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『幾つの大罪~How many sins are there?~』

2023年4月16日(日)18時開演
@EX THEATER ROPPONGI
¥8,500

この舞台、タイトルに副題がついていて長ったらしい上に、「TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-」という、これまた長ったらしい冠がついている。ブログのタイトル欄に入りきらないw
と、文句は言ったが仕掛け人はMY推しである戸次重幸その人なのである。情報がドロップされてから数ヶ月、生で彼のひとを拝めるのを楽しみにしていたのだ。しかも今回は2列目のセンターブロック。チケットの神様ありがとう!

NACSの舞台は、ほぼミリしらの状態で観た『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』(2009)と、『マスターピース~傑作を君に~』(2021)の2本を観たけれど、戸次さんのソロ企画は初めてなのだ。う~、ワクワクするぅ!
ソロ企画は過去にいくつかあったということだけど、観るのは初めて。映像でも未見なのでいつかは円盤でも買ってみようかとは思っているけど・・・(そうやって買った円盤で、実際に観たものはほとんど無いw)
俳優としての戸次さんはたくさん観てきたけど、脚本家・演出家として触れるのは初めてなので興味津々。役者として好きでも、つくり手として好みかどうかはまた別なので、ちょっと怖くもあるけど。

【あらすじ】
ゴシップ誌記者の大谷唐純(おおたに からすみ/須賀健太)は、
編集長の神崎仁美(かんざき ひとみ/馬場ふみか)から死刑囚の特集を任される。
その内容とは「本物の殺人者による殺害方法のブレインストーミング」。

拘置所で取材を受ける死刑囚は、
ダンサーの小倉トニー(おぐら とにー/前野朋哉)、
トランスジェンダーの別部麗斗(べっぷ らいど/ゆうたろう)、
漁師でギャンブル狂いの団栗伊努治(どんぐり いどはる/濱尾ノリタカ)、
芸能マネージャーの有栖郎介(ありす ろうすけ/黒岩司)、
自称ミュージシャンの燕尾一郎(えんび いちろう/波岡一喜)、
大学教授の浦洲鳶右衛門(うらす とびえもん/戸次重幸)の6人。

順調とは言えない取材期間中に、囚人たちは一人、
また一人と謎の死を遂げていく。

死刑を目前にした死刑囚たちが困惑していくなか、彼らはようやく自分達が集められた理由にたどり着き、
そして、予測不能の結末が待ち受ける───

公式サイトより

えーーーーっと、面白かったです。
番宣でご本人が仰ってたとおり、前半は笑いの要素多めで。でも後半はブラックというか、エグい部分もあったりして。まあ死刑囚がその罪について語る訳だから当然というか。
どんでん返し的な展開が2回あって、しかも含みを持たせた終わり方だったのよね。大枠では理解した(と思う)んだけど、「あれはどういうことだったんだろう?」という箇所が多数あって。
観劇からすでにひと月近く経っていることもあって記憶がふんわりしてる・・・アタマ悪いから考察とかしてると混沌の世界へ入ってしまうアタシなのであった。
だから観劇メモは時間をおかずに書かなくちゃなのに(がっくりと項垂れる絵文字)(これ一つ前のエントリでも同じこと書いたわ)
すでに考察ができるほど記憶が残ってないので、印象に残った部分をちょこっと述べるにとどめます・・・。

・席が前方すぎてOPの映像がめちゃ観にくかったw
・事前に役名と配役は出たので、七つの大罪をもじった名前なのは把握
・戸次さんの役が「色欲」とな?!(キャーーー!)
・7つの罪名、役名、役の背景や犯した殺人の内容・・・
・どれがどの人だっけ? 無理無理、脳みそオーバーフロー!
・ラストで7つの大罪について説明してくれるけどやや興醒めでは
・一件の殺人に色欲と傲慢の2人格が関わってるのとかもややこし

・こうして書き出してるとほとんど忘れてることを実感(呆然)
・観終わったあと数日はぐるぐる考えていたはずなのに~~
・今はもう戸次重幸がエロいことしか思い出せん(浅薄よのう)
・大学教授とかお堅い眼鏡キャラでエロいとか、エロすぎる
・同性同士のセックスの良さを力説する浦洲教授・・・
・ペニスを裂く話の時に男性陣が股間を押さえてモジモジw

・まったく知らなかった須賀健太くん、めっちゃ良い役者や
・神崎役はもう少し年嵩の方が良かった気がする。役柄的に
・ゆうたろうくんビックリ可愛すぎじゃない?
・仲良さそうな座組で佳き哉

ちょっと話はずれるけど。
黒岩司さんは初めましてなのにどこかで聞いた名前・・・?と思ったら、18年前に宮崎で彼のご両親に車で送ってもらった事があるんだった。見ず知らずのアタシに親切にしてくれたのよね。
堺雅人の里帰り的な二人芝居を観に行ったその会場で。「うちの息子も東京で役者やってるので、よろしくね」って言われたのよね。ああ、18年もかかってすみません。だけどちゃんと見届ける事ができて良かった! しかもこんなおもしろい作品で拝見できて嬉しいなあ。

閑話休題。

作品について掘り下げたかったはずなのに、あまりにも覚えてなさすぎてショックだなあ。これは改めて見返したい。きっと円盤出るよね・・・?
そしてネタ元になったという映画もチェックしたいね。映画のあらすじ読んだだけでもかなり「まんま」なシチュが引用されてるっぽいので興味深い。
いやー、戸次さんて明るくポジティブな人なのに、生み出す物語はなかなかダークなのがまたなんとも言えないですな。普段はそういう陰な部分をココロのどこかにしまってあるんだろうか。
過去のソロプロジェクトもどうやらダーク系らしい。やはり観ておかずばなるまいか・・・

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