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【Shadowverse】RoG環境の復讐ヴァンパイアについて所感【プロキシ回してみた】

こんにちは、水(@mizu_shadoba)です。

先日、GameWithさんの方で新弾『リバース・オブ・グローリー』のカードリストが全て公開されましたね。


で、僕はと言いますと、まだリリース前ではあるのですが、我慢できずに実際にデッキを組んで回しておりました。


一日中デッキを回してみましたが、なかなか感触が良いです。


という訳で、今回は新環境のヴァンパイアについて思うことをメモ。

今後色んなアーキタイプが出てくるとは思いますが、とりあえず今思っていることを書きます。

(全15000字程)


①採用候補について

まず、『どんなタイプのヴァンパイアなのか』という前提の話ですが、ここでは主に『ミッドレンジ〜コントロール寄りのヴァンパイア』を想定していただけると幸いです

イメージとしては機械ヴァンプくらいのゲーム速度ですね。8〜11ターン目あたりにリーサルを取るデッキです。


そしてコントロール系の復讐ヴァンパイアですが、採用され得るカードは主に以下の通りだと思っています。

ここでは、それぞれのカードについて思うことをざっと書いていきます。


『不穏なる闇の街』

0コストになった『封じられた法典』。

コストを支払わずに1ドロー出来る(つまり手札を交換できる)ので、このカードを3枚積むことで実質的にデッキを37枚まで減らすことができる

これはつまり、『手札に欲しい特定のカードを引く確率を高める』ことになる

例えば、ほとんどのヴァンパイアデッキは先行3ターン目までに『悪夢の始まり』を引きたいことが多いが、このカードが入っていると全力マリガン+αで『悪夢の始まり』を探しに行くことができる。

そんなわけで、デッキの中に重要度が特段に高いカードが入っている場合は何も考えずに3枚入れていいカード。


特に、ファンファーレで自傷(自分のリーダーにダメージを与えること)効果を持っているので、自傷ギミック(主にヴァーナレク)を入れる構築の場合は『0コストで1回自傷』が出来るカードは他にないため、確定で3枚でいいと思う。


また、2コストで使用すると疾走のフォレストバットが2体出てくるため、実質的に2/2/2のカードとして扱うこともできる。


ただ、とはいえこのカード自体がゲームに影響を及ぼすわけでは無いので、入れたいカードの種類が多い場合は採用が見送られることがある。

また、似たような効果を持つ『知恵の光』と違い、引いたそのターンには手札交換を行えないので、トップで引いたターンは一時的に手札を1枚使用不可能にすることになる。例えば、4ターン目にトップで『不穏なる闇の街』を引いたとすると、その枠が2コストフォロワーであればそのターン盤面を展開できたはずだが、『不穏なる闇の街』はそのターンにはドローできないため、ppを余らせてターンをスキップしてしまう可能性も出てくる。

(↓例)

つまりこの点で考えると、『不穏なる闇の街』というカードは、デッキ内の特定のカードを引き当てる確率を高める役割は担ってくれるが、実は中盤の安定性を若干下げるカードでもある。


『姦淫の口付け』

回復効果のついた『ブレイジングブレス』

盤面を処理するのと同時にこちらのライフを回復するので、こちらが受けに回っている場合はシンプルに『盤面に2点与えながら1点回復する』という高性能の防御カードになる。

反面、相手のライフも1点回復してしまうので、こちらが攻め側に回っている場合、特に積極的に相手の顔を詰めていくデッキにとっては『低コストで盤面干渉できる代わりにゲームをちょっとだけ長引かせる』という立ち位置のカードになる。


また、デッキに採用する際の考え方としては、『1コストで打てるカード』という点も大事になる

というのも、ヴァンパイアのデッキ(特にコントロール系)を回してみると分かるが、コスト通りの動きをすることが少ない。大体は複数のカードを組み合わせて動くことになる。

具体的なところで言うと、復讐ヴァンパイアには先行5ターン目にプレイして強い5コストのカードがほとんどない(候補リストを見ると5コストが少ない)。先行5ターン目は『狂恋の華鎧・ヴィーラ』や、新カードである『堕落の漆黒・アザゼル(4コスト)』に進化を切りたかったりする場面が多い。

しかし5t目にこれらをプレイすると、ppが1余ってしまう。

ところが、そこで『姦淫の口付け』があると、『ヴィーラ+2コスト+姦淫の口付け』のように動けるので、5t目のパフォーマンスを高める事ができる。(基本的には毎ターンコストを使い切った方が強い)

そんなわけで、偶数コストのカードが多いデッキであれば、浮きがちな1コストで2点の除去を打てるようになるので採用する価値が高い。

特に、強力な小型フォロワーが並びやすい『ロイヤル(序盤の2/2/2や中盤のナノ)』に対してはかなり有効な札になるので、ロイヤルが多い環境であれば優先度が高くなる。(後攻を取った場合は口付けがないと盤面が追いつかない事が多い)


ただ、コストが軽いとはいえ、手札を1枚使って相手の小型フォロワー1枚を除去することには代わりないので、手札補充が少ないデッキだと手札が無くなる。なので、このカードを複数枚採用する場合は、ドローカードも同時に複数採用していた方が姦淫の口付けの価値が高くなる。

逆に言うと、ドローカードが多く手札が潤沢なデッキだと相性が良い。


ちなみに、ビショップを相手にした場合に『エイラの祈祷』がある状態で『姦淫の口付け』をプレイしてしまうと、『エイラの祈祷』の常時効果を起動してしまうので、一応覚えておいた方が良さそうではある。


『麗しのサキュバス』
(7/1追記)

