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フュージョン、ジャズ

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フュージョンを中心にモダンジャズ、ジャズファンク、フュージョンなどをまとめてあります。
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#レアグルーヴ

Lou Donaldson - Sentimental Journey(1994)

Lou Donaldson - Sentimental Journey(1994)

時代は飛んで90年代。時はアシッドジャズにジャズヒップホップ、レアグルーヴとノリのいいジャズがリアルタイム以上に評価と人気を得ていた時代。ルードナルドソンもやってくれました。しかも相棒がドクターロニースミスです!60年代のソウルジャズのような緩くブルージーな演奏をしているので歳とってからのアルバムだと敬遠するのは勿体無い一枚です。

ルードナルドソン:アルトサックス
ドクターロニースミス: ハモン

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Lou Donaldson- Mr. Shing-A-Ling (1967)

Lou Donaldson- Mr. Shing-A-Ling (1967)

タイトルのシンガリンとはブーガルーから派生したダンスミュージックです。しかしルードナルドソンとロニースミスの手にかかればソウルフルでブルージーなサウンドにそこが最高にいいです。ジャケットはこの頃のブルーノートらしい女性のモデルを起用した奇妙なデザイン。トランプかタロットカードのイラストのようなデザインが面白いです。

メンバー
ルードナルドソン:アルトサックス
ブルーミッチェル:トランペット
レオ

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「ホレス流ファンク」Horace Silver - In Pursuit Of The 27th Man (1973)

「ホレス流ファンク」Horace Silver - In Pursuit Of The 27th Man (1973)

デビュー以来ブルーノート一筋だったホレスシルバーの27枚目(10インチ盤やそれを12インチ化したもの、ジャズメッセンジャーズ名義、ベスト盤込み)のアルバムです。ブルーノートといえばルディヴァンゲルダーのスタジオでの録音が有名ですがBNLAになると西海岸やNYでの録音がメインとなり本作は久々のルディのスタジオでの録音になったようです。ジャケットでは長い事スーツで決めていたホレスがスポーツウェアを着て

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笠井紀美子.  We Can Fall In Love(1976)

笠井紀美子. We Can Fall In Love(1976)

日本人のジャズミュージシャンには疎いですが渡辺貞夫さんと上原ひろみさん、今回紹介する笠井紀美子さんは好きでレコード(CD)は見つけたら買うようにしています。本作はシカゴ録音でプロデューサーにテオマセロ、アレンジャーにリチャードエヴァンスを迎えたソウルとジャズを融合したアルバムでレアグルーヴ好きならみんな気にいるであろうA面もジャズ度高めのB面もどちらも最高の一枚です。

メンバー
70年代にしては

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Roy Ayers.  Mahogany vibe(2004)

Roy Ayers. Mahogany vibe(2004)

60年代後半から80年代前半に活躍し、その後レアグルーヴ、ネオソウルブームで再び人気を集めたロイエアーズがマイナーレーベルからリリースしたこのアルバムはラッパーやエリカバドゥ、彼と同じくレアグルーヴブームで再び注目を集めたベティライトをゲストに過去の曲をネオソウル風にアレンジしています。

I wanna feel you
シンセ、オルガン、ヴィブラフォンが心地よいメロウなサウンドを作り出している

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Idris Muhammad. Power of soul(1974)

Idris Muhammad. Power of soul(1974)

ジャズに変わりソウルやファンク、ロックが人気を集めるようになった60年代ブルーノートレコードやプレスティッジはそれらの要素を取り入れたソウルジャズのレコードを多くリリースするようになります。そういったレコードは未だにレアグルーヴとして人気がありますがそんなレコードにソウルフルなリズムを刻んでいたのが本作のリーダーアイドリスムハマッド(読み方イドリスだったりムハマドだったりムハンマドだったりしてわか

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Bernard Purdie Purdie Good (1971)

Bernard Purdie Purdie Good (1971)

今日はバーナードパーディのPurdie Goodを紹介します。内容はもちろんいいですが「俺のドラムプレイかっこいいだろ?」って言ってそうなドヤ顔パーディさんも印象的です。
メンバー
Bernard Purdie:ドラム
Tippy Larkin:トランペット
warren Daniels,Charlie Brown:サックス
Harold Wheeler:エレピ
Billy Nicholes ,

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笠井紀美子 with Herbie Hancock   Butterfly  (1979)

笠井紀美子 with Herbie Hancock Butterfly (1979)

今回紹介するのは笠井紀美子とHerbie Hancock(ヘッドハンターズ)のButterfly です。このアルバムは1979年にハービーハンコックが来日した際に録音されました。ハービーは前年にヴォコーダーを使用したサンライトをリリースしており、このアルバムでもヴォコーダー使用曲が目立ちます。

メンバー笠井紀美子:ボーカル
ハービーハンコック:キーボード、バッキングボーカル
ウェブスタールイス:

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Jimmy McGriff. Groove Grease (1971)

Jimmy McGriff. Groove Grease (1971)

今回はジミーマクグリフ(ジミースミスだのドクターロニースミスだのロニーリストンスミスだの紛らわしい笑)のグルーヴグリースを紹介します。(買った理由も紹介する理由も内容はいいのにSpotifyなかったからであって、ジャケ買いではない)このアルバムは1971年リリースでこの時代のジャズファンクらしくオルガンの低音だけでなくベースギターも入っています。しかしそのブリブリなるベースとたまになるワウギターを

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Flying Funk

Flying Funk

今回は初のコンピ盤の紹介です。RCAレコードの曲からレアグルーヴ的に美味しい曲を集めたコンピ盤のようです。ほとんどは知らない人なので詳しい曲のデータは謎です。

Save me Nina simon
初期のJBっぽい演奏がかっこいい曲です。後半のたったったったっていうドラミングはセックスマシーンを思い出したり

Afro strut Nite-liters
タイトなホーンとグルーヴィーなベースが

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Lonnie liston smith& the cosmic eches   Expansions (1974)

Lonnie liston smith& the cosmic eches Expansions (1974)

今日はロニーリストンスミスの越境を紹介します。このアルバムのタイトル曲が以前レビューしたフライングファンクに収録されていてかっこいいよかったのでアルバムの方もレビューすることにしました。

メンバー
ロニーリストンスミス:キーボード
ドナルドスミス:フルート、ボーカル
Dave Hubbard:サックス、フルート
Cecil McBee:ベース
Art Gore:ドラム
Michael Carvi

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