行った。医師に腹部を触診してもらったり、心臓の音を聞いてもらい、「まあ、心配ないと思いますが、明日になって、腹部に内出血のような物があったら、外科がある病院へ行って下さい。念の為、今日はお風呂は入れない方がいいでしょう」と言われた。そう言われて、やっと気持はスッキリした。

02
寝室でふざけて遊んでいたジュウちゃんが、壁にオデコをぶつけてしまった様だ。ゴチンと痛そうな音が聞こえた。コンクリートの壁なので、かなり痛かったと思う。昨日に引き続き、またしても、その場を見ていなかった私。
オデコにはタンコブと壁紙の凸凹模様がテンテンと付いていた。さっそく、使っていないマットレスを壁に立てかけ、ガムテープで倒れないように補強し、もういつ壁にぶつけてもいいようにした。それから、『もう、大きくなったから当たる事もないでしょう』と思って取ってしまった食卓のテーブルの角のガードも、また付けた。タオルで覆ってガムテープで固定するというもの。何だか、また、いろいろ家の中が、すっきりしなくなってしまった。

洗濯ばさみを繋げて遊んでいる

03
今日も、頭や、顎や、足を、ゴンゴン・ガンガンぶつけていたジュウちゃん。「もう!ふざけすぎ!」と思う所もあるが、私の半径50センチくらいをウロウロまとわり付いているので、私にぶつかって、その拍子にどこかにまたぶつかる、という事が多い。それでも、スーパーなどに行くと、自由行動をとる。就寝時などは、身体を擦って寝かしつけようとする私の手を、「ジャマです」と言わんばかりに払いのける。自由気ままだ。
こんなジュウちゃんだけど、未だに、1人で遊べない。まだ1才11ヶ月は、こんなモノなのだろうか?それとも、個人差があるのか?同じ月齢の男の子のママに聞くと、だいたい悩み所は同じだけど、女の子の場合は1人で出来る事が多い感じがする。

04
スーパーへ行ったら、先週よりも果物が豊富に並んでいてビックリした。たった一週間でこんなに増えるとは。ジュウちゃんと一緒に「イチゴ、ぶどう、びわ、あんず、スイカ・・・」と見ていたら、スイカの所で、「アーイ」と手を上げた。「食べるの?」と聞いたら、また「アーイ」と手を上げたので、買ってみた。12分の1の大きさの物が200円。去年は、ブドウや桃やメロンなど、夏の瑞々しい果物を沢山食べたジュウちゃん。スイカは食べなかったなあ…今年はどうだろう。家に帰ってさっそく食べさせてみたら、2口程食べた後「スイカ、イヤ」と言って、それ以降まったく食べなかった。私も食べてみたけど、やっぱり、まだ早い感じ。もっと、真夏の頃に食べる甘いスイカが美味しいと思った。初めて食べさせる物って、タイミングも大切だ。最初の一口でスキ・キライが決まる事もあるから、あげる時は、食べ頃・食べ時を見て、美味しく食べられるタイミングを狙った方がいいだろう。今回のスイカは失敗だった。

05
午前中、近くに住むYさん・Yちゃん親子と、公園で遊ぶ。お弁当持参で3時間程過ごした。この公園、通称「人気(にんき)のない公園」と言っている。いつ行っても、あまり人がいないから。ゲートボールが出来るスペースがあって、広くて、キレイなのに。何かあるのか?と思いながらも、時々行っている。Yちゃんは、ジュウちゃんより6ヵ月お姉さんなんだけど、この2人、波長が合うって言うか、相性が良いっていうか、一緒にいても気楽な感じで、遊ばせる親の方も、安心して見ていられる。「馬が合う」とか、「気が合う」とかって、こんな小さい子でもあるんだなあ、と思った。人は、性格とか、相性とか、運命とか、基本的な部分は持って生まれてくるのではないだろうか。
Yさんと話していて、予防接種の三種混合のⅠ期追加分を忘れていた事に気がついた。家に帰って母子手帳を見てみたら、やっぱりまだしていなかった。3回目を昨年の2月にしたので、追加は、それから1年から1年半の間にするのがいいらしい。気がついて良かった。さっそく病院に電話をして、予約をいれた。しっかり物のYさん、いつもありがとう。