ヴァンパイアの『キャノンスマッシャー』。
4ターン目に出せる『魔眼の蛇神メドゥーサ』。

ランクマッチで復讐ヴァンプを回してた時に、『復讐vは上振れ要素が十分すぎるから、ロイヤルのキャノンスマッシャーみたいな序盤の盤面を安定させてくれるカードがあればなー』と思ったが、『あ、麗しのサキュバスあるじゃん!』となった。今では3枚採用している。

個人的に最も重要視している点は、先行4t目の動きになること

というのも、ほとんどの復讐ヴァンパイアには4コストのカードが入っていない(アザゼルは進化を切りたいことが多いので先行4t目にはあまり打たない)ので、先行4t目にPPを最大限使うには、『2コスト+2コスト』と動く必要がある。しかしこの場合、手札を2枚使う必要があるので、今後の動きをトップに頼ることになってしまう

ところが『麗しのサキュバス』であれば、先行4ターン目のPPを全て使うことができる


また2/2/2のフォロワーでもあるので、2t目にプレイする場合、他の復讐ギミックフォロワー(哀切の悪魔など)と同じスペックになる。


つまり、『麗しのサキュバス』を挿しておくだけで、2t目と4t目の行動を安定させてくれる。そして、序盤の行動をこのカードに任せることで、他のパワーカードを採用する枠を増やすことが出来る。この点はロイヤルの『キャノンスマッシャー』や『レイピアマスター』と似ている。


またこのカードをデッキに詰んでいると、序盤の安定感が増すので、強気のマリガン(2コスをキープせずに悪夢の始まりやアザゼルなどを探しに行くなど)をすることも可能になる。


また、ヴァンパイアミラーでは、お互いに横展開を処理するのが苦手なので、例えば

先行2t目2/2/2
3t目悪夢の始まり
4t目麗しのサキュバス(エンハンス)
5t目メドゥーサ

と動くと、5ターン目までに合計11体のフォロワーを盤面に出すことができる。こうすると相手は全てのカードを除去するのが難しい(渇望のオウルキャットを3体出すとかなら返せる)ので、復讐状態に入らずとも盤面を制圧することができる。

この動きは、横展開が苦手なウィッチに対しても強い。


また1枚で3面を埋めることが出来るので、相手のカラミティブリンガーのケアに使うことも出来る


ただ、後半にプレイした場合は、ただの2/2あるいは4/4スタッツであり、5t目以降は復讐状態になっていることも多いため、ゲーム後半では他の復讐シナジーカードの方が価値が高い


『双石の悪魔』

『血の取引』を確定サーチする2/2/1。

ミッドレンジ〜コントロール系のヴァンパイアデッキにとっては、先行2t目最強の動きになる。


よく自分はドローソースである『血の取引』と比較する事が多いが、『血の取引』と比較した場合、『双石の悪魔』は先行2ターン目の動きになる事がメリットで、デメリットはドローに4コスト掛かることだと思ってる。

いっぽうで『血の取引』は、2コストで即時にドロー出来ることがメリットで、デメリットは先行2ターン目の動きとして弱い(先行2t目はフォロワーをプレイした方が盤面のテンポを取れる)事だと思う。

つまり、『双石の悪魔』と『血の取引』のどちらかを採用するかで迷った場合、2ターン目にプレイしたいフォロワーがすでに十分あれば血の取引。2コストのフォロワーが少ないのであれば『双石の悪魔』を採用するようにしている。


ただ、今後の環境は機械軸のデッキが増えると思っていて、そうなると2/1スタッツである『双石の悪魔』は、相手の1/1(主にプロダクトマシーン)や1/2(主にフロートボードマーセナリー)に不利なトレードをされやすい。そのため、環境に機械軸のデッキが多くなるならば、『双石の悪魔』を減らして、その枠に2/2/2フォロワーや『血の取引』の枚数を増やすのが役割を失わない無難な選択だと思う


カード単体の話に戻るが、ヴァンパイアには強い4t目の動きがないので、『双石の悪魔』はそこを埋めてくれるカードでもある。

また、2tで出すと、最低でも3t目に『蒼炎の魔石』を置けるし、4t目にも『蒼炎の魔石+2コスト』と動けるので、序盤の動きを安定させてくれるカードでもある。

ただ後半に出すと実質4コストのカードでもある。また、後攻だとドローカードを打つ余裕が少ないのと、『悪夢の始まり』や『加虐の独房』を一枚でもプレイしていれば手札に困る事はあまりないので、出番が少なくなる事もある。


総括としては、先行を安定させてくれるカードだが、環境によっては別のカードに変わるカードだと思っている。


『姦淫の従者』

2コストでフォロワーを出しながら自傷カウントを稼げる唯一のカード(だった)

自傷軸であれば確定で3枚入っていいと思う。

また、単純に単体性能が高く、

・スタッツが4/2なので、中盤に出した際に相手の進化フォロワーが当たってきた場合、体力を4削れる。
・ファンファーレで1点ダメージを貰うが、攻撃すると2点回復するので、実質的に自分へダメージは0。

と、自傷軸ではなくとも2コストフォロワーとして最高レベルの性能を持っている。そのため、自傷軸ではなくとも採用される可能性のあるカード。


『ライカンベルセルク』

復讐突入要因。

『魅惑の一撃』のバフ(スタッツをプラスすること)効果をこのカードに付与すると、進化権を切らずにラストワード能力を発動させる事が出来る。これはつまり、最速で先行4ターン目に1コストの『ブラッドムーン』をプレイできるということになる。


