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Return to forever. Light as a feather (1973)

今日はリターントゥフォーエバーのライトアズアフェザーを紹介します。前作リターントゥーフォーエバーと同じメンバーながらバンドになるのは今作からでバンド名は前作のタイトルと同じ。ちょっとややこしいですね。LPにはチックコリアへのインタビューが載っていますがそれを読む限り音楽に対してとても真摯でかつ音楽の美や楽しさを追求しているようで好感が持てます。

メンバー
チックコリア:ピアノ
フローラピュリム:ボーカル
ジョーファレル:サックス、フルート
スタンクラーク:ベース
アイアートモレイラ:ドラム、パーカッション

You’re everything
イントロのゆらめくエレピからこれはすごいという雰囲気がすごいします。その後もスタンのベースに支えられてリズミカルなタッチのピアノ、流れるようなフルートが一つになったり分かれたりしながら展開していきます。ボーカルもジャズボーカルらしくスキャット混じりで淡々としています。

Light as a feather
始まりは前曲の続きのようですが破裂するギリギリで抑えたような演奏が印象的です。中盤から熱い演奏のぶつかり合いになり、ボーカルが入るとクールダウンして終わるという構成です。この曲のみスタンクラーク作曲、フローラピュリム作詞。(他はチックコリア作曲、ネヴィルポッター作詞)

Captain marvel
とてもパーカッシブな曲。タイトルだけ見るとアイアンマンとかが出てきそうですが。

500miles high
ボーカルが美しいナンバー。演奏はとてもエネルギッシュです。

Children‘s song
前作のような雰囲気の曲。3分ちょっとで終わってしまうのが残念です。

Spain
チックコリアを代表するアルバムがReturn to foreverなら代表曲はこれでしょう。アルジャロウをはじめカバーも多い曲ですがそれも納得の一曲です。神秘的なイントロから一転、リズミカルなピアノとパーカッション、拍手が情熱的な本編が始まるところは何度聴いてもゾクゾクします