後悔の消し方
カウンセラーっていう仕事をしています。
仕事を通じて、そして自分自身の経験を通じて、心の扱い方を書いていこうと思っています。
最初のテーマは「後悔」
後悔をするということは「捨てる」という覚悟を持たずに手放してしまったり、覚悟無いままに失ってしまったからだと思う。
後悔はすごく苦しい。
変えようも無い過去に囚われて、延々とそこから動けなくなる。その時の自分や他人を責め、今の自分を嘆き、現在の自分を否定する。
人生をどう生きたらいいかなんて大きなことはわからない。
けれど、とても大きな後悔を引きずっている私は、それ以外では一切後悔をしないように生きている。
後悔をしないためによく調べよく考え、安易に動かず冷静に判断する。そして選択をする時は、他の全てを捨てる覚悟を持って選ぶ。
私がカウンセリングをしている理由は「後悔をしない」選択をしてほしいからだ。自分自身がそうであるように。
そして私が唯一後悔をしていること、それを今振り返ればあの選択は間違いではなかった。
そう言えるまでにどれだけの時間がかかったかを思えば、自分にとって大切な存在や大事な場所を手放す時は、悩み抜いてから選ぶことで、そして悩み抜いた結果、手放さないという選択を選んだっていいのだ。
そう、悩んでいる時はできるだけ「手放さない」ということが「後悔しない」ための予防策ではある。
そして、後悔をしてしまっているのなら。
後悔するほど欲しかったもの、大切だったものがある人生はしあわせな人生であるということ。
それと同様かそれ以上のものを見つけることをこれからの人生の横道においたマイルストーンにしていこう。
ただし、それを人生の最重要目的にはしないこと。あくまでも、他のことを目指しているうちに、偶然手に入るくらいのもの。今の自分にとって、過去の失ったものはそのくらい小さいにはなっているんだから。