ここまで言うと結構強そうに感じるが、実際は仮にこれで4t目に復讐に入れたとしても、永続で復讐状態になる訳ではないので、それがデメリットとなる。

例えば、4t目に『ブラッドムーン』をプレイしたとすると、8ターン目が開始する時点で復讐状態が途切れてしまうため、『破滅のサキュバス』のファンファーレ効果(守護2体出すやつ)が発動出来なくなる。(ただし、ブラッドムーンを温存しながら動けばこの限りではない)

また、ブラッドムーンを置いた状態で『絢爛のセクシーをヴァンパイア』を引いてしまうと、『絢爛のセクシーヴァンパイア』のドロー時効果が起動しない。そのため、せっかくセクシーを引けてもブラッドムーンのカウントが消えるタイミングで復讐状態が終わってしまう。これがデメリットとなる。


もちろん、最低限2/2/2の役割を持てるので弱いカードではないが、ヴァンパイアの2コスト帯には優秀なフォロワーがたくさんいる。またブラッドムーンが盤面を圧迫してしまう事も考慮すると、結局抜けてくるカードなのかなという印象がある。(盤面を埋めるとメドゥーサが若干弱くなる)

ただ、復讐状態に依存するカードが多い構築の場合は、復讐状態に入るカードを増やす意図で1~2枚採用してもいいかもしれない。


『獄炎のデーモン』

実質2/2/2守護疾走。

復讐ヴァンパイアは、機械ヴァンパイアのようにフォオワーを複数展開するカードが多くないので、4点バフをかけることは難しいが、3t目に『悪夢の始まり』さえプレイできていれば、先行4t目に2~3点バフをかけることは難しくない。

また、後攻4t目に『ギアスネイクテイマー(後述)』と組み合わせると、1ターンに4面展開しながらハンドに3点のバフをかけれられる動きがある。


また、自身が2コストの守護フォロワーであるため、システムフォロワーと同時にプレイすることで盤面を強くする役割もある。

例えば、『悪逆の公爵ユリウス』は場で発動する効果が2つあるので、場に残しておきたいカードだが、5t目に『獄炎のデーモン』と一緒にプレイすることで、盤面が『5/5ユリウス+2/2守護』となるので、相手はユリウスを倒すために守護を突破しつつ5/5を取るという動きをしなければいけなくなる。

そして、2コストで守護を持っているフォロワーは、この『獄炎のデーモン』か『バロン・ダブルフィール』から加わる『渇望のオウルキャット』のみなので、『2コストの守護だから』という意図だけで採用されてもおかしくないカード。


『バロン・ダブルフィール』

2/2/2の標準スタッツを持ちつつ復讐シナジーのあるカード①。

復讐状態で出すと、疾走札を手に入れられるので、『獄炎のデーモン』や『魅惑の一撃』のバフ対象を確定で手札にキープできるようになる

またチョイスで選べる『パンサーレオ』が2コストで2点を出せるので、『プチ鋭利な一裂き』を加えるカードとしても見る事ができる。

これが他の2コスト帯の復讐シナジーカードとの差別点だと思う。

特に、『渇望のオウルキャット』はヴァンパイアミラーの『魔眼の蛇神メドゥーサ』から出てきた必殺持ちの『毒蛇』や、『悪逆の公爵ユリウス』を破壊することができる。ミラーが多ければ優先度が上がると思う。


また、序盤の2〜4ターン目に、復讐状態のファンファーレで『渇望のオウルキャット』を手札に加え、あえて温存しておくことで、5t目に『悪逆の公爵ユリウス』と『渇望のオウルキャット』の同時プレイで守護裏ユリウスを作る動きができる。


【7/1追記】

最近はミラーマッチが多いので、他の2コストフォロワーよりもこちらを優先している。

以下が現在使っているリスト。


ミラーマッチにおいては、相手の『魔眼の蛇神メドゥーサ』の4面展開を綺麗に返す札がなく、また相手も同様に横展開を取る手段が少ない(あるいは処理にリソースを使う必要がある)ため、『渇望のオウルキャット』の重要性が高い。


『ギアスネイクテイマー』

ヴァンパイア版レディグレイ。

前述の通り、『獄炎のデーモン』との相性が良く、後攻4t目で『ギアスネイクテイマー』+『獄炎のデーモン』で4面展開しながら3点バフをかける事ができる。

また、進化すると実質的にスタッツが5/7になる(3/5+1/1+1/1))ので、シンプルに後攻4ターン目のカードとして破格のスペックを持つカードである。

またヴァンパイアの後攻4ターン目の強力なフォロワーには『狂恋の華鎧ヴィーラ』がいるが、毎回それを引ける訳ではないので、進化フォロワーとして考えた場合に『4枚目以降のヴィーラ』として採用する価値は十分にあると思う。特に『獄炎のデーモン』を採用する場合はより採用していいと思う。



『犇めく悪魔』

生きる『鋭利な一裂き』。

復讐状態の『レイジコマンダーラウラ』と組み合わせると6ターン目に10点を出すことの出来る唯一のカード。

非復讐状態を前提とすると、先行2ターン目のフォロワーは1回殴れる可能性が高いので、2/2よりは顔に与える打点が1多い。ただ、相手が後攻2t目に出した2/2/2に相打ちされるので、序盤のカードとしての価値はそこまで高くない。ちなみに、ファンファーレの自傷効果はアザゼルに進化を切ると帳消しになる

また復讐状態を前提にすると、先行2ターン目に出した時の顔詰め性能は最高だが、そもそも先行2ターン目に復讐に入る確率(=セクシーを引く確率)は相当低いので、主に4ターン目以降に効果を発動することになる。この場合は、盤面に3点を置きながら顔に2点を入れられるので、実質的なアドバンテージとしては、3点の盤面処理をしながら2点のバフをかけられる『魅惑の一撃』に近くなる。

