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新婚とコロナと家具


東京で緊急事態宣言が出されてから早7週間。
いよいよ、首都圏でも解除されましたね!

なんとなく自粛生活にも慣れてきて、元々が絵描き属性なのでジッとしているのも得意なわたしは再び喧噪の中に戻っていけるのか?ちょっと腰が引けちゃう気持もありつつ。やはり。

再び、なにげない町歩きや、親しい人々と心置きなく集まれる時を心待ちにしてしまう、そんな人間としての性。

ところでこのコロナ期は、わたしの暮らしも大きく変わるタイミングと重なっていました。

去年末に電撃婚して、知り合ってからまだ5ヶ月程度の彼と一緒に暮らす為、海辺の町から都心に引っ越してきたのが2月の終わり。
やっと見つけた部屋での新婚生活が始まった直後にwithコロナな生活が。

長く独身だった自分が、急に他人と密に暮らすなど、果たしてどうなるのか?と思っていたのに
さらに暮らし始めて2ヶ月も経たないうちに
夫もリモートワークになって、ずーーーーっと一緒っていう。

だいじょぶかおい〜〜〜〜!!!!
と、不安だったのですがなんとなんと。
大丈夫だった、そんな記録。

自粛期間中には、図らずも「生命力のある男性と結婚したい」という己の願いが完全に満たされている事が彼の対コロナ対策からも判明し、「料理は作れる人が良い…」と、強く願っていたことも、引きこもりライフで吉と出て。

一緒の空間ににいても苦でもなく、シビアな時事ネタもシェアしながら日々、夫が守ってくれているのを感じてホワホワと過ぎていく。
不便な生活も二人で工夫して乗り越えていけるし、

家具の揃わない部屋の中、
「ほんと、結婚って素晴らしい!
 なんで皆言ってくれなかったんだ!」
とは・・・夫談。

同じくな思いを噛み締めながら、
本来なら外へと気持ちが向くはずの時間も
ただただ彼との時間を大切にしていたのでした。

唯一、そんな日々の中でダントツ不便だったのは
家具と家電を揃えるのにショップ巡りが叶わなかったことだったけれど、先週からようやく、やっと決めた家具たちが一気に届きだし。

部屋中ガタゴトレイアウトしつつ「椅子に座れる!!」とかな“当たり前だった生活”が、実はめちゃくちゃ人間の暮らしを文化的にしてくれるんだなということを、実感して感動したり。

月末はついに洗濯機が海を渡ってやってくるらしいし、コロナが落ち着く兆しとともに、新居の暮らしも丸3ヶ月、すこし落ち着いてくるのかな?と、期待大な感じです。

数年後、ちょっと不便な巣ごもり生活の今の時間をわたしはどんな気持ちで思い出すのだろうと、ふと思いましたが・・・

ゼロから生活を立ち上げていたまっさらな日々、
有り合わせの小さな家具で不自由しながらの時間は、なかなか良い思い出になりそう。

そして、お気に入りの一つを探すために、わたしの好みに合わせた家具をせっせと調べてくれた彼の優しさとか、各種忍耐とか。

もしも、未来のわたしが彼との行く先に迷った時には、この自粛お籠もりライフの3ヶ月を綿密に思い出したら良いんじゃないか。
そんな気のする、with コロナな日々でした。

その時に初めて「コロナのある日常」が、わたしの中で、何か特別な、輪郭を描くような予感がしています。


最後にメモ。
★家具・家電はまじ偉大。
★自分の願望には従うが吉。

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