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『諜報員』 雑感・アフタートーク

2024年3月13日(水)19時開演
@東京芸術劇場シアターイースト
¥4,000

キャストさんたちのアフタートークを聞きたくて、当日券でおかわり! 同じ演目をリピートするよりは他のいろんな作品を観たい派なんだけど、今回は我慢できず、つい。
二回目の観劇だからより理解できた・・・かというとそうでもなく。たぶん己の脳みそはすでに打ち止めらしい。情けない。ゾルゲ事件について無知のまま一回目を見て(充分すぎるほど楽しめたけどもしやちゃんと知識があった上で観たらもっと面白いのかも?)と思ったくせに、結局復習もせず行ったからな・・・いや、二回目の観劇は当日思い立ったんで。

パラ定のチケットはいつも劇団先行の発売開始と同時にポチって、たいてい1~3番くらいをゲットしていたのに、今回なんとまさかの40番台。(あ、これは一回めの分ね。2回目の当日券は180くらい)チケットが届いてびっくりした。土曜日とはいえめっちゃ人気じゃんかパラ定・・・。
終演後の物販の列もエグいことになってたし。まあこれは名作『東京裁判』のDVDが発売されたので、そのせいもあるんだろうけど。
アフタートークの内容は9日と13日のとごっちゃになってるけど、これはアタシの脳みそが脆弱なせいなのでお許しあれ。
とりとめなくなりそうなので、いつもの箇条書きにて~

・題材への興味は観劇後についてくる

・野木さんは手書きじゃないと書けない。キーボードで打ち込んでるとキャラがうごかないのだそう

・設定決めたら勝手に物語が動きだすらしい。天才作家なのだなあ

たぶんここからが13日のアフト。登壇者は下記の通り。
植村宏司(MC)/井内勇希/横道毅/神農直隆(敬称略)

・まず最初に自己紹介。神農さんが年齢情報を追加したため、以降みなさん年齢を申告

・お客さんから質問を募集し、その用紙を箱に入れMCがくじびきして当たった質問に答えていく方式

A:他の人の役でやりたい役は?
神農→六鹿さん。役が確定する前は六鹿・若尾はどっちがやるか未定だった
早川・立原も未定だった。どっちにしろこのふたりが虐げられる役(笑)
立原役の役作りとして、野木さんからは「囚われた中にいる時と警察としての時とで、ガラッと変えたりしない方がいい」との指示

六鹿が早川を拷問するシーン。目でなく眉を弾いていたそう。
横道さん曰く「植村さんファンに刺されるんじゃないか」

A:皆さん、野木演出(野木語の理解)はお手のものか?
神農→分からない時は聞くだけ。野木さんは気軽に話しやすい
横道→劇団員のアプローチが四人四様だなあと思った
井内→パラドックスが1番難しい!うんうん唸ってる
言外の意味などは役者が考える
脚本家野木萌葱と演出家野木萌葱で乖離がある

A:野木さんの好きなところは?
(照れてるよ、告白のよう、との声)
植村→野木脚本が世界で一番面白い(見てますよね、と言いにくそうに。そこに「がんばれー」と野木さんの声ww)一緒にできるところが嬉しい。野木さんは不器用で正直。おためごかしはない。
井内→昔、冗談で「俺の萌葱に手を出すな」って喧嘩するという何やらがあったよね。三億円事件の初演で野木脚本に恋をした。至らないけど頑張って食らいついていきます!
神農→野木さんとはよく飲みに行くんですが・・・(井内・植村のふたりが「え?知ってた?知らない!」と身振りでやりとりしてて面白かったw)ビール一杯で酔っちゃうところです(えーそんなんだー)
横道→DVDも台本もコンプするほどパラ定のファン。脚本家としては言葉のチョイスが、演出家としては同じレベルまで降りてきて話してくれるところ

この辺で終了時間を知らせるSE。銃声ww

A:自分のセリフで気に入ってるもの(若しくは難しいところ)
井内→全部難しい。冷酷なセリフを言ってみたいとリクエストしたら「アカは全員死ね」とあって、自分がリクエストしたのに何て冷酷なんだ~!となった(井内さん可愛すぎるかよ)
神農:「リヒャルト・ゾルゲ」が言いにくい。
(井内さんは稽古の時に「同志ゾルゲ」を「ぞうしドルゲ」と言ってしまったw)
横道:全部大事。オオゴトにしないでという演出だったけど
植村:「そうですよね」・・・と言うけど、全然納得してないんですよね(これ、どのシーンか分からない💦ので、後で台本で確認したい)

以上!
パラ定でアフタートークは初めてだったので、つい2回も通ってしまった。満足。過去の公演であったアフトは都合がつかなくて。
やはりというか、こういう場に西原さんは出てこないんだな~。過去のアフトには出られたのかなあ。SNSもやってないぽいし、素のしゃべりに触れたこともほぼないので、謎なお方。ミステリアス。カッコ良すぎる。
小野さんも(ブログはやってるし、たまに動画配信もしてるけど)やはりミステリアス。演技お化けとは彼のことではないかと。

兄さんふたりと好対照な井内・植村の弟コンビ。虐げられる役に当たりがちw ややショタ好みなアタシのツボるのよね。かわいそかわいいのがたまらん(かなり腐った目線で申し訳ない)。
Mr.スマイリー井内さん演じる立原、あまりにもスパイに適してなくて、六鹿さんに認められたくて拗ねたり虚勢を張ったりで可愛いがすぎた・・・。ご本人のキャラとダブって「然もありなむ」と観ていたけど、怪人21面相(2014)を思い出すとあまりにも違いすぎるキャラで戦慄するよね。役者さんすごい。
そしてここ1、2年の植村さんの変化は一体?! キャラ変が激しすぎてびっくりよ。あまりに美しくおなりで戸惑うわ・・・。素晴らしい美声と演技は変わらずなのでそこは安心だけど。

美声といえばの神農さん、ふわんとしたお人柄もかわいらしき。若尾のキャラとのギャップよ。役者さんてすごい。MOPの末っ子くんというイメージだったので、ずっと神農くんて呼んでたけど、そろそろくんづけはまずかろうねえ。何を演じてもちょう魅力的なので追っかけざるを得ない。ろくでなしキャラも良き・・・。
警察組で並んだ時に井内くんとの身長差も萌えポイントよね。

密かにパラ定で萌え語りしていたけど、最近は同好の士もけっこう増えているようす。SNSで感想を掘ると、けっこうそれっぽい方々も多くてニヤニヤする。ファンアートなんぞもあったりして。そういう方々が増えているのかな? そのおかげでDVDが発売になったのかなと思うとありがたい。

次回公演のズベズダも楽しみ。かなりの大作らしいので、体力と財力を確保せねば。

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