『レイジコマンダーラウラ』を重視した中盤(6~8tあたり)にリーサルを取る事を目的とした構築ならば、優先して入るカードだと思う。


また、先述した通り、先行2ターン目にプレイする場合はだいたい自分の顔に2点貰うことになるので、実は姦淫の従者に似た効果を持つカードになる。このことから、このカードは『復讐状態なら2コスト2点バーンカード、非復讐状態なら4枚目の姦淫の従者になるカード』と捉える事もできる。

そのため、復讐軸と自傷軸を合わせたヴァンパイアであれば採用を検討すべきカードである。


ちなみに、『犇めく悪鬼』の”犇めく”の読みは”ひしめく”。(読めなかった)


『ルインドリーム・ナイトメア』

実質2/3/2の復讐ボーナス持ちフォロワー。

復讐状態でプレイすると、3/1が破壊された時に4/1が出るので、実質的なスタッツは7/2に相当することになる。

これは相手がフォロワーを当てて処理をしようとしてきた際に、相手の盤面の体力を合計7削れることになる。

また相手からすると処理に2アクション必要なため、盤面に残りやすい、つまり相手の顔に継続してダメージを与えられる可能性が高い。個人的にはこの点を高く評価していて、除去に2アクション使わせる点で他の2コスト復讐フォロワーよりも優先して採用している。


ただし、復讐時に攻撃力が上がっても体力は上がらないので、特に相手の『プロダクトマシーン』×2体には簡単に処理される。とはいえ、これは他の2コストフォロワーでも同じなので、気にしなくていいといえばいい。


またロイヤルを相手にした時に『簒奪の絶傑オクトリス』を出されると、こちらの損と相手の得が多すぎるので、これは気を付けなければいけない。


『哀切の悪魔』

2コストになった『終戦のドラグーン』。

復讐状態を前提とすると、2コスト使って2コストの得をするので、ゲーム中の総コストで考えると実質0/2/2のカードになる。

また、それ以上に強いのは、今まで絶対に不可能だった動きが出来るようになったこと。

パッと思いついたところで言うと、

・『狂恋の華鎧ヴィーラ』を下げる
→5t目にヴィーラ+姦淫の翼エンハンス

・『レイジコマンダーラウラ』と『ダークジェネラル』を下げる
→6t目にラウラ進化とダクジェネで顔9点+手札1枚に疾走付与

・『魔眼の蛇神メドューサ』と『獄炎のデーモン』を下げる
→5t目に5面展開+手札4バフ

あたりが出来るようになる。

また、現環境に多く、対処が困難である『エイラビショップ』に対して

・『カラミティブリンガー』を下げる
→6t目に『カラミティブリンガー』を場に出せる。

この動きがあるおかげで、エイラの中盤の盤面を返せるようになる。


このカード自体は盤面やダメージに関与する訳ではないが、実質的にゲーム中に使えるコストを増やせるため、手札が潤沢になりやすい構築であれば他の復讐フォロワーよりも優先して採用していいと思う。


ちなみにニュートラルのカードのコスト(サタンとかゼウスとか)は下げられないので、そこは留意点。


『血の取引』

2コストの『精神統一』。

ドローという行為=『セクシーヴァンパイア』を引く確率を上げるなので、このカードをプレイするたびに復讐状態に入る可能性が上がる。

ただ、2ターン目に打つことは単純にテンポロスだと思っている。というのも、先行は相手よりも高いppをプレイできる反面、進化権(2/2スタッツと突進)と手札が一枚少ないので、序盤に盤面を無視してしまうと先行のアドバンテージを失うことになるから。

なので、打つとすれば先行4t目(2コストの何か+取引)か、先行後攻問わず6t目(取引+アザゼル)になる。


また、ヴァンパイアはドローソースが『悪夢の始まり』以外に無いので、これを引けていない場合は、7~9t目あたりに手札が細くなり、PPを全て消費するように動けない場合がある

そういった場合は『血の取引』を打つことによって次の動きを探しにいける。(主にカラミティブリンガー探し)


ちなみに、アザゼルに進化を切った後は2点のダメージが大きすぎて、よほど盤面に余裕が無いとプレイできない。



『鋭利な一裂き』

(編集中)


『姦淫の翼』

個人的に今期重要度の高いカードNO,1。

以前の記事で、RoG環境でも引き続きウィッチが強そうだという話をしたが、実はヴァンパイアには相手の後手4テトラ(リペアで回復して体力6になったテトラ)をこちらの盤面を残しながら返すまともな札がない。(ヴィーラ→攻撃届かず。アザゼル→非復讐状態だと相打ち。ユリウス→攻撃届かない。その他→カードパワー低い)。

そしてテトラを残してしまうと、相手の次の進化を含めた多面展開を返せない。

つまり後手4のテトラを綺麗に取れないとそのままゲームが終わる。


そこで強いのが『姦淫の翼』。

このカードがあることによって、

・翼+ヴィーラ
→上から取れる(エンド時6/3)
→テトラ相打ちorエレノア相打ちorオリハルコン進化or高コスト握撃要求

・翼+ユリウス
→上から取れる(エンド時7/5)
→テトラ相打ちorエレノア相打ちorオリハルコン相打ちor高コスト握撃要求

と、ウィッチ相手に弱い動きを強要させることが出来る。


また、次の環境で見かけるであろうエイラビショップに対しても、『ユリウス+姦淫の翼』であれば、後攻4ターン目に進化してきたリモニウムを上から取れる。(7/7で6/5に当たって7/1になるが、ユリウス効果で7/5に回復し、翼効果含めて7/4になる)