06
今日も私達親子は、草が生い茂った散歩道を楽しく散歩した。日曜日にはジュウちゃんの背丈程あった草が、今日は短く刈られていたが、草刈後の緑の匂いに包まれながら、おやつを食べたり、いろいろと拾い物(石や草や花)をしながら、楽しく2時間を過ごした。

07
自転車に乗って、森のある広い公園へ行く。レンゲ畑があった。懐かしいレンゲ畑。私が子供の頃は、友達と一緒にこんな所でよく遊んでいた。今じゃあ、こういう場所で子供達を見かける事も少なくなった。その代わりと言ってはなんだけど、おば様達のグループがいて、懐かしそうにレンゲを摘んでいた。写真を頼まれたので、シャッターを押してあげた。
田んぼでは、カエルを見つけた。手の平に乗せたらヌメっとしていた。オタマジャクシもいた。ジュウちゃんがとって欲しいというので、2匹とった。大きいのと、小さいの。帰る時、逃がそうとしたら怒られたので(ジュウちゃんに)、家に連れて帰ってきた。「どうしよう…お世話する物が増えたゾ…」と思ったが、仕方ない。本を見て飼い方を調べ、今日のご飯はパンを少しちぎってあげた。

08
ジュウちゃんと一緒にお風呂に入る時は、当然、オモチャも一緒だ。毎回、お風呂の水面の約3分の1はオモチャが締めている。市販のオモチャよりも、ケチャップ、ソース、空き缶、ペットボトルなどの空容器の方が飽きがこなくて面白い様だ。今日は、以前に妹からお下がりでもらったスーパーボールを全部入れてみた。数えてみたら76個。いろんな色のボールがプカプカ浮かんでいて、お風呂がカラフルになった。洗い場で、柄杓を使って湯を汲むと、必ず1つはスーパーボールが入ってくる。

09
朝から雨。予防接種に行く。ジュウちゃん、聴診器を当てた頃から涙が出て、針を刺した時には号泣。でも、終わったらすぐに気を取り直し、待合室で本の続きを読んでから病院を後にした。次は、小学校に上がってから…忘れそう…絶対忘れるなあ…。

10
お風呂に入ろうとした時、ジュウちゃんの腕が赤く腫れているのに気がついた。昨日の注射の後だ。500円玉くらいの大きさ。BCG注射の上に打ったので、BCGの後も一緒に膨れていた。「うーん…」と思い、また、あの、小児救急電話相談へ電話をしてみた。今日は混んでいて、繋がるのに5分かかった。対応してくれた人が「そのくらいなら大丈夫ですよ。もっと肘の辺りまで腫れ上がったら治療が必要ですけど」と言った。ここに何度か電話をしたが、初めて「大丈夫ですよ」と言ってもらえた。それで、安心してお風呂に入れた。冷静になって考えてみたら、朝は何ともなかったので、半袖の袖の部分でこすってしまったのかも知れない。本人は、痛くも、痒くもなさそうで、至って元気。

11
公園で会った先輩ママさんに、昨日の注射の後の話をしたら、「三種混合の追加って、そうなるみたいだよ~。これくらいなら、大丈夫だよ~」と言ってくれた。やっぱり、先輩ママさんて、頼りになるなあ、と思った。年は絶対私よりだいぶ下だと思うけど。

12
最近、そろそろ私も、社会復帰しようかなあと、チラッと思い迷っている。出来れば、ジュウちゃんと毎日一緒にいたいけれど。その時は、ジュウちゃんは保育園にお願いするしかないだろう、と思っていろいろ電話で問い合わせをした。区の担当者は、そっけなくて、事務的で、回りくどくて、要領を得ない対応だった。幾つか保育園にも電話をしてみたが、入園も一時預かりも順番待ちとの事だった。噂には聞いていたが、やっぱり保育園事情は厳しいようだ。私自身、まだ心の準備が出来ていなくて、「預ける事」にタメライがあるので、断られた事は残念でもあるが、ホッとした部分もある。

