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フュージョン、ジャズ

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フュージョンを中心にモダンジャズ、ジャズファンク、フュージョンなどをまとめてあります。
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#ケニーバレル

Wynton Kelly - It’s All Right! (1965)

Wynton Kelly - It’s All Right! (1965)

ウィントンケリーというとハードバップを代表するピアニストでリーダーとしてはもちろんサイドマンとしても多くの作品に参加しました。彼の特徴はよくスウィングしブルースやソウルのフィーリングに溢れた音色、優れたアドリブがありまた、主役をたてるバッキングができるためサイドマンとしても重宝されたのでしょう。このアルバムではそんなケリーの明るい面を強調した演奏で、メンバーにマイルスデイヴィスのリズムセクションに

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Kenny Burrell -  Midnight Blue(1963)

Kenny Burrell - Midnight Blue(1963)

タイトルに相応しいレイジーでアフターアワーズの緩いジャムセッションのような本作をブルーノート社長のアルフレッドライオンは自分の墓に入れて欲しいとまで言うほど本作を愛していました。その理由を彼は全ての音符がスウィングしているからと答えています。このアルバムを語るのにそれ以上何を言えば良いのでしょうか。

メンバー
ケニーバレル:ギター
スタンリータレンタイン:サックス(1,2,5,7)
メイジャーホ

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Jimmy Smith - Back At The Checken Shack (1963)

Jimmy Smith - Back At The Checken Shack (1963)

本作は1960年に録音されたアルバムで61年リリースのミッドナイトスペシャルと同じです。ミッドナイトはすぐにリリースされたものの本作は2年後にリリースされています。しかもその間にもっと後のセッションの録音を収録したアルバムが何枚かリリースされています。ブルーノートの録音とリリースは調べれば調べるほど謎が深まります。どこかで聞いた話ですがブルーノートがシリーズ化できるほど膨大な未発表音源集や正確な型

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Jimmy Smith - The Master (1993)

Jimmy Smith - The Master (1993)

本作はジミースミス12月の24と25日に大阪で行ったライブを収録したものです。フュージョン時代はパッとしなかったジミーですがモダンジャズが復活してきた80年代後半以降復活した頃なのでノリにのった演奏が楽しめます。またライブ日がクリスマスということでアドリブパートでクリスマスソングを交えているのがユニークで面白いです。

メンバー
ジミースミス:オルガン
ケニーバレル:ギター
ジミースミス:ドラム

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Kenny Burrell . Guitar Forms(1965)

Kenny Burrell . Guitar Forms(1965)

ジャズ界一ブルースなプレイをするミュージシャンのケニーバレルですが本作ではギルエヴァンス指揮のビッグバンドををバックに王道のジャズやスペイン音楽、ラテン音楽を披露し、一曲ではなんとアコギソロも披露しています。邦題の「ケニーバレルの全貌」というタイトルにふさわしい一枚です。

メンバー
ケニーバレル:ギター
ギルエヴァンス:指揮、アレンジ
ロジャーケラウェイ:ピアノ(1、3、9)
ジョーベンジャミン

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Kenny Burrell. God bless the child (1971)

Kenny Burrell. God bless the child (1971)

CTIのギタリストというと有名なのはウェスモンゴメリー、ジョージベンソンでマイナーどころだとジョーベックやエリックゲイル、フィルアップチャーチなどがいますがケニーバレルもCTIに一作だけですがアルバムを残しています。CTIの常連ミュージシャンとドンセベスキー指揮のオーケストラをバックにした本作。ケニーのブルージーでどこかクールなギターサウンドが楽しめる一枚です。

メンバー
ケニーバレル:ギター

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Jimmy Smith. Organ Grinder Swing. (1965)

Jimmy Smith. Organ Grinder Swing. (1965)

オルガン弾きのスウィング。ジミースミスにピッタリのタイトルをもつ本作はヴァーブでは珍しく全曲トリオ編成のアルバムです。(実際はヴァーブもスモールコンボ録音のアルバムは多いですがヴァーブ=ビッグバンドのイメージがあります)ギターのケニーバレルはブルーノート時代からの付き合いでこの後も付き合いが続いていきます。ドラムのグラディテイトはビッグバンドやオルガンのような音の厚いフロントのバッキングに長けたド

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Kenny Burrell. Introducing Kenny Burrell (1956)

Kenny Burrell. Introducing Kenny Burrell (1956)

僕がウェスモンゴメリー、グラントグリーンと並んで好きなジャズギタリストケニーバレルのファーストアルバムを紹介します。まだ若いケニーですが音楽知識や経験は充分積んでおりそのプレイは最高です。また地元の友人のピアニストトミーフラナガンやポールチェンバースとの相性の良いプレイ、バップよりのアルバムでは珍しいキャンディドのノリのいいコンガがこのアルバムをより良いものにしています。

メンバー
ケニーバレル

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Jimmy Smith. Midnight Special (1961)

Jimmy Smith. Midnight Special (1961)

ブルーノートというとモノトーンの落ち着いたオシャレなジャケットのイメージです。しかしこのアルバムはレタリングこそブルーノートっぽいけどカラフルなうえに写真もR&Bのアルバムみたい。初めて見た時違和感がすごかったです。今思うと初めて聴いたジャズギターはこのアルバムだった気もします。王道なソウルジャズですがそんな印象が今でもあって不思議なアルバムに思えて仕方ありません。

メンバー
ジミースミス:オル

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Jimmy Smith. The cat (1964)

Jimmy Smith. The cat (1964)

今日は猫の日に紹介したかったけど数が足りず諦めた猫ジャケの一つジミースミスのザキャットを紹介します。リリースがヴァーブで編曲がラロシフリン、録音はルディヴァンゲルダースタジオなのでゴージャスでいい音質の一枚です。

メンバー
ジミースミス:オルガン
ラロシフリン:アレンジ、指揮
ケニーバレル:ギター
ジョージデュヴァヴィエ:ベース
グラディテイト:ドラム

オルガンがジャズファンク化する60年代

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