これは、エイラビショップが後攻4ターン目に『エイラ進化+ラビット+ラビット』と動き、エイラが6/6スタッツになった場合も同じである。ユリウス翼でも、ヴィーラ翼でも上から取ることができる。

また、エイラビショップは『機械腕の祈り手』の必殺で『ヴィーラ+姦淫の翼』を取ることが出来るが、仮に『機械腕の祈り手』で処理されたとしても、進化権を使わせることができ、かつ相手は同ターンにシステムカード(リモニウム、エイラ、レフィーエ)をプレイできなくなる。つまり、序盤に『ヴィーラ+姦淫の翼』をプレイするだけでエイラビショップ側のゲームプランが崩れる可能性がある。


また、新環境で多いであろう機械ヴァンパイアに対しても、序盤のヴィーラ翼は強く刺さる。


そんな訳で、ヴィーラとユリウスの両方を採用する構築であれば、2~3枚は採用したいカードだと思っている。


また、エンハンスでドレインが出来ることの重要性も高く、特にアザゼルに進化を切った後であれば、7t目のユリウス翼などで体力を回復する動きが非常に重要になる(後述)。

また、自傷軸で考えた場合に、ヴィーラ翼をしてヴィーラが残ってターンが帰ってきた場合に、翼1枚で自傷を2回稼げるようになるので、自傷軸であればなおさら重要度が高い。


ただ、序盤(先行なら1~4t)にプレイ出来るではないので、序盤の事故要因でもある。

また、シンプルに手札を1枚使っていながら盤面を増やすでも相手のカードを処理する訳でもないので、ヴィーラやユリウスなどに合わせて強く使わないと、手札の減りが早くなるだけになる。

そのため、翼を多めに採用するならば、ドローソースを厚く採用した方が翼の使い勝手が良くなる。


個人的には、『鋭利な一裂き』よりも優先したいカード。



『魅惑の一撃』

2コストになった『蔦の魔弾』。

手札の疾走札にバフをかければ、実質的に『3点除去+2点バーン』のカードになる。したがって、鋭利な一裂きと比較した時に、自傷ギミックが無く、かつ疾走札が多いデッキであれば鋭利な一裂きよりもゲーム中の価値が高くなる。

また、ダメージがランダムなので、潜伏状態のリオードを取れる。そのため、ロイヤルでヴァンパイアの相手をする場合は、序盤にリオードを置きづらくなった。


また、具体的に強そうな場面として、機械ヴァンパイアを相手にした場合が浮かんだ。後攻2〜3t目に『魅惑の一撃』をプレイし『狂恋の華鎧・ヴィーラ』にバフをかけ、後攻4t目に『狂恋の華鎧・ヴィーラ』を進化。こうするとヴィーラのスタッツが6/4になるので、機械ヴァンパイア側が先行5t目に『鉄人の悪鬼』を進化してきた場合に相打ちにする事ができる(ヴィーラが4/4だと上から取られる)。


あとは、後攻2t目『魅惑の一撃』、3t目バフのかかった『悪逆の公爵ユリウス』をプレイ、と動くと強そうではある。


ただ、ダメージがランダムな点が結構なデメリットになりそうな気もする。これは実際にやってみないと分からなそうなので、後に追記します。



『姦淫の絶傑・ヴァーナレク』

『炎の握撃』と『真実の狂信者』を足して2で割り損ねたカード

自傷ギミックを採用する最たる理由。強さについては見れば分かる系カードなので割愛。

RoG環境では蝙蝠がスタン落ちしてしまったが、自傷するためのカードはほとんど落ちていなくて、かつ自傷カードがそれぞれ単体として強いため、『ヴァーナレクを起動させるためだけの自傷ギミック』という構築が無理なく出来る。


『悪逆の公爵・ユリウス』

3コストになってタダで進化できるようになった『不撓不屈の騎士・ヴェイン』

復讐ギミックを入れる理由。

前途の通り、姦淫の翼との相性がいい。攻撃力が5なので、相手の体力5以上のフォロワー(ありがちなのはテトラや剣舞リオード)とトレードができないが、姦淫の翼を使うと綺麗に取れるパターンが多い。

ただヴェインよりも体力が2低いので、単体で『リモニウムを上から取る』みたいなことはできない。

3t目に出しても体力が5とほぼ取られないので強いが、復讐ギミックを採用したデッキであれば、進化を使えるターン(4or5ターン以降)に出した方がゲーム中の価値は高い(タダで進化できるので)。

これも見れば分かる系のカードなので、詳しくは割愛。



 『理性の崩壊』

(編集中)

『悪夢の始まり』

『眷属の召喚』と『精神統一』を足して2で掛けてしまったカード。

効果を読めば強さが分かる系カードなので語ることはあまり無いが、ヴァンパイアの中では珍しい奇数コストのカード(3コスト)なので、なるべく3tか5tか7tに打てるように意識をすると手札の回転が良くなる。


『加虐の独房』

ドロー効率的には『漆黒の契約』。
自傷効率的には『鮮血の花園』に近いカード。

1枚で自傷カウントを3稼げるので、自傷軸であればこれを序盤に1枚プレイできるだけで、7t目のヴァーナレクが起動しやすくなる。

また1枚で3枚のカードを引くので、ゲーム中に1枚プレイできればハンド的には安泰になる。ついでに、カードを引く回数が増えるので、セクシーヴァンパイアを引く可能性が上がる。

