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『三人どころじゃない吉三』少年社中

2023年6月14日(水)14時開演
@紀伊國屋ホール
¥7,800

少年社中を観ていたのはずいぶん昔だったとおもう。最後に観たのがいつだったか調べてみたら、たぶん10年前。『ラジオスターの悲劇』の日替わりキャスト、森下亮くんを観に行ったのが最後であった。
うっわもう10年経ったんか・・・ちなみに初社中は2008年『カゴツルベ』。しばらくちょこちょこ観てたけど、キャストのイケメン枠が増えて違和感を覚えたので足が遠のいたのであった。思い出した。
今回は『あの夜を覚えてる』の山川ありそさんがとても良かったので、久しぶりに観てみることに。昨夏の『クアンタム』はチケット取ったのにコロナに罹って諦めたとです(涙)

STORY
ある夜、同じ名前の三人の盗賊が出会う。その名は「吉三」。
僧侶崩れの和尚吉三。
浪人のお坊吉三。
そして、女の恰好で盗みを働くお嬢吉三。
名刀『庚申丸』と『百両の金』が、運命に絡め取られた人々の手を渡りに渡り…。
殺し殺され地獄絵図。三人の吉三は、ついに死に至る。
「悲劇を止めろ。時を戻す」
閻魔の力により、地獄から舞い戻ることができたお嬢吉三。
かくしてお嬢はやりなおす。三人の吉三が出会ったあの日から。
何度やってもバッドエンド!しかも、そのたびに吉三が増える。
お婆ァ吉三に、お鮨吉三。お化け吉三にお酒吉三。はては、オンリーワン吉三まで!
運命は縺れに縺れ、修復不能になっていく…!
「こいつぁ夏から 縁起がいいわえ
 夏のお江戸に、雪が降る!」

公式サイトより

初っ端からめちゃくちゃしょーもない系のギャグ連発で、アレこれコントかな~ギャグ寒いわーどうすれば?!と青くなったんだけど、不思議なものでしばらくすると慣れてきた。
元ネタの『三人吉三巴白波』は未見で、ストーリーもふんわりとしか知らなかったんだけど、人間関係すごいねえ。入り組みすぎて途中訳がわからんくなったけど(人物相関図が欲しかった)まあ基本コメディだしと頭使わず観てた。

刀剣男士(?)の登場以降はさらに混乱を極めた(アタシの脳がポンコツなだけかも)。そして何度時を戻しても運命はなかなか変えられないという定石。それでも諦めず、千回、一万回、億、兆、京・・・(いや無理すぎやろ)
最後には何とかジェノサイドを回避、それぞれの運命はちょっとずつ変わったけど大団円!

ハピエン歓迎なのでよかったよかった。お衣装華やかで目に楽しかったし。庚申丸の出立がとくに好みだったでございます。ふふふ。
ただお目当てのありそさんはさほど出番が多くなく、役柄的においしさ薄めだったので若干物足りなかったかなあ。でもお顔お姿お声をしっかりばっちりたんのう致しました。ありがとうございます。

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