見出し画像

クソゲーマーは雑魚じゃないのよ『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』第01話

ビジュアルの鳥頭、インパクトがあって良いっすね!


私自身はクソゲーハンターでも何でもないけど、クソゲーを楽しむ文化は割と嫌いじゃない。と言っても、ある程度のリスペクトは必要だと思うので、叩けばいいというものでもないけれど。

このストーリーには「クソゲーを楽しむ文化」「技術が進歩すればよりクソゲーも出やすくなる」というツボを押さえて作られている奇作の予感がある。

第01話ではまだ"クソゲーあるあるをネタにクソゲーハンターの主人公が神ゲーに感動する"という構図がメインでしかなく、片想いの女の子がどう絡んでくるのかとか、あと「これそもそもどういう話なん? ただ主人公がごりごりとゲームしていくだけ?」とか気になるポイントは全然回収されてない。OPを見るに女性メンバー2人がパーティになりそうだけど、いわゆる異世界転生ものと違って現代のプレイヤー目線だから、最近のなろう小説的な流行に一石を投じている雰囲気もある。

第01話は主人公のゲーマーっぷりを見せつけられた回だった。
大体クソゲーハンターと呼ばれている人達って、何もクソゲーだからと適当にプレイするのではなく、そもそもがゴチゴチのゲーマーであることが多い。正に主人公の楽郎はその手のゲーマーだということが第01話にして分かる。キャラクリから相当拘りが感じられたり、神ゲーの感度の良さに感動しつつもメインに進まず序盤の雑魚からしっかりレアアイテムを収拾出来るようになるまでやり込んでいるところが一般ゲーマーとの差を感じる。

そして他PCとの交流もないままボスと対戦…という場面で第01話は終わり。まさかずっとこの調子で進む訳ではないので、この「クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす」というサブタイがどういう展開を産むのか全く予測がついていない。怒涛のクオリティを見せつけるアニメーションでどれだけわくわくさせてくれるのか期待大である。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?