ドローカードとして見た場合、個人的には2t目の動きの保証にもなる『双石の悪魔』の方を優先している。

いっぽうで、自傷軸であれば、1枚で複数自傷を稼げる点を評価して『血の取引』よりもこちらを優先している。特にフラウロスを採用したい場合は2~3枚採用されるカードだと思う。


『ダークジェネラル』

デッキに入れられる『不滅の群青・ベアトリクス』

自傷軸であれば、このカードを走らせたいターン(6t以降あたり)にはほとんどの確率で復讐状態になっているので、常時疾走持ちとして考えてる。

今のヴァンパイアには明確なリーサル手段(蝙蝠やメイシア的な大打点カード)が無いので、基本的にはバーンか疾走でライフを削る事になるが、そのための候補としてこのカードが挙がる。

『コストと打点のコスパ』で考えると『ミルナード』よりも優秀で、『ラウラ』と比べると単体で疾走が完結している点が勝る。逆に、『ミルナード』よりも出来ることが少なく、『ラウラ』よりも出せる打点が少ない。


『レイジコマンダー・ラウラ』

進化時5/5疾走。ファンファーレ6〜7点バーン。

復讐状態を前提として、ファンファーレ効果で手札のフォロワーに疾走をつけることができる。ここで疾走をつけるカードは主に『カラミティブリンガー』か『破滅のサキュバス』になると思うが、これらに疾走を付与すると、ゲーム中に与えられるダメージの合計が6~7プラスされることになるので、実質的に大型バーンカードとして考えることができる。

以前までは復讐に入る手段が少なかったので、ファンファーレ効果が起動しにくかったが、『絢爛のセクシーヴァンパイア』の登場のおかげで、とんでもない上振れムーブが起きる可能性ができた。

3t目には『悪夢の始まり』を打てるので、これが成立する可能性はそんなに低くない。

(具体的に走らせて強いカードは後に紹介します)


一個注意しておきたいのが、単体完結していないカード(つまり他のカードと組み合わせて初めて強いカード)なので、『ラウラはあるけど疾走させて強いカードがない』『大型はいるのにラウラがないから疾走しない』ということがある。また、ラウラ自体を出すターンに盤面に隙が出来る。この点だけで考えると、単体で疾走が完結する『ジェネラル』や『ルミナード』の方が優秀になる。


『揺らぎの斬姫・ナルメア』

ヴァンパイア界の『天禀の射手・メーテラ』。

復讐状態に入っていれば10点ダメージ効果がなくなるので、後攻3t目までにセクシーの効果が起動していると『ノーデメリットで進化時確定除去+必殺』という4コス最強のカードになる。

また必殺を持っているので、先行4ターン目で出すと相手の後攻4ターン目の進化フォロワーと相打ちに持っていける可能性が高い。

また、『悪逆の公爵ユリウス』のおかげで進化権には余裕があるので、5〜7tあたりにも進化のチャンスはある。

これらを踏まえると、以前のような『復讐に突入できる後攻4ターン目のカード』という立ち位置ではなく、『中盤に強く盤面に干渉できる進化フォロワー』という立ち位置になるイメージとしてはビショップの『アサルトプリースト』に近い。


また、ヴァンパイアには相手の大型フォロワーを処理できる札が少ないので、『ヴァーナレク』や『カラミティブリンガー』の入っていない構築であれば優先度が上がってもおかしくは無い。相手のヴィーラ翼にも強くなる。

特に、後述する『オリヴィエ』を採用する構築であれば、ナルメアに進化を切れる回数が増えるので、採用の優先度が上がる。


ただ、進化時効果が単体除去であるため、横展開が多い相手に対してはあまり強くない。

環境的な話で言えば、単体のスタッツが大きい『エイラビショップ』に対してかなり有効な札になる。対して、『メドゥーサ』や『麗しのサキュバス』が入った横展開の多い『復讐ヴァンパイア』に対してはあまり強くない。


そんなわけで、個人的には結構評価の高いカード。


『フラウロス』

『眷属からの贈り物』がスタン落ちしたことで、多少直接召喚しにくくなったが、『加虐の独房』のおかげで、

3t加虐の独房→4t2コス自傷×、闇の街=フラウロス直接召喚

という動きが可能になった。このおかげで、自傷ギミックを組み込んだ構築が可能である。そして、この動きを目指す場合は、先述の『犇めく悪鬼』まで採用が検討されると思う。


【7/1追記】

最近では、復讐軸のヴァンパイアにフラウロスを1枚挿す構築が存在する。

なぜ自傷ギミックがないのにフラウロスが入るのかというと、そもそもヴァンパイアは相手の『悪逆の公爵ユリウス』(進化後)を綺麗に取る手段が少ない(復讐時のアザゼルかカラミティブリンガーくらい)。そしてそのまま相手のユリウスを放置してしまうと、常在効果でダメージレースで不利になってしまう。

しかしそこで『フラウロス』がデッキに入っていると、こちらが『魔眼の蛇神メドゥーサ』をプレイした際に『フラウロス』が直接召喚される。


こうすると、『フラウロス』に進化を切り、相手の『ユリウス』に当たることで、ダメージを回復しながら『魔眼の蛇神メドゥーサ』を盤面に残すことができる。(守護と必殺が残って4面残る=ヴァンパイアはうまく返せない)


『堕落の漆黒・アザゼル』

体力の上限が10になる代わりに永続で復讐状態と虚数物体をリーダー付与してくれるカード。個人的にはSSS評価。

個人的には進化時効果が強いと思っていて、具体的なところでいうと

・真実の宣告が最大3点
・機械ヴァンプのモノモノも6点
・スレイも3点
・ロイヤルのトワイライトソードも3点
・黒の破壊のアーティファクトも3点
・メイシアも3点
・ヘブンリーイージスも3点

