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初めてのオシャレを「色気づいて」と笑われたら

思春期、オシャレに興味が出てきて、色々試してみたくなりますよね。初めての口紅。マスカラ。かわいい柄のワンピース。

大人の女性への第一歩。

もしそれを見た家族に、
「この子ったら色気付いて!」
「なんだその派手な服は。みっともない」

なんて笑われてしまったら。

恥ずかしくて、傷つきますよ…。
楽しんでオシャレが出来なくなってしまいます。そして、それを大人になっても引きずってしまったり。


そんな経験をしたことのある女性が、実はとても多いようなのです。

このツイートの引用RTでは、何十人かの女性たちが親、兄弟など、近しい関係の人に笑われたり非難されたりして、傷ついた経験を教えて下さいました。

こんなにいるのかと衝撃でした。しかも若い世代まで。私、昭和の話かもと思ってツイートしたけれど、現在進行形なのか…!

特に「色気付く」というパワーワードよ。
親に、性的なことを茶化されるって地獄…。
思春期の子に対してよく使われる、大人目線の嫌らしい表現だな〜と思います。

「どうして家族はこんな事を言うんだろう??」と考えてみました。


①現状維持バイアスで変化を嫌うから

人は、何かが変わっていくことに対して抵抗を感じます。「いつも通り」が安心だから。

一緒に暮らす家族にとって、口紅一つでも大きな変化に感じ、抵抗を持たれる場合があります。


少女から大人の女性に変化していく時、メイクやスカートなどの装飾的なものは華やかゆえに目を引きやすいですからね。

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オシャレは練習して上手くなるものなのですが、それを、最初のチャレンジで、「下手くそ、しない方がマシ」と言われてしまうと、多感な子の心は折れやすい。

オシャレに限らず、スポーツでも仕事でもそうですけど、何かにチャレンジし始めた人を、励ますのではなく笑う人、いじり倒す人っているんですよね…。

それって現状維持が楽で、変わっていくのが怖いという、笑うその人自身の不安の問題なんです。

だからオシャレを笑われても、それは似合ってないとか変だとか、そういう事とはまた別なのー!と、傷ついた子達を抱きしめたい…。

②その子自身ではなく、娘という役割で見ているから

そして、一番大きな理由が、

【その子を「娘という役割」で見ているから】

ではないでしょうか。

その子自身を見るのでなく、役割として見てしまってる場合。

「勉学に励むべき十代の娘」でしかない。
子供には、おしゃれも化粧も学校には必要ない行動。だから、批判する。

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そしてですね。
10代の頃にオシャレを禁止しておきながら、ある程度の年齢になれば「もっと女性らしく身綺麗にしろ」と、訳のわからない事を平気で言ってくるんですよ。
同じ人が。

言われた方は「ハァ?お前がするなって言ったんだろ!」と混乱する。


ですが、その人の中では矛盾がない。
なぜならその年齢では「身綺麗にして良い人を見つけて結婚するのが女性の役割」だと思っているからです。Oh …

このパターン、すごく多いと思いますね。娘を、「普通の女性」に育てたい親御さん。

その方々にとってのファッションとは、その立場として恥ずかしくないもの。「自己表現」ではなく、「身だしなみ」であることが多い。

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刈り上げショートやアバンギャルド、メンズライクな着こなしに文句をつけるのも同じことです。自分にとっての「普通の女子」から外れたからつべこべ言う。

オシャレを笑う家族は、その子の成長を喜んでいない

そもそも、親が買ってきた服を着てた子供が、自分で服を選び、メイクを始めるなんて、すごい成長。制服では見えないその子らしさが、より目に見える訳ですよ。

可愛くなりたい。自分を高めたい。好きな人に好かれたい。

そうなりたいという願いこそ。ああ尊い。

例えオシャレが苦手で似合ってなかったとしても、「もっと似合うものがありそうだね」と、「色気付いてみっともない」は全然違う!

笑ったり否定することって、やっと芽生えたその子らしさの否定。そしてチャレンジ精神の否定。

つまりね、その子自身に興味がないよって家族が言っちゃってる。「お前の望みなんかどうでもいいよ」って言っているのと同じなんじゃないかな。

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だから、思春期にオシャレを笑われた子は、心のどこかに「私自身を見てもらえなかった」という悲しみを抱えてしまう。

すると、ファッションで自分自身を表現することが苦手になる。
服を否定されると、大切な自分の内面を否定されるような気持ちになるから。

チャレンジが怖くなるから、目立たない服、そつのない服、人と同じ服を選んでしまい、大人になってもオシャレ迷子になりがち。


「普通になれ」と育てられた子は、自分が好きなものが分からなくなる。だって「好き」という個性を「それはおかしい」とつぶされてきたんだから。

ファッションの恨みはファッションで晴らせ


ファッションは自分らしさと密接に繋がっている。

オシャレに気後れしたり、自信がない人は、ぜひ似合うファッションやメイクを知り、好きなものを取り入れる方法を知って欲しい。

型にはめるためでなく、うまく自分らしさを表現できるようになるために。
自分が心地よく生きていくために。

パーソナルカラーや骨格診断などのイメージコンサルティングをはじめ、美容師さんや美容部員さん、ショップ店員さんに相談したりして、ぜひチャレンジしてみて欲しい。

「大丈夫かな?」という不安な気持ちに、私たちは必ず「大丈夫!」と答えるから。

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ファッションで受けた抑圧は、ファッションで解放させるのが一番だ。

あの時笑われて傷ついたその子に、今からでも、とっておきのメイクと服を用意してあげてほしい。



大阪市福島区のカラーコンサルティングサロン「ひすい堂」にてお待ちしております。

似合う色を知り、よりあなたらしく生きてください!

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