現代語訳「閑吟集」(8)

【 原文 】
誰《た》が袖《そで》ふれし梅が香《か》ぞ 春に問はばや ものいふ月に逢《あ》ひたやなう (8)

【 現代語訳 】
誰かの袖が触れたのか、梅の香りがする。誰の香りなのか春に尋ねたい。もの言う月に会って、相手のことを教えてもらいたい。


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