と、体力を高くキープしていればリーサルを取られることがほとんどなくなる。

そのため、アザゼルが進化した場合は、ライフを回復する意味合いが他のデッキよりも大きくなる。(例えば4点回復すると、相手は4点を削るために4点ではなく3点+1点を与えなければいけない)

特にコントロールデッキの弱点の一つは『ロングゲームをすると終盤のワンターンキルで負ける』なので、その可能性を0にしてくれるのは非常に大きい。


また、永続で顔を守ってくれるので、終盤にシステムクリーチャー(ローズクイーンやサタンを置きやすくなる。


ただ、中型の打点が複数飛んでくる相手にはこの効果はあまり意味を成さない。具体的になところで言うと、

・ウィッチ→狂信者、真理の術式の連打で死ぬ
・エルフ→リノセウス連打で死ぬ
・ロイヤル→横並べによる継続的な打点

などが思いついた。

また、体力の上限が10になる都合上、自らライフを減らしていく自傷軸にデッキとは相性が悪い。(アザゼル進化前に自傷カウントを7まで進められたら強いけど)


とはいえ、復讐時のファンファーレ効果がかなり強力であり、単体でゲームメイクが出来る(復讐に入れて相手のOTKを防げる)カードなので、自傷軸以外の復讐ヴァンパイアには確定で3枚入れていいカードだと思う。


『邪眼の悪魔』


このカードについては以前の蝙蝠ヴァンパイアと大して変わらないので割愛。

ただ『加虐の独房』を3t目に置くとそれだけで3回稼げるので、この状態で邪眼に進化権を切って3t目で独房を置く代わりにロスした盤面を一気に取り返す動きが強い。

あとは『オリヴィエ』のおかげで進化効果を使いやすくなったのも以前との違い。


『轟雷のベヒーモス』

ラウラで疾走をつけた時に最も低コストで高打点が望めるカード。

とはいえ、単体でプレイした時の価値が低すぎる(ちょっとデカイ『アサルトプリースト』くらいの性能)。

個人的には、『ラウラ』の疾走をつける先としてはもっと汎用性が高い札がたくさんあるし、低コストの打点カードなら『ジェネラル』や『ミルナード』の方が単体で完結しているため、このカードは優先度が低い。


『ダークデビル・ミルナード』

1コス重いダークジェネラル+α。

双石をいれてると2つ目の効果が発動しないことが多いが、ゲーム終盤(8〜11ターンあたり)になるとドレインできる可能性がある。疾走札との比較は先述。


『サロメ』

バフを掛けるとプチセクシーヴァンパイアになるカード。

先行4t目『魅惑の一撃』、5t目『サロメ』と動くと盤面が強くなる。

また先述のとおり、アザゼル下では回復の価値が高いので、貴重な回復札として一応候補に挙がる。(でも多分採用しない)


『魔眼の蛇神・メドゥーサ』

『希望の戦術家セリア』の上位互換。

単純にスタッツがおばけ。効果が単体で完結していて、中盤の動きをこの1枚で済ませることが出来るので、ウィッチでいうところの『テトラ』的な役割を持つ。

先述のとおり、『哀切の悪魔』と『獄炎のデーモン』とのシナジーがある。

また、進化時に加わる『メドゥシアナ』に『ラウラ』の疾走効果を付与してバフと共に走らせる動きもある。ただこの動きは結構要求値が高いので、狙ってやる動きではない。


ヴァンパイアミラーにおいては、5t目のこのカードを綺麗に返す札がなく、相手の横展開を処理するためには、こちらも横展開をするしかないので、ヴァンパイアが多い環境であれば採用枚数が増えると思う。


ちなみに、『魅惑の一撃』や『獄炎のデーモン』でこのカードにバフをかけておくと、進化後の攻撃力が上がるので、処理できる範囲が広がる。(ex,2バフかけるとテトラを上から取れる)


『美食天使・エカテリーヌ』

何度も言うがアザゼル下の回復は重要度が高いので、6点の回復が出来るこのカードを一応挙げた。

ユリウスやヴァーナレクが3コストで盤面干渉できるので、9t以降ならプレイする余裕がある。

ただ6pp使うわりに回復するだけで盤面干渉できないので、個人的には回復ができて盤面干渉もできるセクシーで十分かなと思う。

またネクロマンサー(フェリ)やネメシス(メイシア)のように相手に時間制限を課すカードがある訳ではないので、単にターンを伸ばすだけの行為はあまり意味がなかったりする。

とはいえ回復量はピカイチなので一応候補。


『デモンストーム』

6t目に打てるAOE。

劣勢の時にプレイすると盤面をリセットできる可能性があるが、自分の顔に3点食らってるので、次の相手のターンにまた盤面を作られるとそのままライフを削っ裏切られる危険性はある。

ちなみに一応自傷カウントが進む。


『カラミティブリンガー』

生きる『テミスの審判』。

ヴァンパイアの除去は打点に頼るものが多く、またそれらの多くは『3点』のダメージカードになる(『破滅のサキュバス』や『鋭利な一裂き』、『魅惑の一撃』などなど)。そのため、体力4以上が並ぶと盤面の処理に困ることが多い。

ところが、『カラミティブリンガー』であれば、その体力を関係なく盤面をリセットできる。

特に、ウィッチは7~9t目に『狂信者+狂信者+宣告のゴーレム』みたいな盤面になる事が多いが、この盤面は現状『ヴァーナレクを複数プレイする』か『カラミティブリンガーで一気に除去する』くらいしかまともな対処がない。

