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アラサー(体力なし)女がひとりで高尾山に行って来た話。

10月16日はお休み?」
『休みです。』
「あら!ならよかった!その日に西の方角に行くと良いんですよ。今年のあなたは西が吉方だから!そこでお守りとか、ハンカチとか、まあなんでも良いんだけどそういうのを買って、持ち歩くと良いですよ。」
 
先日、占いでそう言われたのがきっかけだった。
 
今年27歳になる私は、周りに恋人ができ、同棲を始め、或いは結婚する友人が急に増えてきた。
私は人と一緒にいないと無理!ってタイプはない。むしろ一人の時間がないと無理なタイプで、彼氏がほしい〜〜〜!!!という感情なのかは分からないけど焦りと将来への不安、パートナーと楽しそうに休日を過ごしているの友人達がなんとなく羨ましくて、マッチングアプリ、街コン、出会いを求めて色々頑張って来た(つもり)が、今のところ成果はゼロ。
 
つい先月も、マッチングアプリで知り合い、5回も電話をした人(しかも毎回3時間くらい電話してた)と、やっと会えたというのに、その1回きりで終わってしまい、色々と疲れ果てていたところだった。
以前友人が当たるよ!とススメてくれた占い師さん(過去2回占ってもらったことがあるが、確かに当たる…!)の元へ行き、そこで冒頭の会話に戻る。
 
西と言われても具体的に思い浮かばなかったが、Google Mapを見ていると高尾山が西方面にあることに気づいた。高尾山には、過去3回、同じ友人と登ったことがある。高尾山にはハイキングコースが複数あり、その中の一つ、1号路はコンクリートで整備されており、登山の動画を揃えていない初心者でも登ることができる。過去3回とも1号路で登ったが、体力のないアラサーは登山開始10分で、やはりリフトを使えばよかったと後悔する始末。でも山頂にたどり着いた時の達成感のためだけに1年に1回ほど友人と登っていた。
土曜日だし、混んでるかな…。まあ、行ってみて、混んでたらささっとリフトで上がって何か買って、ささっと降りて来て麓の温泉に浸かって帰ればいいか!
 
ということで高尾山に。
 


 
なめてた。本当に混んでた。天気もそんなに良くなかったのに……。過去3回登ったときは、いずれも平日に有給を取り、登っていたから土日の混雑を知らなかったのだ。
 
リフトで登ろうか迷った。混雑してる中ひとりでヒーヒー言いながら登るの嫌だし。でもせっかく来たのにリフトで登るのがなんだ悔しい気がして、結局リフト乗り場に背を向け1号路を一人で登り始めた。
 


 
日頃から登山をしているような格好と足取りでもなく、ラフな格好でノロノロと一人で登ってるアラサー女は私ひとりだけだったよ!!!
山頂までの道のり途中にある薬王院(ちなみにリフト、ケーブルカーで登れるのはここまで)までなんとか登り、迷った末にとんぼ玉付きのおみくじを引いて、そのとんぼ玉をお守りがわりに持ち歩くことにした。
 
おみくじは中吉だった。
 


 
めっちゃ頑張って登ったのに「待人 来ず。」で、もはや笑いそうになった。でも音信ありって書いてあるし、恋愛も良いって書いてあるからなんか良いことあるといいな!!!(圧)


 
そのあとはちゃんと頂上まで登って、帰りはリフトで下りた。
これで良いことがなくても、ただ運動不足、体力不足の私がハイキングして少し健康になっただけだから、別に悪いこともないよね。
 
なんやかんや、また、ひとり〇〇の記録を更新してしまった1日になりました。
 
(ちなみにいままでの個人的1番キツかったひとり〇〇は、ひとり水族館です)

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