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アドラー心理学に学ぶベンチャー組織構造における他責にしない姿勢

自分ごととして問題に向き合う大切さ - アドラー心理学の視点から

アドラー心理学は、「自己責任」の重要性を強調します。これは、自分の行動や選択に対して責任を持ち、他人や環境のせいにしないという考え方です。この原則は、ベンチャー企業のスピード感と柔軟性を保つために非常に重要。ベンチャーでは、問題が発生したときに「自分ごと」として捉え、自ら積極的に解決策を考えることが、組織全体の成功に直結します。アドラーの言う「自己責任」を意識することで、チーム全員が主体的に動くことができ、組織の成長が加速します。

コミュニケーション不足を自覚する - 組織の課題を自分の課題とする

アドラー心理学では、他者との関係性が非常に重要視されます。しかし、ベンチャー企業の忙しい日々の中では、どうしてもコミュニケーションが不足しがち。部門間やチーム内での意思疎通が十分でないと、誤解やすれ違いが生じやすく、結果としてプロジェクトの進行が滞ることもあります。アドラー心理学では、こうした他者との関係性の問題も「自分ごと」として捉え、積極的にコミュニケーションを図る姿勢が求められます。コミュニケーション不足を自覚し、それを他責にせず自分の問題として改善に取り組むことが大切です。

コミュニケーションの壁を越えるために - アドラーの「共同体感覚」を活かす

アドラー心理学の「共同体感覚」は、個々が自分の役割を果たしながら、他者と協力して目標に向かうことの重要性を説いている。ベンチャー企業においても、この「共同体感覚」を意識することで、コミュニケーションの壁を越えることができます。たとえば、部門間での連携がうまくいかないとき、「これは自分の仕事ではない」と思うのではなく、「どうすれば協力して解決できるか」を考えることが、アドラーの考え方に基づく行動です。こうして積極的に他者と協力し合うことで、組織全体の一体感が高まり、コミュニケーションが円滑になります。

少しずつ進む改善と成長の喜び - 小さな成果が生む大きな前進

アドラーは、小さな成功体験が自己効力感を高め、さらなる成長を促すとしています。ベンチャー企業でも、こうした小さな改善を積み重ねていくことで、大きな成長へと繋がります。たとえば、コミュニケーション不足が原因で発生したトラブルを、一つひとつ解決していく中で、部門間の連携が改善され、プロジェクト全体がスムーズに進行するようになることがあります。
こうした小さな成功の積み重ねが、組織全体の大きな前進を生み出します。

自己効力感をうまく説明している記事は以下。とてもためになるので、一度見ることをお勧め(私自身はスラムダンクあんまり詳しくないので、ちゃんと読みたいw)。

これからも続ける「自分ごと」の姿勢 - 持続的な成長を目指して

アドラー心理学の教えを日常業務に活かしながら、これからも「自分ごと」の姿勢を持ち続けたい。コミュニケーション不足や組織内の問題を他責にせず、自らの課題として捉え、解決に向けて行動することで、組織全体の成長に貢献していきたい。ベンチャーの厳しい環境だからこそ、こうした取り組みが実を結んだときの喜びは大きいです。これからも、このプロセスを楽しみながら、学び続け、成長していきたいと思います。

間違いなく、人間力・組織力はより高まるはず。

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