13
午前中、私の歯医者に行く。以前から気になっていた奥歯の治療。やっと「子供連れでも大丈夫」という歯医者さんを見つけたので。あらかじめジュウちゃんには「今日はお母さんが病院に行くから、ジュウちゃんは待っててね」と言っていたせいか、おとなしかった。診察室に一緒に入って、私は診察ベッドに横になり、ジュウちゃんは足元に置いてある子供用のイスに座って待つ、という感じ。スタップが時々、ジュウちゃんに優しく声をかけてくれていた。最初は緊張気味のジュウちゃんだったが、慣れてくると、機械を触ったり、私の足元に着たりと、活動的になり、スタップに注意されていた。治療中ジージーという音がしていた時は、立ち上がって、こっちを見ていた様だ。何度も「オワッタ、オワッタ」と言っていた。こういう風に、私が、嫌がらず怖がらず歯医者さんに行く姿を見せておくと、将来歯医者嫌いにならないかな?と思った。来週もたま、一緒に行く予定。
帰りに、行政サービスの窓口へ行って、保育園の申し込み用紙をもらいに行く。取り敢えず、順番待ちに並ぼうと思う。

14
先日とって来たオタマジャクシは、元気に生きている。毎日、水を替えて、パンと鰹節とほうれん草などの葉っぱ類をあげている。ネットで調べたら「共食いするので、エサは多めに」と書いてあった。

足が生えた

15
朝から雨。午前中に一軒、保育園を見学しに行った。設立して数年の新しい園で、設備も整っていて、庭も広く、立派な遊具が揃っていた。床暖房もついているとの事。でも、以前、散歩中に公園で見かけて「うーん、こんな所には子供を預けたくないなあ…」と思った所だった。保育園に入ると、園の方針に沿って、布オムツにしたり、バックや布団カバーを作ったり、当然持ち物にはすべて名前を書いたりと、いろいろやらなくてはいけない事があり、そういう事が具体的になってきたので、いっそう気が重くなった。ジュウちゃんのガーゼ依存も、ちょっとずつ卒業できるようにしたいと思っていたけど、そうもいかなくなるのだろうか…。

16
今日も、午前中に一軒、保育園を見学に行く。案内書には「立派な建物ではないけれど…」と書いてあったが、昨日のゴージャスな後だったので、よけいに質素に感じた。でも、私は『好きだなあ、この雰囲気』と思った。こぢんまりとして、アットホームで、暖かさを感じた。ここを見て、初めて、「保育園に預けるのも、いいかも」と心の底から思った。ちょうど園庭開放日だったので、1時間くらい遊ばせてもらった。裸足になって泥んこ遊び。ジュウちゃんにとっては、初めての経験。泥の中を裸足で歩くって、きっと気持ちがいいんだろうなあ、ヒヤッとしていて。保育園の申し込み用紙には、希望園を5つ記入するんだけど、ここを第一希望にしたいなあ、と思った。

17
ジュウちゃん、朝から鼻水が出て、目が潤んでいる。熱を計ると37.5度。午前中に病院へ行く。ジュウちゃんは、夫に抱っこしてもらい、甘えている。
昼食の後、薬を飲ませたら、もっと欲しいと泣きながら訴えるジュウちゃん。もう「眠たい」も入っているのだろう。それで、おんぶしたら、直ぐに眠った。お昼寝から起きると、熱が38.0度まで上がっていたが、元気なジュウちゃん。夕食後のひと時、夫とジュウちゃんが遊んでいたので近寄ると「カーカ、イヤ」と言って、手で押しのけられた。「ラッキー」と思いながら寝室へ引っ込み、1人静かに本を読んでいたが、直ぐに、夫とジュウちゃんが寝室にやってきた。電車の本を片手に。それで、二人のジャマをしないように、ちょっと離れた所から参加していた私。毎日私とずっと一緒だと、ジュウちゃんも飽きるのだろう。

最近のジュウちゃんは、いろいろと並べるのがブーム  

18
朝、熱は37.6度。夕べは、座薬のお世話になる事もなく、無事に一晩が過ぎた。午前中、夫とジュウちゃんに留守番を頼んで、一人でスーパーへ行く。パッパッと買い物をすませ、家に戻る。玄関でピンポンを押しドアを開けると、タッタッタッタという2人の足音が聞こえた。幸せな気持ち。「ただいま~」と言いながら、ジュウちゃんにお土産の品を渡した。24色入りのサインペン。108円だった。さっそく「カミ カミ」と言いながら、書き始めたジュウちゃん。24色の中から一番先に手に取ったのは、赤紫色だった。真剣に書いているジュウちゃんに「これ誰の?」と聞くと、「ジュウ」(最近は自分の事をこう言っている)と言った。「じゃあ、時々、お母さんにも貸してね」と言ったら、空色を貸してくれた。赤系はなかなか貸してくれない。ジュウちゃんが昼寝をしている今、サインペンを使って絵を描いてみた。108円の割には、ちゃんと付くし、書きやすい。

