紫のiPhone14Proを買った話(後編)

前回の投稿からすっかり1ヶ月も経ってしまった。もちろん理由はあるのだが、もう少し早く書けた感もありつつ…

iPhone14 Proを使い始めてから、1ヶ月半である。最初に言っておくが、iPhone13 ProMaxからの乗り換えなので性能面・機能面は体感でいうと大した進化は感じない。ProMaxからProへの乗り換えだったので、画面サイズと重量は大きく変化したが、やはりProMaxはかなり重かったんだなぁと。近所のコンビニやスーパーに行くときにポケットに入れたときの気軽感が全然違う。しかし、14Proの購入と同じタイミングでApple Watchを手に入れ、セルラーモデルということもあって、iPhoneを持って出掛ける場面が激減したので、ProMaxでも良かった感も少しあったり…

本題であるが、なぜこの程度の進化しかしていないのに円安で価格が大きく上がった14Proを買ったのか?
iPhoneのリセールバリューの高さである。ちなみにリセールバリューという言葉は中古車の販売・買取をしているガリバーを出店している株式会社IDOMの登録商標なので、スマートフォンで使うのは少し違うのかもしれないが、言葉の本質的には意味合いは同じなので、ここでは使うこととする。

結論からいうと、今回売却したiPhone13 ProMaxは購入時146,800円(税込)だったが、売却額は145,000円であった(驚)。残価率は驚異の98.8%である。約1年間で実質1,800円の使用料といったところであろうか。月額でいうと150円である(驚)。

手数料を考えてもいわゆる買取店よりも売却額は高いので今回はヤフオクで出品した。


なぜ、ここまで高額で売却ができたのか?要因は2つある。
まずは、冒頭にも書いたとおりでiPhoneがスマートフォンのなかでいうとリセールバリューが高いからである。「たかだかスマホごときの価格でリセールバリューを考えるな」と言われそうだが、ここ近年はスマートフォンが全体的に値上がりし、20万超のモデルも珍しくない。2〜3万のモデルもあるが、なぜここまでiPhoneにこだわるのか?
低価格で高機能を売りにしていたり、2つ折りになったりするモデルが近年登場しているが、国内でのiPhoneの人気はご存知の通りである。設定やコンテンツの移行がしやすく、OSがアップデートがあっても基本の操作感がほとんど変わらないので旧モデルからの乗り換えもしやすく、アクセサリも豊富でセキュリティ面も優れていると良いこと尽くめである。自由度が低いという意見があるが、いわゆる一般的な使い方をする限りでは全くもって不便を感じることはない。利用者が多いのでフィーチャーフォンから乗り換える年配者層が既にiPhoneを利用しているものに気軽に質問ができるうえ、メーカーのサポート窓口も充実しているので年齢問わず使いやすい端末ともいえる。
それに対してアンドロイド端末はひとくちにアンドロイドOSといっても機種ごとで操作感やインターフェイスが違ったり、自由度が高い故にセキュリティ面が弱かったり、アクセサリの選択肢が少なかったり…とマイナスな面が多々みられる。需要が少ないのでリセールバリューも安くなりがちである。一部の端末(具体的にいうとGalaxy)を除いて、ほとんどのアンドロイド端末は何十万の端末も1万円台の端末も売却するときには二束三文にしかならない。実際に筆者はとある中華メーカーの4万円のスマホを購入し、3ヶ月後に売却したが、残価率でいうと20%程度であった。また、価格帯は問わず「原因の分からないトラブル」をアンドロイド端末で経験している。中華スマホではSpotifyで音楽を聴きながら、Firefoxを起動すると必ず電源が落ちるという事象。アクオスセンスを買ったこともあるが、特に調べずにたまたま買ったタイミングがあの悪名高き5だった(詳しくは調べてみて)なんてことも。iPhoneは毎年新機種が発表されるが、まずアンドロイドのようなハズレ機種というのが個別の初期不良を除いてない。
また、フィーチャーフォンからの転換期でクソみたいなアンドロイド端末を経験したユーザーも少なくなく、その足でiPhoneに移行し、使い続けるユーザーも多いのではないか。
もちろん、アンドロイド端末でも魅力的な機種はあるが、何も考えずに買って失敗がなく、良い意味で大きな変化がなく、道具として一般人からコアなオタク層まで使いやすいのである。これがiPhoneのリセールバリューが高い理由である。

もう一つ高額売却できた理由がある。2022年7月の一斉値上げである。円安の影響で2022年7月に国内においてアップル製品が一斉に値上げとなった。iPhone13 ProMaxは発売時(2021年9月)に146,800円であったが、この値上げで174,800円となった。実に3万円弱の値上げである。これにより、iPhoneに限らず、アップル製品全体の中古価格が上がったのだ。
リセールバリューが高いiPhoneでもさすがに残価率98.8%というのは異常事態でこの値上げによる中古価格の高騰が高額売却の大きな要因だ。
これまでのiPhoneの売却を思い返したり、過去のヤフオクやメルカリなどのフリマサイトの落札平均価格を調べてみると約7〜8割程度の残価率のようだ。それにしてもスマートフォンのなかでは突出したリセールバリューなので、私は今後もiPhoneを選び続けるであろう。
「ここにiPhone15Pro購入宣言をします。」

最後にiPhone14Proで撮影した写真を貼っておく。何度も言うが、13ProMaxから大した進化は感じない。

水滴が際立つ
夕暮れ時の雨。かなり暗かったが、それなりに撮れている。
その場の雰囲気も伝えるような1枚。
店の中がそれなりの明るさでも綺麗に撮れる。
こちらも水滴が際立つ。奥のボケ感も自然。
ピザの細かな描写もできている(と思う)。
さすがに夜の屋外で撮ると大したことないんだよなぁ…。この場面で綺麗に撮れるようになれば文句なし。


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