また、エイラビショップも5~7tにエイラの起動のバフを含めて体力4以上が2枚並ぶ(例えば7t目にクルトラビットラビット+レフィーエ効果と動かれると7/6.4/4.3/3になるので、破滅のサキュバスでも返せないし、破滅のサキュバスから出る守護もクルト効果で簡単に取られる。)

つまり、体力の高いフォロワーが1ターンに複数並びやすいウィッチやビショップを意識すると『カラミティブリンガー』を採用しなければならない。これを採用しない場合、相手が高スタッツを展開する前のターンに押し切るような構築にする必要がある(ラウラで進化顔で押し通すような構築)。

いっぽうで、小型が並ぶデッキに対しては、こちらより破滅のサキュバスの方が効果的なので、ここは環境によって変動するカードだと思う。


ラウラと組み合わせて走らせる動きもあるので、ウィッチやビショップが一定数存在することを想定した場合、1〜3枚採用しておいて損の無さそうなカード。


『真紅のローズクイーン』

少々サイズの大きいオリハルコンゴーレム

フィニッシャー候補。

守護+アザゼル効果で顔面の防御力はそれなり高く出来るので、リーサルに2ターンかかるこのカードも十分採用候補になる。

特にヴァンパイアは、2コスト帯に序盤に強力なカードが多いが、後半には使わないカードがほとんど(口付けは盤面干渉力低いし、悪魔のコスト下げもあんま意味ない、など)なので、実は結構相性が良い。

ただ、ローズクイーンを出せるゲーム後半(7~9tあたり)に、手札が必ずしも潤沢になるかと言えばそうでもなく、中盤は1ターンに手札を複数使うことが多いので、『実際やってみると思ったより手札が少ない』ということはありそう。


『闇の翼・オリヴィエ』

『紅の渇望』の上位互換。

2回進化していると、8t目に『オリヴィエ』+『狂恋の華鎧ヴィーラ』進化が出来る。

3回進化していると、9t目に『オリヴィエ』+『ナルメア』進化が出来る。

3回進化していると、10t目に『オリヴィエ』+『邪眼の悪魔』進化まで出来る。

と、結構シナジーは多い。

また進化権が増えるカードなので、後述のゼウスとも相性が良い。

ただ、『ゼウス』も同じだが、コストの重いカードなので、これを入れるとなると、『破滅のサキュバス』や『カラミティブリンガー』などのコストの重いカードを減らすことになると思う。


『絢爛のセクシーヴァンパイア』

永続で復讐状態に入れる0コススペル。

これも見れば分かる系のカードなのであんまり語ることは無いです。

ただ、プロキシを回していた感じでは、今までのヴァンパイアではこちらが後攻に回り、なおかつ『悪夢の始まり』や『双石の悪魔』のようなドローソースを複数枚プレイする展開になると、手札が溢れがちだったのですが、このカードを引くと手札が減るので、それがちょうどよく手札漏れを防いでくれることが何度かありました。

あとはラウラの疾走付与先になるくらい。


『氷獄の王・サタン』


現在のヴァンパイアには明確なフィニッシュカード(これ出せばオッケーみたいなカード。ex,蝙蝠、イージス、リーシェナなど)が無いので、ゲームプランを簡単にしたい場合はいれても良い。

先述の通り、アザゼルの進化時効果が起動していれば多少出しやすくなる。

『哀切の悪魔』でコストが下がったらやばかった。


『破滅のサキュバス』

一人伊達ポセイドン。

セクシーとアザゼルの両方をいれた構築であれば、破滅を出すターンにはほぼ確実に復讐になってるので、常時『6/6、3点AOE、守護2大』と考えている。厄介さとしては、除去+守護2体なので、厄介さとしてはドラゴンの伊達政宗+ポセイドンに近いものを感じる。

これも見れば分かる系のカードだと思いますので割愛。


『至高神・ゼウス』

10ターン目に打てる『真実の宣告』。

一番わかりやすいフィニッシャー。

『悪逆の公爵ユリウス』が自身の効果で進化できるので、実は進化回数を稼ぎやすい。

ヴァンパイアには終盤に単体で強い札が少ない(破滅サキュバスくらいしかない)ので、ロングゲームを意識した場合に採用する候補のカードになる。

ただ前途の通り、コストが重いので枠との相談になる。


単体で効果が完結していて、終盤に1枚引ければ大丈夫なので、ピンでの採用は結構現実的だと思う。


②参考レシピ

以上を踏まえた上で、回していたリストは以下の二つです。


①自傷×復讐軸ヴァンパイア

7t目の『ヴァーナレク』効果起動+『ラウラ』進化顔からの、8t目に『破滅のサキュバス』or『絢爛のセクシーヴァンパイア』を疾走させることを理想としたリスト。

5t目までに『加虐の独房』をプレイできていると、復讐と自傷7回の条件を満たしやすかった。

参考動画↓



②アザゼル軸コントロールヴァンパイア

アザゼル進化効果でロングゲームに持ち込みつつ、破滅のサキュバスを連打し、最後はラウラ効果でセクシーやカラミティーを走らせる構築。中盤の盤面制圧力がそこまで高くない割にフィニッシュ力が低いので、ゼウスとか入れてみてもいいかもしれない。


③7/3時点で使っていた構築



まとめ

そんなわけで、以上がRoG環境における復讐ヴァンパイアについての所感でした。

この記事はRoGがリリースされる前に書いているので、環境が始まったら『全然言ってること違えじゃん』となることもあると思いますが、その時はまた新しく記事を書く予定ですので、何卒よろしくお願いします。


それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。


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