19
朝、不機嫌な感じで泣きながら目覚めたジュウちゃん。ダッコすると、妙に心臓がバクバクしている。身体もプルプル震えている。まるで、寒い日のチワワの様。顔色も悪い。熱は37.2度。「うーん???気のせいかなあ???」と思い、夫にも見てもらったが、夫も「何かいつもと違う感じがする」と言った。それで、念の為病院へ連れて行く。仕度をして出かける寸前、ジュウちゃんにはめずらしく軟らかウンチをした。車の中では、1回プチゲロ。病院に着いた頃は、顔色も戻って、震えも治まり元気になっていた。原因は解らなかったけれど、まあ、元気になったし、先生にも診て頂いたので安心した。それで、このくらいの子供の心拍数って、平常はいくつくらいなのだろう?と思い、後でネットで調べてみた。幼児は1分間100~110らしい。ジュウちゃんは幼児でいいのだろうか?

夜、ジュウちゃんの体重を量ってみたら10.2キロだった。0.4キロ減っていた。ガッカリ。10月からずっと10キロ台でなかなか太らないので、気になっている。上に伸びているみたいで、身長は大雑把に測って86センチ。少食なので、食べたがる時に、お菓子以外の物をあげていたが、これも良くないのだろう。最近は、家にいると、すぐに冷蔵庫にかけよって、何か食べ物を探している。ロクに食べないくせに。困ったものだ。

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時々作るおやつの紹介。
餃子の皮にうすくトマトケチャップをぬって、とろけるチーズをのせる。後は、家にある物を適当にのせる。煮干とか、ハムとか。それで、オーブントースターでこんがり焼いて、出来上がり!簡単だから、子供と一緒に作れま~す。(タモリクラブで「酒のつまみ」として紹介していたのを参考にして作りました)

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早朝4時30分、突然、号泣しながら起き上がり、隣で寝ていた私を乗り越え、キッチンへ走って行き、タッパを入れてある戸棚の前で怒っているジュウちゃん。ビックリした。何かにとりつかれたか、夢の続きなのか…。
それからしばらく機嫌が悪かったので、散歩に誘ってみた。どうせ歩かないだろうから、ずっとダッコを覚悟で。外は、寒いくらいに涼しかった。ついでに、公園の紫陽花の花を見に行った。紫陽花は早朝に見るのが一番きれいと聞いた事があったので。でも、まだ色が薄かった。私は、雨の日の紫陽花が一番好き。
30分ほど散歩して家に帰り、ご飯を食べ、マットレスの上でダラダラしていたらそのまま寝入ったジュウちゃん。
10時に目を覚ます。これではきっと昼寝をしないだろうと思い、電車に乗って、水族館へ行く事にした。歩かせる為に、ベビーカーなしで。
相変わらずコアラの様に、ダッコが多かったけれど、それでも、少しは歩いた。手作り弁当は殆ど食べないけど、コンビニ弁当とお菓子は食べていた。今の心配事は、少食と、体重が増えない事と、便秘(もう3日出ていない)。
今日わかったけど、お煎餅の様なお菓子だったらポリポリと良く食べる。おかわりするくらい。だから、食欲がナイって訳ではなさそう。食べないからウンチも出ないのだろう。かと言って、お菓子ばかりもよくないと思うし…ホントに、どうしたらいいのか…困っている私。

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夕食後、食卓のベンチイスに乗って遊んでいたジュウちゃん。いつもは、すぐにテーブルの下にしまうんだけど、今日は先にジュウちゃんに乗られてしまった。「危ないから降りなさい」と言ってみたが、ニタニタと笑って降りようとしない。確信犯だ。黙って見ていたら、やっぱり落ちそうになった。調度下にマットレスが敷いてあったので、まあ、落ちてもたいした事はないなと思い、しばらく見ていた。すごく複雑な体勢で、泣きわめきながらも、しっかりと端っこにしがみ付いていた。なかなか落ちない。サルの様。ずいぶん腕力がついたなあ…と感心する程。最後には、ちゃんと助けたけど。

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最近のジュウちゃんは、反抗期なのか、とても分からず屋で我侭だ。私は、毎日「奥の手」のドライヤー攻撃で、言う事をきかせている。これって、きっとよくない事だろうと思いつつも。今夜も、まだ遊びたがっているジュウちゃんに「ドライヤー持ってくるよ!」と脅し、ジュウちゃんは大泣きしながら床に付いた。

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数日前から出ていなかったジュウちゃんのウンチがやっと出た。ビフィズス菌入りドリンクを飲ませたり、以前ドラ焼きを食べた後に出たのでドラ焼きを食べさせたり、オレンジやリンゴジュースを飲ませたり、私がいつも飲んでいるコントレックスも飲みたがったので飲ませてみたりした。何が効いたのかわからないけれど、とにかく出て良かった。自分の事のように嬉しく思う。スッキリしたのか、今はスヤスヤとお昼寝中。
ベランダで育てている「いんげん」が収穫できるようになった。昨日は、胡麻和えにして食べた。最初の頃は、はりきって水をあげていたジュウちゃんだけど、近頃じゃあ「イヤ!」と言って、ベランダに出ようともしない。私1人で育て、楽しんでいる。一人家庭菜園。

本を見ながら「おっとっと」を食べている

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数日前から喉が痛かった私。昨日の夕方から、全身筋肉痛のように痛く、ダルくなった。「これは熱の前兆だ」と思い、風邪薬を飲んでみたが、どんどん悪化している感じ。寒気もしてきた。ジュウちゃんには事情を話し、出来る限り協力してもらう。結構、いい子にしていてくれた。言ってみるもんだ。「まだまだ手がかかる子供がいると、病気なんかしていられない」と、どこの親も思う事を、親になって日々実感する。それで「今夜中に熱を下げないと」と思い、気合を入れて早々に眠る。パジャマの上にトレーナーを着て、掛け布団をかけ、オデコにはアイスノンを乗せる。そしたら、夜中に汗をかいて、その後は、すーっとラクになった。今朝はいつもどおり元気になっていた。すばらしい回復力。男の人にはこういう気合の入れ方は出来ないだろう、これもX染色体の力かなあ、なんて思ったりした。

26
午前中の散歩で見つけた虫。名前が解らなかったので、調べてみた。たぶん、ホシベニカミキリ。

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ジュウちゃんの寝付きの悪さについて、いろいろ考える。何がいけないのだろうか?と。ネットで検索して見たら、同じような事で悩んでいる人がいたので、少し安心する。上には上がいるもんだなあと。そして、昨年の日記を読み返してみた。

『午前2時。また泣き怒りしながら起きて、リビングへ走るジュウちゃん。「ビデオ、ビデオ」と言いながら。で、ビデオを付けてあげると、敷いてあるマットレスに横になってウトウトしている。眠ったと思って寝室へ連れて行くと、パチリと目を開け、怒ってリビングへ行きたがる。しょうがないので、朝までリビングのマットレスに横になって過ごす。私は寝心地が悪く、仮眠状態だったけど、ジュウちゃんはスヤスヤと眠っていた。どんな夢を見たのだろうか・・・』

同じ様な事で悩んでいるなあ。ジュウちゃん、今はどんな夢を見ているのだろうか?

28
電車に乗って夫の実家に行く。途中、ジュウちゃんが電車酔いしたので、下車してホームで1時間くらい休憩する。以前もこうなった。混んでいる急行がダメなのだろうか。次は、空いている普通列車に乗って再び向う。
おじいちゃんには沢山遊んでもらった。
夫のお父さん78歳、まだまだ元気でとてもしっかりしている。越中(フンドシの事です)作りを頼まれ、作れるかどうか自信がなかったけれど、見本を借りて頑張ってみようと思う。
夜、ジュウちゃんが眠ってから、ネットで越中作りについて検索をしてみたら、いろいろ出てきた。越中って、なかなか奥が深いゾ。作り方なども掲載されていたので参考にさせてもらう。デパートではクラッシックパンツと言って販売しているらしい。
取り敢えず、生地を裁断して、縫い目のアイロンがけまでした。明日から、時間がある時にチクチクと手で縫っていこうと思う。

29
朝起きて、「さあ、今日はどこに行こうかな」と考えていたら、ジュウちゃんに熱があったので、「病院」に行く事にした。熱は37.5℃だったが、昨日お友達から「高熱が3日も続いている」という話を聞いたので、早めに対策をとっておこうと思って。
午後、お昼寝の後、グンと上昇して38.5度。でも、元気はある。どんどん上昇し39.6度になった時、解熱の座薬をいれた。それでも、あまり下がらない。夜、寝室でも元気で、遊んで、歌って、踊って、消灯1時間後にやっと眠った。怒って泣かすと、もっと熱が上がるかもしれないので、今日は怒らず、静かに注意していたが、内心「こんな病人みたことない!早く寝ろ!!」とイライラしていた。そして、ジュウちゃんが眠った後、お風呂に入って、洗濯や片付けなどをして、ゆっくりと越中を作る。途中、ジュウちゃんの様子を見るが、熱は下がらず上がっている。39.7度の時、また座薬を入れた。
越中を縫いながら、いろいろ考える。夫のお父さんの事や、他界してしまったお母さん(夫の)の事など。見本に借りてきた物は、お母さんのお手製。丁寧に手縫いされていて、愛情を感じる。これに勝る物は作れないけれど、せっかく私に頼んでくれたのだから、ちゃんと気持ちを込めて縫おうと思う。
夜中1時、そろそろ寝ようと思うが、ジュウちゃんの様子が心配で眠れない。座薬が効いていない。「うーん」と思っていたらジュウちゃんが目を覚ました。だいぶ調子が悪いらしい。ダッコすると身体は熱いのにプルプルと震えている。もう1回座薬を入れようかどうしようか悩んだ。さっき入れた時から3時間しかたっていないが、効果がないという事は、座薬がうまく入らなかったのだろうか。アレコレ悩んでいたが、こんな深夜だと相談する先もない。で、夜間の病院に電話してみたら「来て下さい」と言われた。それで、タクシーに乗って向った。タクシーの中でジュウちゃんは吐き、運転手さんは道を間違え、せっかく行った病院では満足な診察はしてもらえず、帰りのタクシーの中で「何で来ちゃったんだろう…」と後悔した。家に着いた頃には、朝焼けが始まっていて、空がうす明るくなっていた。

30
朝方、病院から帰って来てジュウちゃんを寝かし、私も眠ったが、ぐっすりとは眠れなかった。8時くらいに熱を測ったがまだ高い。それで、また座薬を入れた。入れ過ぎは良くないと言われているが、辛そうだったので。午前中に「高熱が3日も続いている」と言っていたお友達からメールが来た。「どうやら突発性発疹のよう」との事。それで「もしかしたら、ジュウちゃんも?」と思い、そう思ったら心配が半減した。ポツポツが3粒程できていたし。午後になって、夫も帰ってきて、何となく気分的にも余裕が出てきた。夫がいるからジュウちゃんが私の方にこないって事はなく、相変わらず私にベッタリだけど、それでも夫が、少しは家事を手伝ってくれたので、助かった。ジュウちゃんは、昼間は高熱の割に元気だったけれど、夜になってまた熱が上昇してきた。座薬を入れようかどうしようか、悩んだ。そこで、いつもの小児救急電話相談がやっている時間だったので、相談してみた。そしたら
1.病院で言われた熱(38.5度)より高くても、元気があって、グッタリしていなければ入れないで様子を見ましょう。
2.座薬を入れると、子供の体力を消耗させてしまうので、出来れば、アイスノンのような物で、額・脇・足首・首筋などを冷やしてあげましょう。ぬるま湯につけてしぼったタオルで身体を拭くのもいいですよ。
3.今の時季なら、寝る時は、半袖とズボンだけで、何も掛けなくてもいいくらいです。掛けると熱がこもって上昇してしまうので。掛けない事が心配だったら、せいぜい、お腹にタオルくらいにしておきましょう。
と、アドバイスをもらった。その時は、39度近く熱があっても元気だったので、取り敢えず冷やしたり、身体を拭いたりした。寝る頃になって、グッタリしてきたので、座薬を入れた。そしたら、スイッチを切ったみたいにスーッと眠った。眠りが深くなった頃を見計らって、夫と一緒に、ジュウちゃんの脇の下にヒエピタを張った。起きている時は張らせてくれないので。そのせいか、夕べよりも、とてもラクそうだ。すごく深く眠っている。
明日はジュウちゃんの誕生日。せっかく3人で電車に乗って出かける予定を立てていたけれど、延期だなあ。でも、思い出深い誕生日になりそうだ。

アイスノンで額を冷やしている所